48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

マネーワールド

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実家のハードディスクレコーダーに録画されていたNHKスペシャ「マネーワールド〜資本主義の未来〜」を見ました。

 

爆笑問題がMCを担当、2年前に1回目のシリーズが放映されて以来今回で3回目のシリーズになるようです。

 

第1集のタイトルは「お金が消える?」でした。

 

私のような経済の素人でもいま起きている現象をわかりやすく説明してくれています。

 

お金を作っても経済が回らない

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今は中央銀行、すなわち実質国がお金の発行を管理していて金融政策の要となっています。

 

ものを作ってそれを買うためのお金を国が発行する、そのお金が国民にまわってきて、お金を得た国民がものを買う。

 

これで経済が回る仕組みが作られていたんですが、ここ数年は国がお金を発行しても経済がまわらなくなってきたそうです。

 

普通お金を発行すると、量が増えて受け取れるお金が増えます。すなわち収入が上がる方向です。

 

それによって消費も進むので、経済が回る、というのがこれまでの仕組みだったのですが、お金を発行しても収入が上がらなくなってきたのです。

 

発行したお金はどこへ消えたのでしょう?

 

経済学者の分析によると「地下組織」に現金が流れている恐れがある、らしいです。

 

「地下組織」は非合法な活動を行っているところです。

 

テロ組織とか、ギャングとか・・・

 

なんと・・・もしそうならば経済発展の前提が大きく崩れることになります。

 

進むキャッシュレス化

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一方でキャッシュレス化がどんどん進んでいるそうです。

 

北欧ではATMを廃止して現金流通率が1%台にまで下がっているところもあるとか。

 

中国では13億人がスマホ決済を利用しているそうです。

 

まだまだ投機利用がほとんどの仮想通貨にしても、通貨信用の元が国ではなくユーザー自身にあるところに画期的な要素をもっていて、今の貨幣とは性質が異なります。

 

身近なところにも変化は起きています。

 

最近よく耳にするのは「100万円の現金と100万ユーザーのフォロワー、どちらが欲しい?」という問いかけです。

 

今は現金よりもフォロワーに魅力を感じる人が少なくない、そうです。

 

「私、こんなにお金があるの」ではなく

 

「私、こんなにフォロワーがいるの」が自慢になる世界。

 

これも性質は違えどキャッシュレス的な動きのような気がします。

 

確実に変わっていく価値観

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そんな今の世でもお金が大切なことにはまだ変わりはありません。

 

それでも以前ほど「お金のために」という感覚はなくなってきている気がします。

 

少なくとも今私がやっている事業は「お金を稼ぐこと」を目的としていないです。

 

だから「お金を稼ぎたい」という方とパートナーになれないんですね(笑)

 

お金を持つことは大きなパワーでもあります。

 

第2集でもやっていましたが、世界のトップ8の資産を足し合わせると、貧困層から数えて全世界人口の約半分にあたる36億人の資産と同じらしいです。

 

「格差」と言われている現象です。

 

お金を握っている人がパワーを持つ、それがこれまでの実態だったんですね。

 

キャッシュレス化はある意味このパワーバランスにも影響を与えるかもしれません。

 

もちろん急激な変化はかなり困難なので、新しい価値の軸へ今の貨幣から移行する過渡期は存在するでしょう。

 

少なくとも「お金以外の価値観」というものを自分で見つけていくことは、これからの社会で重要な行動になると考えます。

 

キャッシュレス化の動き、これからどんなインフラ、人物、仕組みが出てくるのかちょっと注意深く見ていきたいですね。