48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

読後感想〜「経営の見る眼」

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今回個人的に読んだ本です。

 

経済を見る眼

 

誰に紹介してもらったか忘れてしまったのですが、積読になっていたので手にして読んでみました。

 

これは世の中の中間管理職、中小企業経営者や経営メンバーの人たちにとっての教科書とも言える本ではないか、というのが私の所感です。

 

実に、企業というものの活動についてわかりやすく論理的、かつとてもフェアな見識を伺うことができます。

 

この本が出たのは2007年。

 

私が仙台で事業企画として事業部の経営的な仕事をやっと1年こなしたばかりのころ。

 

今から思えば、経営について赤面するぐらい素人でした。

 

そんな私が当時この本に出会ったとしてもあまり身につかなかったかもしれません。

 

というのも、自分が今起業して小さな法人を運営し、自分で事業を考え行動しなければならないという環境で積んできた経験があるからこそ、この本に書かれていることにたくさん共感したかもしれないからです。

 

普段本を読む時はざ〜っと読んでしまうことが多いのですが、この本に限っては一度読んだ後復習でまた読み、付箋がめっちゃつきました。

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あまり付箋をつけるたちではないのですが、今回ばかりは子供がシールを貼り付けるがごとく、ベタベタ貼りました。

 

そして、マインドマップを書こうと思ったのですが、この付箋にメモを書いてはっつけていったら、ノート一杯になってしまいました(笑)

 

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付箋の粘着力が弱いので、ペラペラめくれてしまい、仕方がないのでテープで貼り付けました(笑)

 

2007年といえば、村上ファンドのファウンダー村上世彰氏がインサイダー取引で逮捕された翌年。

 

日本でも「物言う株主」が存在感を出してきており、欧米では会社は株主のもの、という認識が当たり前のものでした。

 

そんなご時世だったのに、この著者は「株主主権と従業員主権のバランス」を説いています。

 

会社というところは、「稼いで所得を得る」ことと「勤めるという行動をするところ」と言っています。

 

昔は前者しか認識できていませんでした。

 

そして、会社は所得を得る「経済組織体」であり、人が集まり行動をする「職場共同体」である、と定義しています。

 

だから経済組織体の主人公である「株主」と職場共同体の主人公である「従業員」両方に主権があってしかるべき、と言っているのです。

 

 

 

こんな視点で、

  • 第1部:働く人と会社
  • 第2部:企業とは
  • 第3部:リーダーのあり方
  • 第4部:経営の全体像
  • 第5部:経営を見る眼を養う

 

という5部構成でまとめられています。

 

私が普段思い入れを持って取り組んでいる姿勢だったり、まだまだ及ばないところだったり、自分の思考、行動にとっていい指針となってくれそうな本です。

 

いい本に出会いました(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経済を見る眼