48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

スーツについて思うこと

先日このブログで出るに任せて気持ちを書かせてもらった元上司の葬儀。

 

訃報をもらってから1週間という時間が過ぎたこともあり気持ち的にはだいぶ落ち着いている気がします。

 

午前中定例の業務で外出しその足で葬儀場へ向かうため、朝起きて着る服はいつものジーンズではなく黒いスーツ。

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私が持っている礼服はなんせ就職前に母に買ってもらった肩パットバリバリの礼服なので、「昭和記念博物館」なるものがあれば寄贈したいくらいで、平成も終わろうとしているこのご時世に着る勇気はさすがに私もなく・・・

 

6年くらい前に作った黒のスーツは裏地がキラキラしていて不釣り合いだし・・・

 

やむなく12〜3年ほど前に半分オーダーメイドで作って着ていなかったスーツを実家から持ってきてそれに袖を通すことにしました。

 

このスーツ、以前女性の友人に「これはダサいから着ないほうがいい」と面と向かってダメ出しされたスーツで、それ以来服のセンスの無い臆病な私はずっとしまいっぱなしだったのですが、そうも言ってられず・・・

 

誰か私に礼服を選んでくれる人はいないだろうか・・・(笑)

 

 

 

会社を辞めてからというもの、すっかりスーツ離れしてしまいました。

 

昔職場の人が「スーツは戦闘服だ」と言っていました。

 

確かにスーツを着ると身が引き締まりますし、スーツの人はそれなりに威圧感を感じます。

 

言ってみれば鎧を身にまとうようなものなのでしょうか。

 

だからなのかなぁ、スーツに抵抗を感じるようになったのは。

 

私の仕事では1人1人と相対して信用関係を構築していくことが大切です。

 

こちらが身構えると相手も身構えます。

 

相手に心をひらいてほしい時は、こちらから先に開いている姿勢を見せます。

 

だから着飾ることは必要ないだけでなく、むしろ不要なことなんです。

 

以前私が運営しているシェアハウスに内見に来てくれた方がこんなことを言っていました。

 

「あなたが普段着でよかった。これまで内見してきたところを案内する人はみんな不動産屋さんでスーツ来ていて怖かった」

 

なるほど、そんな印象を与えていたんですね。

 

 

 

なんでスーツ来なきゃいけないんだろう。

 

身なりや格好を重視している?

 

確かに「メラビアンの法則」では「第一印象は出会って数秒で決まる」といいますね。

 

視覚の要素が55%、聴覚が38%、言語が7%だそうです。

 

なるほど、「見た目」は大切ですね。

 

スーツを来ていると引き締まったとかカッコイイという印象を与えるかもしれません。

 

私なんぞは「スーツの裏側にある素顔はどうなんだろう」なんて思っちゃうので、高いスーツ来ている人はただの見栄っ張りに見えることがなくはない(笑)

 

最近はインスタ映えさせるために写真加工や「盛る」演出がよく見られます。

 

「これじゃ現物と全然違うじゃん!」なんて笑い話には事欠きません(^^)

 

洋服も広い意味で「盛る」演出かなぁと。

 

スーツが好きな人はスーツを着ることを楽しんでいいと思いますが、「スーツ着てこい」と強要するのはどうだろう。。。

 

社交場でドレスコードを要求してくるところがありますが、それはそれで一種の衣装なのでいいと思います。

 

でも仕事場でスーツ着る必要性を全然感じない(^^)

 

動きにくいし、高いし、クリーニング代はかかるし、活動という点ではなんの利点も感じないんですよね。

 

スーツは格好いいし、見栄えもいい。

 

ファッションとして楽しむ、それもいい。

 

でも人間関係を築いていく時に鎧は邪魔な存在。

 

仕事は信用に基づくものだというのが私の考えなので、仕事場では普段着で十分じゃないかなぁ。

 

とはいえ会社には魑魅魍魎な人々がいてそれらから身を護るための鎧は必要か・・・

 

 

 

私は普段着のままでいたいな。

 

ボロ服やダサい身なりしているかもしれないけど(^^)

 

内面に目を向けてくれる人、そんな人とのお付き合いが増えていくといいなと。

 

まぁ、自分のファッションセンスのなさの言い訳と言われればそれまでですが・・・

 

はい、否定しません(笑)