48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

追悼

1週間ほど前、Sさんの訃報をうけました。

昨年9月にある知人が集めた30人ほどのお茶会で知り合った方です。

実はその時はすでにガンでStage4の状態で、

本来ならもっと早くなくなってもおかしくなかったそうです。

お茶会を開いた知人の施術によって

余命数ヶ月と言われたものが2年、3年と生きながらえたんだ、と。

そんな不思議な事があるものなんだな、と思って話をきいていたのですが、

まあ、博識で頭の回転がキレっキレな方でした。

IT業界でカリスマの方たちと一緒にお仕事をされたご経験もあるそうです。

何がすごいって、その話しぶりです。

初めてお会いしたにも関わらず

その話っぷりに引きずり込まれました。

その後ご縁あってSさんの事業の話をきかせていただく機会をいただきました。

「日本がもっている技術はすごいんだよ。

まだまだ捨てたもんじゃないよ。

俺におまけでもらった命を使って

これを世の中に役立たせたいんだ。」

ものすごいエネルギーでした。

私のような若輩が何ができるわけでもなかったのですが、

とても丁寧にエネルギッシュに説明してくれました。

少しでも何かきっかけになればと思い、

前職時代の同僚と引合せる機会を設定しました。

でてきたビールにはほとんど口をつけず

ひたすらどの同僚に熱い思いをぶつけていました。

後からきいたのですが、本当はお酒が大好きで

体調崩してからは飲まなくなったそうです。

今年になってほとんどご連絡をいただけず

Sさんと一緒にお仕事されている方に

「最近Sさん大丈夫ですか」

と一度お伺いしたときは

「大丈夫だよ」といっていただき

それ以上は失礼と思ってそのままになってしまっていました。

入退院を繰り返していたそうです。

今回も退院の準備をしようとしていた矢先に

様態が急変してしまったそうです。

告別式はわずか7名。

でもSさんは機密事項を扱っていたこともあるため

SNSはまったくやっておらず

連絡先を知っている人も少なかったといいます。

Sさんらしい告別式だったかもしれません。

たまたま昨年事業のお話を伺ったときに

Sさんのビデオを撮影していました。

喪主を務められていた娘さんに

そのことをお伝えしお送りしました。

喜んでいただけたそうです。

Sさんから使命感のもつエネルギーの強さを教えていただいた気がします。

空の上から私の行動をみていただけると嬉しいな。

「それはちょっと甘いんじゃないの〜?(^^)」

時々そんな風に叱咤してほしいものです。

走り抜けた人生だったと思います。

いずれ私も空の上に行くときがきますが、

Sさんから「やるじゃん」と言っていただけるよう

1日1日を大切に行動していこうと改めて思いました。

合掌

写真は夜シェアハウスで住人の人が作ってくれた食事。

最初は2人だった食事がどんどん人が集まり

最後は7人にもなって賑やかな夕飯になりました。

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