この1週間で2箇所ほどお墓参りをしてきました。
1つは前職でお世話になった大先輩で一昨年の秋に亡くなられたFさんのお墓。
もう1つは高校時代の同級生で6年前の正月明けに亡くなったKさんのお墓。
Fさんは前職時代バッテリーの専門家として活躍されていて、いろいろなことを教えていただきました。
退職されたあとはご自身の専門分野を活かして、技術者の派遣会社を立ち上げてお忙しい毎日を送られていらっしゃいました。
私個人はどちらかというと現役時代より、退職された後の方がお話する機会もあったような気がします。
それは今私が前職のOBの人たちで毎年1〜2回開催されているゴルフコンペ。
当時の役員の名前が冠でついていたのですが、当の役員が退職され「会社を離れて皆さんで純粋にラウンドを楽しみましょう」ということで、冠名を変えて運営しています。
現役時代から重ねてすでに昨秋で29回を数えるこの会、Fさんは第1回から第21回まで連続出場されていました(^^)
2014年秋の第22回を前に体調を崩されて連続出場が途絶えた時はまさかもう会えないとは想像だにしておりませんでした。
年賀状は2016年までいただいておりましたが、2017年の正月には返信が途絶えてしまい心配をしていました。
そしてその年の秋第27回開催直前に訃報が飛び込んできました。
第27回は追悼コンペとして黙祷を捧げました。
一周忌が終わった後奥様にお伺いしてやっとFさんの墓前にご報告に伺うことができました。
「やっときたか(^^)」と笑顔で迎えてくれた気がします。
高校の同級生だったKさんの訃報も突然でした。
前職の退職が決まり引き継ぎなどもほとんど終わって退職後の自分に思いを馳せていた2013年の1月、突然同級生のUさんから「Kさんが亡くなった」と連絡が入ったのです。
何がなんだかわけがわからず、夜に友人がくるというアポをキャンセルしてもらって仙台から東京に向いました。
Kさんは自分で会社を立ち上げて活躍していた起業家。
正月体調がすぐれないと会社に連絡が入ったけど週明けに無断欠勤となったので社員が自宅にいったところすでに亡くなっていたそうです。
太っていたわけでもなく、マラソンで身体を鍛えていて、急死する理由がまったく思い当たらないのですが、現実に彼は旅立ってしまったんです。
6年前のことなので実は今年は七回忌なんですね。
亡くなったときの葬儀から一度もお参りをしていなかったので、Uさんに場所を問合せたら、彼も一緒にいってくれるということで当日2人で行ってきました。
亡くなる前に同窓会で会って以来だからほんとに久しぶり。
見た目に新しそうな墓石にはKさんの名前だけが刻まれていました。
墓石に向かって手を合わせているとKさんの笑顔が浮かんでくるようです。
「やっと会えたなぁ」とほっとしました(^^)
1週間で偶然にも2つのお墓参りをすることになりましたが、先のFさんといい、Kさんといい私に浮かんだイメージはいずれもお二人の笑顔だったこと。
それがお参りしてよかったなぁ、と思わせてくれたのかな。
昨秋も野球部の同期の墓参りに行ってそして年明けに2つ。
まさか呼んでないよな(笑)
私はまだまだ現世でやることがたくさんありそうなので、もう少しこの世界で頑張りますので、しばらくはお参りでご挨拶に行くことにします(^^)