(画像:Netflix公式ページより引用)
友人がFacebookで「テイラー・スウィフトのファンでない人には特にみてほしい」と投稿されていたこのドキュメンタリー。
Netflix限定で約1時間半に渡るテイラー・スウィフトの特集です。
もともとテイラー・スウィフトにはあまり関心を持ったことはなく、
1億人を超えるフォロワー
Shake it Offがバカ売れ
モデルのような美貌
くらいの印象しか持っていませんでした。
先日の英語耳で岸講師が「カントリーの歌手だった」ことを紹介していたのですが、それすら知らなかった(^^)
10代からスター街道まっしぐらだった彼女が、いろいろな過程を通って政治に関わる言動もするようにもなり、新たな若者にとってのオピニオンリーダーとなっていく様子が描かれています。
10歳過ぎたころには自分で曲を作ってみんなに披露し、喝采を浴びることがとても好きだったテネシーの一少女。
そんな彼女はカントリーミュージックが大好きで、16歳でデビューを果たし、数々のAwardを受賞します。
飛ぶ鳥落とす勢いの彼女にも試練が待ち受けていました。
- ネットやメディアを中心とした誹謗中傷
- お母さんのガン宣言
彼女はそこで「何が大切なことなのか」ということを考え始めます。
日本でもメディアやSNSでの誹謗中傷のことが取り沙汰されますが、アメリカのはひどいですね(笑)
よくもまぁ、こんなひどいことを電波に載せて平気に言えるもんだ、と思います。
「自分は歌手であって、人に嫌われるようなことはしない。だから政治的発言はしない」とずっと思い込んでいたし、回りからもそう言われていたテイラー。
ディクシー・チックスというカントリーの大御所だった歌手が、当時のブッシュ大統領(息子の方)を批判した際、ものすごいバッシングを受けた経緯も、そのスタンスの理由でもあったようですね。
しかし地元テネシーで、トランプを支持する女性が上院議員に立候補するとテイラーには我慢のできない感情があふれてきました。
「人に称賛されることが何よりも嬉しい」が小さい頃からテイラーだったのですが、ここから大きく変化していきます。
賞を受賞した時に、両親以外に自分のこの喜びを分かち合えるパートナーがいない、ととても寂しい表情を見せるテイラー。
人に喜んでもらうことを何よりも喜びとするテイラー。
心無い言葉や行動に傷つくテイラー。
そして自分は役に立つことをしなければ、と行動を起こしたテイラー。
テイラー・スウィフトという人間が気になってしまう要素満載です(^^)
これを、「プロモーションの一種だろう」と冷ややかに受け取るのもあり。
「実は民主党(テイラーが支持を表明した政党)のプロパガンダだ」と受け取るのもあり。
いろいろな受け止め方があるだろうと思いますが、私は素直に、テイラーは素敵な人に感じました(^^)
そこにはプロフェッショナルという誇りも感じます。
先日の英語耳セミナーで取り上げたKobe BryantのSpeechでも
もし君たちがやっていることを愛し、そしてそれを幸せに感じているのなら、どんなにきついことや困難があってもいずれ報われるよ。
というフレーズがありました。
If you love what you do, and if it’s making you happy, all the hard work and perseverance will pay off.
奇しくも2人のスターが同じ土俵に乗っているような気がしたのです。
テイラーにはなぜ多くのフォロワーがいるのか・・・
もちろんプロモーション的な活動もあると思うのですが、ベースは「魅力」なんですよね。
自分の才能を磨き、「魅力」を創出し、人々に届けることに努力をしてきたことがベースにあるんだと思います。
彼女のスタジオでの創作活動は、ホントアーティストそのものですね。
その辺のアイドルとは次元が違います(笑)
まだ30歳になったばかりの彼女に、50をゆうに過ぎたおじさんは、生き方のモデルケースを見せてもらったような気がします。
それからプロフェッショナルはやはり素敵ですね、魅力があります。
他のことはできなくても、何か1つの魅力だからこそのキラリ感もいい。
(もちろんテイラーは1つに限らず多才多芸で天は何物(なんぶつ)も与えてずるい、と思える人ですが・・・)
テイラーを支えている人たちもみなさんプロフェッショナル。
プロフェッショナル同士の信頼関係がいいなぁ、と感じます。
評価はいろいろあるかな、と思いますが私はこのドキュメンタリー、結構いいな、と思いました(^^)