48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

重い決断・・・

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う〜ん、ついにこの決断をしなくちゃいけなくなったか。。。

 

「再契約しません」

 

シェアハウスは多くの人達が生活環境を共有するため、ある程度ルールを設定し利用者がそれを守る前提で成り立っています。

 

契約は一般賃貸契約ではなく、定期建物賃貸借契約を締結することが多いです。

 

一般賃貸契約は自動更新が設定されており、入居者が居住を希望した場合原則その希望は通ります。

 

実質貸主は契約の継続を止める権利がないに等しいです。

 

一方で定期建物賃貸借契約は契約期限があって自動更新は設定されておりません。

 

そのため、期限がくるたびにその後契約を締結するかどうかを貸主と借主が合意をすることで次の契約が締結されます。これが再契約です。

 

そのため、貸主が契約の継続を止める権利を有します。

 

やむなく特定の借主と契約をしないという選択とすることで、シェアハウス内のコミュニティーを守ることが可能となります。

 

 

 

とはいえ、この権利を乱用することは貸主に一方的な権限を持たすことになるので、貸主と借主との間に契約とは別の力関係が発生する恐れがあります。

 

なので貸主側はこの権限の行使に対して十分慎重になる必要があります。

 

 

 

私もこれまで「再契約をしません」とこちらから言ったことはなかったのですが、ついにこの権限を行使することになりました。

 

理由は再三のルール違反。

 

シェアハウス内のルールは、ルールを違反すると他のハウスメイトに影響を及ぼすことが規定されています。

 

それはできる限り個人の自由を尊重しつつ、他者との共有空間を上手に活用してもらうためです。

 

したがってルール違反をするということは、他のハウスメイトに何かしら迷惑をかけることになります。

 

 

 

私の見えないところでいろいろとルール違反がされているらしいことは耳にしています。

 

本人の特定がされていない場合、特定が困難な場合はあえて深入りしないようにしています。

 

ところが今回は本人と特定できる目撃者がいたこと、それを基に本人に事実確認をしたところ、事実であることを認めたこと、そしてそれが複数回に及んでいたこと。

 

一番大きかったのは、一度私が本人に注意を与え「二度としません」という誓約をやぶって同じルール違反をしたこと。

 

 

 

ん〜〜〜。

 

 

 

約束を破るということは、約束事である契約を結ぶことができないということでもあるというのが私の考え方。

 

そして社会の中で生きていくのであれば、他人とかかわることは避けられず、深いにしろ浅いにしろ人間関係が発生します。

 

人間関係を良好にすることは、社会の中で生きていく上で大きな武器となります。

 

人間関係を良くするには、まずは「信用」なのかと。

 

信用できない人には手は差し伸べられません。

 

お金や物は返してくれる信用がないから貸してくれないだろうし、約束を守ってくれる信用がなければ契約も結べません。

 

 

 

これは映画のコッドファーザーのような世界でも同様だと思います。

 

裏切り者は制裁をうけていますしね。。。

 

 

 

さてどうしよう・・・

 

 

 

もしかしたら今回を機に気持ちを入れ替えてくれるかもしれない。

 

でも、前回ちゃんと話し合ったにもかかわらず、同じことをやったということに対して私の姿勢を見せる必要もある。

 

 

 

できる限り利用者のみなさんには「いい期待」をするようにしています。

 

疑うのではなく、期待。

 

 

 

今回の期待は「このあとルールを守ってくれるか」ではなく、「今後社会の中で生きていく上で信用について真剣に考えてくれるフック」に今回の経験がなってくれることにおきました。

 

おこがましいといえばおこがましいんですけどね。

 

その人の今後の人生にどれほどの影響があるのかは、知る由もありません(^^)

 

こちらとしても、せっかく入ってもらった入居者をまた募集して、見学案内して、契約して、オリエンテーションやってと、いろいろ負荷が増えるので本来はこのままでいてくれる方が、経営的にはありがたいといえばありがたい。

 

でもね、やはりスタンスはちゃんと見せておかないといけないな、と思ったんです。

 

 

 

なかなかきつい決断です。