48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

歴史的会談

headlines.yahoo.co.jp

 

本日の話題はなんといっても米朝会談の実現でしょう。朝鮮人民共和国(以降「北朝鮮」と記載します)が建国以来初めて米国と首脳会談が行われたのです。

 

途中状況が二転三転して、我々のような一般人はだいぶ振り回された感がありますが、始まってみると見事にアジェンダ通りに会談が進められた印象があります。

 

米朝だけでなく、実の多くの人達がこの日のために多くの労力を投じたものと察します。そんな方々には心から敬意を表したいと思います。

 

国際政治は表向きと裏とでは違う世界がある、と見たほうが現実的といつも私は見ています。なので表向き友好な空気であっても実務レベルではかなり熾烈な交渉や駆け引きがまだまだ続くのではと察します。

 

なのでこの会談をいいとか悪いとか評価することはできません。

 

でも国同士が武力でぶつかるという危険性を小さくする方向であってほしい、と節に願っています。

 

私は1966年に生まれましたが、それ以降で“歴史的”と感じた“米中国交正常化”、“ベルリンの壁崩壊・ソビエト連邦解体”、“9.11アメリ同時多発テロ”に匹敵するくらいの大きな出来事だったのではないかと思います。

 

あ、この“歴史的”はあくまでも個人的な見解です(^^)

 

“米中国交正常化”は米ソ冷戦で2極構造だった中で第3極として中国が国際政治の表舞台に登場したという点です。

 

ベルリンの壁崩壊・ソビエト連邦解体”は文字通り冷戦構造(大国バランス)の崩壊、東西ドイツ統一で国際情勢が大きく変わりました。

 

“9.11アメリ同時多発テロ”は戦争の大義名分が「侵略」から「打倒テロ」に大きく転換した事件だと思っています。

 

今回の合意が“歴史的”になることの期待は、米中の歩み寄り。

 

米中は軍事衝突の可能性をちらつかせるようなことは表向きしていません。ここは米ソの冷戦時代と大きく異なります。

 

今の米中の対立は米国の対中貿易赤字の大きさが要因です。

www.nikkei.com

 

2017年の米国の対中貿易赤字は約87兆円。これって2012年のイタリアの国家予算に匹敵する大きさです。ちなみに2012年のイタリアの国家予算は世界第7位です。

 

先の日経の記事によると米国の貿易赤字対象第2位はこれまで日本だったのがメキシコになったようです。安い労働力で車の製造工場がメキシコにつくられ、そこからの輸入が大きな要因の一つとなっているようですね。

 

だからトランプ大統領は「メキシコに壁作ってやる!」といっているのでしょうか(^^)

 

私は米国の対中貿易赤字の軽減に北朝鮮が関与するのでは、と思っています。

 

例えば北朝鮮への取引を中国経由にすることで米国からの輸出を増やし、北朝鮮には中国製よりも米国製を優先させて輸出する、とか(^^)

 

北朝鮮はいろいろな資源、物資を必要としているでしょうし投資も必要とするでしょう。市場規模がどの程度期待できるのかは定かではないですが・・・

 

北朝鮮の国家予算は日本の1万分の1くらいと見積もる向きがあります。

http://www.dprk-nk.com/archives/225より)

 

国家予算額からすると大した額ではないですが、経済圏をこれから成長させることを考えるとそれなりの額になるかもしれません。

 

ま、これはただの妄想ですが、今回の会談において米中が何かしら合意したからこそ実現したのではと勘ぐっております(^^)

 

となると米中双方になにかしらのメリットがあることが背景にあってもおかしくはありません。ロシアはどう思っているんだろう・・・沈黙が怖い・・・

 

ま、何はともあれ日本上空をミサイルが飛んでいくリスクは軽減されたように思えます。