(画像はNHKスペシャル「ダビンチ・ミステリー1 幻の名画を探せ〜最新科学で真実に迫る」より引用)
この1週間、なぜかダビンチでした(^^)
録画していたNHKスペシャル「ダビンチミステリー1」と「2」をみて、つられてNetflixで「ダヴィンチコード」と続編「天使と悪魔」も観てしまった・・・
NHKスペシャルはダビンチに関わる最新情報を、Netflixの映画はダビンチを題材としたエンターテイメントを提供してくれている。
そういう意味でNHKスペシャルはなかなか興味深かった(^^)
「ダビンチミステリー1」では、ダビンチの自作かもしれないという2枚の絵を最新科学の力を借りて鑑定していく様子を紹介してくれ、ダビンチのとてつもない技術力の高さの一旦を垣間見させてくれます。
「ダビンチミステリー2」では、絵画だけでなく様々な学問で天才ぶりを発揮したダビンチの「万能ぶり」をAIを活用して紐解くという面白いアプローチを見せてくれます。
どちらもダビンチの凄さに言葉も出なくなりました。
ダビンチの絵にしか表れない分析結果。
これが他の誰も真似できないであろう技術によってもたらされていることは驚きです。
それに加えて万能の天才たることを紹介した第2集を見ると、ダビンチは宇宙人だったのではないか、とさえ勘ぐってしまいます(笑)
「それでも地球は回っている」で有名なガリレオは、地動説を唱えるも天動説を支持する教会からの圧力に屈して主張を取り下げます。
しかしそれから遡ること90年前にダビンチはすでに自分のメモに「太陽は動かない」と書いてあったそうです!
日本を代表する測量家伊能忠敬から遡ること300年、ダビンチは忠敬にも負けないくらいの精密な地図を作成していた、とか・・・
いろいろなエピソードが紹介されてとても興味深い特集です。
一方映画の2作は、エンターテイメントなので史実とは異なるストーリー、いわゆるフィクションではありますが、実在の組織名をあげて「事実に基づいている」といったので、相当論議を呼んだようです。
真剣に信仰されている方々にとっては気分のいいものではないかもしれませんね。
鍵となるのがダビンチの「最後の晩餐」という絵画で、そこに聖杯伝説をくっつけたフィクションなのですが、NHKスペシャルを観た後だと、ん〜・・・
なんかダビンチの扱いが軽いというか、ただの小道具的な扱いがちょっと気になりました。
むしろ第2作の「天使と悪魔」というようにタイトルにダビンチを使わないでほしかったなぁ(^^)
ダビンチは天才が故に聖杯のこともお見通しだった、と言いたかったのかなぁ。
サスペンスものとしては、予想つかない展開もあり楽しめる要素はたくさんあります。
ただ多くの人が死んでいく展開は、できればそうでないほうが個人的には好み(^^)
NHKスペシャル、ダビンチの続編、やってくれないかなぁ。。。(^^)