48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

消えた天才たち

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お正月期間はテレビでは特別番組が編成されています。

 

妹夫婦が家族で実家にきて賑やかな夕食を一緒に過ごして嵐が過ぎ去るように帰った後、両親と何気なくみたテレビがTBSの「消えた天才〜超一流が勝てなかった人」という番組。

 

内容は以下の通り

  • テニス:松岡修造が叶わなかった人
  • 野球:松井秀喜が叶わなかった人
  • 箱根駅伝:神野大地(青学の山の神といわれたランナー)が叶わなかった人
  • サッカー:槙野智章が叶わなかった人
  • プロレス:北斗晶が叶わなかった人
  • 野球:斎藤佑樹早実時代の仲間たちのその後と同世代の駒大苫小牧のある選手のその後

 

TBSのホームページにも記載されています。

消えた天才 〜超一流が勝てなかった人 大追跡〜|TBSテレビ

 

著名人の意外な一面が見れるかなと観ていたら最後までみちゃいました(^^)

 

ここで「超一流」として取り上げられた人たちはそれぞれの分野でトップアスリートとして活躍した人たちです。

 

そんな人達がかなわない、というんだからどんだけすごいんだ?という期待感を持たされますね(^^)

 

箱根駅伝の神野の件以外はいずれも若かりし頃に対戦した人たちです。

 

  • 松岡修造は辻野隆三氏に2勝4敗と対戦は負け越していた。
  • 松井秀喜山口哲治氏に3打数0安打に抑え込まれた。
  • 槙野智章は松本侑士氏をディフェンスで止められずハットトリックを決められた。
  • 北斗晶は坂本あけみ氏に新人王戦で完璧に3カウント負けした。

 

当時のビデオなども放映されましたが、確かに「天才」たちはすごいプレーをしていました。

 

そして彼ら一流選手たちがリベンジする機会なく、その天才たちは消え、一流選手は日本を代表するアスリートとなります。

 

なんともドラマチックな展開です。

 

なぜ天才は消えたのでしょう・・・

 

  • 辻野隆三氏は海外選手との体力差に愕然とし自分に自信がもてなくなった。
  • 山口哲治氏はドラフトで指名されず進んだ社会人野球で故障した。
  • 松本侑士氏は人見知りが災いしてサンフレッチェJrに落選した。
  • 坂本あけみ氏は反則技ができず悪役に徹っしきれなかった。

 

これらが直接的な理由です。

 

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辻野氏の場合、日本のプレーヤーは誰も100位以内に入っておらず世界から取り残されていた時代。

 

「やっぱり駄目なんだ」と思ってしまっても仕方がない環境だったんです。

 

IMGというトップエージェントと契約できたのですが、大した成績も残せず引退します。

 

一方松岡修造は「自分はトップに立てる」と自分を信じて高校を中退してアメリカへ留学、そしてついにウィンブルドンでベスト8という快挙を達成します。

 

自分を信じることができたかどうか、それだけの違い、“かも”しれませんが、当時海外で活躍できるなんて夢見たいな時代だったときに、自分を信じ切って行動し続けた松岡修造がすごいな、と思いました。

 

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松井秀喜山口哲治氏にやられたのは中学の大会です。

 

ナゴヤ球場で中学時代にバックスクリーンにホームランを打つなど中学から有名だった松井秀喜ですが、山口哲治氏の正確なコントロールを駆使したピッチングに全く歯が立たなかったそうです。

 

山口哲治氏の学校は全国大会ベスト4までいったそうです。

 

山口哲治氏はその後松井秀喜と同じ星稜高校に入学し甲子園で活躍します。

 

夏の甲子園が終わりドラフト会議で松井秀喜は4球団競合の末巨人に入団、一方山口哲治氏はどこからも指名がなく失意のまま社会人野球に入りますが、途中で故障し26歳という歳で引退します。

 

この差は高校時代の成長ぶりだったのではないかと思います。

 

中学では全国トップレベルだったかもしれないけど、高校に入って松井秀喜を始め多くの球児のレベルがぐっとあがり、相対的に山口哲治氏のレベルが下がってしまったのかもしれません。

 

ここではその後も成長し続け球界を代表するバッターになった松井秀喜の凄さを改めて思うのです。

 

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槙野智章が松本侑士氏とサッカーで対戦したのは小学校のとき。

 

抜群のセンスで松本侑士氏はチームを牽引していたのですが、中学にあがってサンフレッチェJrの入団テストに落ちてしまいます。

 

どうも2次試験の面接が理由だったそうです。

 

人見知りの松本侑士氏は自分をうまくアピールできなかったそうです。

 

一方槙野智章は自分が日本を引っ張るんだ、という熱いメッセージを発していたとか。

 

サンフレッチェJrの職員が言うには「同じ技術力であれば自己主張が強いひとのほうがプロとしてやっていける可能性が高い」とみているそうです。

 

ここでは中学生にもかかわらず「俺が日本を引っ張る」と豪語してその後も成長を続けた槙野智章の凄さを感じます。

 

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坂本あけみ氏は北斗晶と対戦したとき、北斗晶はすでに人気も実力もあったそうですが、まだ身体が小さく体力的に坂本氏が有利だったようですね。

 

セコンドから反則技を使え、と言われても生来の優しさが災いして悪役レスラーになりきれず、プロレスは苦痛でしかすぎなかったようです。

 

北斗晶はその後身体を鍛えトレーニグを積んで数々のタイトルをとっていきます。

 

「消えた天才」たちは、技術的に一時期全国トップレベルにあったのですが、さらにそれを高めるということができずに消えていきました。

 

一方「消えた天才」たちにやられた一流アスリートは、もちろん元々高いレベルにあったもののその後トレーニグを積んで自分に負けることなく一流選手になっていきます。

 

ちょっと毛色の違う箱根駅伝の例では、神野大地が憧れる先輩出岐雄大(できたけひろ)氏が消えた天才だったのですが、彼は元々サッカー好きで陸上が好きでなかったので社会人になってからのハードトレーニングに対してモチベーションを維持できなかったのが消えた理由だそうです。

 

  • 才能がある
  • 好きである
  • 継続する意思を持ち続けられる

 

一流になるのはこの三要素が必要なのかな、というのが私の印象でした。

 

才能がない場合、どうしましょう(^^)

 

  • 好きである
  • 継続する意思を持ち続けられる

 

この2つだけでも一流半くらいにはなれるんじゃないかな(^^)

 

一流になるにはやはり才能は避けられないと思います。

 

一方クオリティが低ければただの二流です(^^)

 

これはひとえに修練が足りないから。

 

だから才能はないけど修練を積みある程度のクオリティに達することで一流半、という定義です(^^)

 

一流半も悪くないと思うなぁ。。。

 

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シェアハウスの庭に育つオリーブの木が大きくなりすぎるので毎冬伐採するのですが、のこぎりで見事に指を切る失態(^^;;

 

しばらく血が止まらず痛みに悶える三が日開け。

 

こちらは三流(笑)