48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

法人設立のプロセス 2 ~手続

「法人設立のプロセス 1」では会社印を発注するところまでご案内しました。

 

会社名が決まり会社印を発注し、会社印がくるまでの1,2週間で次のことをやっておきましょう。

 

5 定款作りに必要な内容を決める

6 定款作り

7 定款製本

8 定款提出

9 登記

 

5 定款作りに必要な内容を決める

 法人を作るにあたって法務局に定款を提出する必要があります。

 すなわち「あなたの作る会社を示す書類」です。

 定款を作るにあたって自分で決めておかなければならないことがあります。

1) 事業内容

  よく言われますが自分が行う可能性のあるサービスはできるだけ記載しておいた方がいいです。

  こちらはご参考までに「事業内容の事例集」です。

 

2) 本店所在地

  本店(本社)を変えると定款も改定しなければならず、そのたびに30,000または60,000円の登録免許税を支払わなければなりません。なので、当分変更しないですむ場所が望ましいです。

  またこの後会社の口座を作る際は本店が所在するところを管轄している支店を指定されることがありますので、そこも留意した方がいいです。

  マンションの住居を本店に登記することもできますが、マンション規約に抵触しないか管理組合に確認しておいた方がいいです。場合によっては登記によってトラブルになる可能性もあるためです。

 

3) 資本金

  株式として資本金を積むことになると思いますが、株単価、発行可能株数、発行株数を極めます。

  株単価x発行株数=資本金です。

 

4) 役員

  自分ひとりであれば代表取締役一人でいいのですが、複数人で起業する場合は誰が役員か、何人おくかを決める必要があります。

 

5) 事業年度

  いつからいつまでを事業年度とするか、です。1月1日~12月31日とか4月1日~3月31日とか。

  私の会社は11月1日~10月31日にしています。

 

6) 発起人

  発起人の氏名と住所は、発起人の印鑑証明書に登録されている情報での記載になります。

  これは定款登録の際に印鑑証明書による照合を行うためです。

 

6 定款作り

 必要な情報が揃ったらいよいよ定款作りです。

 定款のテンプレートは公証役場のページでみることができます。ここで自分の会社規模に該当するものを選んで、コピーをしWordのようなアプリケーションにペーストして編集をするといいでしょう。

 私の会社は私一人ですが、いずれ成長することも考えて、「中小会社2:取締役1名以上」のテンプレートを使いました。

 

 記載ができたら本店所在地を管轄している公証役場に電話しましょう。

 それは自分が記載した定款をチェックしてもらうため、ファックスもしくは持ち込みでやり取りをするためです。

 電話で法人設立にあたって定款を作成したのでチェックしてほしい旨相談してください。

 公証役場からOKがでたら、チェック完了です。

 内容に大きな不備がない限り2,3日くらいで終わります。

 

7 定款製本

 そしてチェック済の内容で記載されたファイルを印刷します。A4で片面印刷が一般的です。

 定款提出には3部必要になります。

 印刷が終わったらホッチキスで止めて、製本テープで止め部全体を覆うように綴じましょう。

 

8 定款提出

 公証役場に定款認証のためのアポをとり、訪問日程を確定されましょう。

 指定された日に実印、印鑑証明書、製本済定款3部、91,000円をもって公証役場へ行ってください。

 91,000円は定款認証、謄本代、印紙代の合計額です。

 小1時間ほどで手続きはおわります。

 

9 登記

 認証された定款、会社印、自分の実印、印鑑証明書、150,000円(登録免許税)+α(手数料)の金銭をもって法務局へいきましょう。法人設立登記をしたいと言えば、丁寧に案内してくれます。

 ここで会社印の印鑑登録をするといいでしょう。

 ここで法務局のチェックが入り不備なければ受理されます。

 記念すべき会社登記の日は、この「提出した日」になります。

 法務局からは「これから1週間くらい連絡がなければ受理されていると思ってください」と

 あっさり言われます(笑)

 なので提出後一度法務局に行って登記済かどうか確認してみるといいでしょう。

 

これで基本的な手続きは完了です。

 

次からは、実際に会社のオペレーション立上げで必要なことについてご紹介します。