48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

いや〜、まいった

この状況下では、風邪一つひいてもかなり不安になります。

 

前にもお伝えしましたが、シェアハウスは外出自粛要請の中仲間たちと直接会って話ができる良さがある一方、誰かが発症するとそこがクラスターになりかねない、というリスクがあります。

 

なので、ハウスメイトに体調不調の人がでるとかなり神経を使います。

 

先日船堀のシェアハウスに行くと、ハウスメイトが「ルームメイトの調子がおかしい」と連絡をくれました。

 

この日は清掃デーで1人でやっていることもあり、時間が気になったのですが事が事だけに作業を中断して本人に会いに行きました。

 

たまたま別のハウスメイトが体温計をもっていたのでそれを借りて図ると、38℃。

 

ただ咳はなく味覚も嗅覚もあるということだったので、ルームメイトに「もし様態が変化したらすぐに連絡をよこす」ように伝えて、清掃を済ませて帰宅しました。

 

帰宅してからこちらの清掃に着手。

 

リモートワークしていたハウスメイトが手伝ってくれて(嬉しかった〜〜(T_T))、予想以上に早く終了。

 

実はこの後に昨日ブログでお伝えしたオンラインセミナーが控えていました。

 

講義は講師の方々に仕切っていただくのですが、オンラインセミナーのホストとしての役割があり、これがなかなか作業の多い役割だったのです。

 

みんなが集まり「さあ始めましょう」とスタートした直後、手元にあったスマホに、船堀の「なにかあったら連絡するように」と伝えていたハウスメイトがSOSのメッセージ。

 

オンラインが始まっちゃったので今抜けるわけには行かず、合間を縫って船堀とメッセージのやりとりをすることに。。。

 

講師の方々にはブレイクアウトのタイミングで事情をお伝えし、時間延長ができないことを伝え時間内の終了の協力をお願い。

 

講師の方々がうまくまとめていただいたおかげで時間内に終了し、そのまま必要と思われる荷物をいくつがバッグに詰めて船堀へ向かいました。

 

 

 

現場について本人と対面。

 

確かに苦しそう。SOSを送ってきたルームメイトに話を聞くと、私が清掃終わって帰ってから咳をし始め、ぶるぶると震え始め、舌先の感覚がないと言っている、と。

 

熱を測るとやはり38℃超え、そして確かに咳をしている。

 

日本語を話せるハウスメイトにコロナ相談室に電話して対応を相談するよう伝えて家を出てきたのですが、なかなか電話がつながらないと。

 

熱、咳、舌の感覚なし、はかなりコロナの可能性が高い、とちょっと覚悟しました。

 

まず、ハウス全体に病人が発生したこと、病人に近づかないこと、病人は部屋に隔離していること、トイレを専用に指定したことを伝達。

 

貸主の会社に電話して万が一のことがあったとき、ハウスの対応を手伝ってもらうべく社員の派遣(もともとここに住んでいた人)を要請し、一度は了解をもらったのですが、社内で協議をし派遣はできない、と連絡。

 

病人はロシア語を話しするのですが、英語と日本語は苦手。

 

ルームメイトがロシア語と英語をネイティブに扱えるので、彼に通訳をお願いして本人とコミュニケーションをとっていました。

 

応援もないかぁ、まいったなぁ。。。と思いながらコロナ相談室に電話を続けていたら、やっと繋がりました。

 

ハウスに到着した1時間後くらいでしょうか。

 

症状を話ししたところ、コロナの疑いは低いけどインフルエンザの恐れがありそうだから、早く病院に連れて行ってあげてください、というアドバイス

 

ところが、この病人、3週間前に日本に来たときに短期ビザだったため日本の保険は持っておらず、ロシアの保険会社がカバーしている病院でないと保険適用ができない、と。

 

え〜〜。

 

保険会社からの連絡を待っているが、なかなかこない。。。

 

しかたがないので、とにかく水分とって暖かくして寝るよう指示。

 

ルームメイトは感染の恐れがあるので別部屋を用意すると伝えたのですが、「こいつの様態が急変したら気づいてあげられないじゃないか。俺は同じ部屋に寝る」と強硬に主張。

 

長いこと話をしましたが(英語だから疲れるんです、これが・・・(^^;;)、本人は主張を曲げなかったので、やむなく認めることに。

 

夜ふかし組のハウスメイトたちと夜2時過ぎくらいまで話をして、ソファで仮眠。

 

夜に活動するハウスメイトが実に多いことに気づきました(^^)

 

シャワー浴びる人、料理する人・・・

 

眠れない夜とはこのことですね(^^)

 

 

 

朝になって何も連絡がこなかったので、空いている部屋に移動してベッドに横たわりちょっと睡眠。

 

ルームメイトが起きてきたので様子を訊くと、まだ本人は寝ていると。

 

しばらく部屋で仕事をして、本人が起きたという連絡をうけて対面。

 

だいぶ落ち着いていて熱を測ると37℃。

 

笑顔もでていて立って歩くことも。

 

保険会社から連絡がきたか?と訊くと「まずPCR検査を受けて陰性だと判明してから出ないと病院を紹介できない」ときた。

 

なんだと〜〜。

 

PCR検査なんて簡単に受けられるわけではないし、受けられたとしても検査自体に時間がかかるので、判明するまで下手したら数日かかってしまう。

 

もう一度コロナ相談室へ電話。

 

これまたつながらない・・

 

リダイヤルすること34回目、やっとつながりました。

 

すると「PCR検査は、病院で”検査の必要性あり”という診断がないと受診できない」だそうです。

 

鶏と卵、チキンアンドエッグ・・・

 

それを本人に伝え、保険会社に交渉しろと指示。

 

だいぶ時間がたって保険会社がPCR検査の必要性について病院にかかった費用を保険でカバーすると連絡がきたので、夕方近くの病院に向かいました。

 

やっと・・・

 

午後の診断時間が15時から、という内科に行くと、発熱した患者は17:30以降でないと受け付けない、という表示・・・

 

え〜〜!

 

Google mapでしらべて近くの別の内科にいったら、そこは18:30以降でないと受け付けない、と。。。

 

まじか・・・

 

もう一つ近くにあったのでそこに行くと、受け付けてくれることになり、やっと受診できることに。

 

ロシア語→英語→日本語という3ヶ国語の通訳の往復。。。

 

それでも申込みをしたら、「外でお待ち下さい」と病院から追い出されてしまった。。。

 

なんだかもやもやするものがありましたが、仕方がない。。。

 

それでも順番がすぐに来て診断してくれた先生、看護師の方々が親切に対応してくれたのには救われました。

 

レントゲンもとって肺炎が起きていないことを確認。

 

咳も止まっているし、熱も37℃で上がる気配がない。

 

ということで「異常なし」の診断。

 

まあ、”異常”はあったんだけど治っちゃった、ということですね。。。

 

診断書をもらい、心配していた費用も手持ちの現金でカバーできたので、まずは一安心。

 

ハウスメイトには経緯の説明ともう安全であることを伝達して、帰途につきました。

 

 

 

今回学んだこと;

  • コロナ相談窓口に電話はかかりにくい
  • コロナ相談窓口の方たちはとても丁寧に対応してくれている
  • PCR検査は病院でその必要性を診断してもらわないと受診できない
  • 病院によっては発熱患者は通常の開業時間と異なる時間帯を設定されていることがある
  • 病院は発熱患者とそれ以外の患者の時間をわけているため、実質開業時間が長くなっている

 

医療従事者の方々が前線で頑張っていただいていることを文字で見ることは多かったですが、実際に体現をして改めて強く感じました。

 

本当に皆さん、ありがとうございます!

 

できることは限られていますが、できうる支援をいろいろな形で行っていこうと思います。

 

まずは手持ちが少ないマスクですが、持っている在庫を船堀のマスクをもっていないハウスメイトに配りました。

 

そして渡すときに「必ずマスクをすること」と「自分が感染者になる恐れがあり、それは殺人者と変わらないこと」というキツめのメッセージを伝えました。

 

1人1人の協力が必要なときですからね。

 

1人でも多くの人が協力できるようにしていくことも支援活動と思います。

 

f:id:almater2014:20200417192106j:plain

帰宅して、久しぶりにワインをかって家飲みをしました。

 

ずっと家飲みは控えていたんですが、この時ばかりはなにかリセットしたい気持ちが強くて。

 

部屋に閉じこもってだまってビデオ観て、ワイン飲んで、チーズとバケット食べて自分が落ち着くのを待ちました(^^)

 

いや〜、まいった。。。