48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

どうとらえるか

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船堀のシェアハウスは床面積が広い上に人数も多いので、清掃が大変です(^^)

 

いつも大活躍の主婦Tさんにお願いしているものの、とてもとても時間内に終わらないので私が床掃除を担当しています。

 

1週間もたつと床は見事に汚れます(笑)

 

ひどいときには土足じゃないか、と思われるくらい白いフローリングが白く見えないことも。。。

 

毎回リセットをかけるためには、雑巾がけが必須となります。

 

コンビニなどで見かける電動のフロアクリーナーがあるといいなぁ、なんて思うのですがそんな機器を買う余裕はありません(笑)

 

ということで150〜200平方メートルの床を雑巾がけしていきます。

 

 

 

  • 台所のコンロ下、シンク下
  • 食卓テーブルの下
  • ソファーテーブルの下
  • 勉強用のフリーデスクの下
  • 洗濯機コーナー
  • 洗面所のフロア

 

などなど、汚れの激しいところはたくさんあります。

 

昔の自分だと「あ〜、こんなに汚しちゃって・・・どうやったら汚させないようにできるだろう」なんてことを考えながら汚れをとっていたことでしょう。

 

これって結構ストレス感じます。

 

「きれいであってほしい」という期待が、唯の期待を超えて「きれいな状態に維持してほしい」という要求に近いレベルまで昇華されちゃっているので、そうでない状況に直面すると、そのギャップ感がストレスを生むのです。

 

 

 

シェアハウスの運営を初めて自分で掃除をするようになってからでしょうか、汚れに対する見方が変わってきたんですね。

 

きっかけは「自分で汚して放置しちゃっていたことに後から気づいた」ことでした。

 

な〜んだ、自分でもできてないじゃん(笑)」と思ったら、「そら他の人だってできないときはあるよなぁ〜」と思えるようになり、「だったら『きれいだったらラッキー』くらいがちょうどいいんじゃない?」と思えるようになりました。

 

そう、「過度に期待しないようにした」です。

 

これだけで結構ストレスを感じなくて済みます(^^)

 

 

 

次に「なんで汚れるんだろう?」と考えてみました。

 

きれいにしてもらいたいなら、まず汚れる原因を考えてそれに手が打てれば、直接的ですからね。

 

確かに現象だけみると、

 

  • お菓子をこぼしたから
  • 汁物をこぼしたから
  • 消しゴムのカスをすてたから
  • 包装のきれはしをほっといたから

 

 

などなどまあ、色んな理由がでてきます。

 

それらをさらに突き詰めてみて私がだした結論は「人が使うから」でした。

 

 

 

そう、誰かが使えば多少の差はあれど汚れるんですよね。

 

もちろん、テーブルを拭く、とかゴミを拾うとかで程度を軽減することは可能ですが、あくまでも程度です。

 

たとえばアメリカ大リーグではベンチでたべたひまわりの種のカスでベンチはきったないんです。

 

これ、このあとベンチを掃除する人の仕事を奪わないようあえて汚くしているようで、現地では当たり前の感覚だったりするらしい。。。

 

いろいろな国の人達が集まってる中、「ゴミを作ったら捨てるものでしょう!」といったところで、ピンとこなければ何度言ってもこちらの期待通りの行動にはならないでしょう。

 

常にそこに住んで一緒に行動していれば日々いろいろ指摘しながら、改善ははかれるかもしれませんが、なんせ週に一度の訪問頻度では限界があります。

 

 

 

なので、汚れが酷いな、と思ったら「今回はここよく利用されたんだな」と思うようにしました。

 

設置した環境や設備、備品が利用されることは、運営側としても好ましいことです。

 

例えば勉強机。

 

実はリビングに余ったテーブルを「自由に活用できる机」として、キャスター付きの椅子とホワイトボードをつけておいてあります。

 

ここの足元の汚れが最近とても激しい(^^)

 

食べ物のカスもあるんですが、一番多いのは「ホワイトボードのマーカーのカス」なんです。

 

ホワイトボードのマーカーは消されたあと液体部がなくなって黒い塗料のカスが残るんです。

 

それが下におちて踏んだり、キャスターで転がることによって、床が黒く汚れます。

 

すなわち、ホワイトボードを使う機会が多そうだ、それはすなわちここで勉強する時間が多そうだ、すなわちこのテーブルはハウスメイトたちの役にたっているようだ、と想像が膨らむわけです。

 

週に28時間という制限付きながらアルバイトをやり、学校に通い、2年以内に日本語をなんとか習得しようと、ハウスメイトたちは勉強に真剣です。

 

彼らにとって勉強できるスペースはとても重要なスペースなんですね。

 

そしてホワイトボードを使うということは、仲間同士で勉強をしているということであり、シェアハウスならではの良さを活かしているんです。

 

実際その様子を見たこともあります。

 

 

 

そんなシーンが浮かんでくると、床の汚れはむしろ嬉しく感じるくらいです(^^)

 

床掃除は大変ですけど、それはストレスではなくなります。

 

彼らが日々成長している環境を整えているんだ、というやり甲斐になります。

 

 

 

他にも台所の洗剤が減っていたら「洗う機会が増えた」と捉え、その理由は「食器の利用が増えてきたわけで、生活拠点として落ち着いてきたか」とか考えます。

 

ティッシュやキッチンペーパーの使用量が増えていそうだったら、「きれいにすることを少し意識し始めたかな」とか(^^)

 

 

もちろん最終的には直接見聞きすることで確信に近づける必要がありますが、少なくともいきなりストレスを感じることはなくなりました(^^)

 

 

 

「汚れている」ということをどうとらえるか。

 

その捉え方で利用者の生活を応援することもできれば、否定することもできます。

 

 

 

直接携わることの醍醐味、ですね。