48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

音源付き絵本を取り込んでみた

英語の個人レッスンで、「絵本を教材に使ってみよう」という話になりました。

 

先日もここでご紹介しましたが、

 

やさしい英語で

たのしく

繰り返し

 

音読できる教材はトレーニングにいい、という条件を満たす教材として音源付きの絵本もいいね、という流れからです。

 

たまたま知人に紹介してもらった音源付きの絵本を私がもっていたことも後押し。

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ディスニーのZoopopiaです。

 

英語耳をひらこうセミナーでも何度か取り上げてくれた映画で、私もBluRayを買って何度も観た秀逸のアニメです。

 

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アメリカで3歳時以上向けとして販売されている絵本で、現地価格で約7ドル(日本円にして750円くらい)なんですが、Amazonでは中古で2600円強、新品では7,500円強もしていてびっくり!

 

(2020年6月18日現在の価格。私が2019年10月に購入した時は1,000円しませんでした)

 

なので昔みたいに本をバラバラにしてスキャンするという乱暴なことはできないなぁ、と。。。

 

絵本のテキストを電子化する

まずは絵本をスキャナ付きプリンターを使ってPDFに取り込み。

 

特殊な紙サイズですが、1ページずつスキャン。

 

この段階では文字も「画像」になっているため、OCR(*)をかけて文字を「テキスト」に変換します。

 

OCR光学文字認識(Optical Charactor Recognition)のことで、活字画像を文字コードに変換するソフトウエアのことをいいます。

 

PDFのファイル形式はAdobeが世界に広め、OCRAdobeの付属機能として以前は使えていたのですが、昨今のサブスク流行りでしっかり高額有料機能になってしまいました。

 

OCRAdobeの他にも各社いろいろ出していて、文字の変換性能を競っています。

 

OCRをかけるメリットは

 

PDF内でテキスト検索ができる

PDF編集ソフトで編集が可能になる

PDFの容量が小さくなる

 

などの点が挙げられます。

 

性能もピンきりで、あまり上手に変換できないものもあれば、かなりの乱れた文字列でも変換してくれるものもあります。

 

そんなソフトを比較評価したサイトもあります。

monomania.sblo.jp

 

MacにはOCRが入っていないので、私はWindowsにインストールされているAdobeの古いVersionに搭載されていたOCR機能をつかっていましたが、MacOCRはないか探してみたんです。

 

結論からすると、日本語の変換が上手なOCRはほとんどWindowsのみ対応で、一部Mac用も同梱しているソフトがあるのですが、過去のレビューをみるとあまり使えないという声が多く、正直Macに向いているOCRを見つけるのは大変。

 

無料版をインストールして調べてみるのもできますが、時間がなかったので今回は見送り。

 

Windows PCに入っているOCRを使って変換をしました。

 

最も簡単と思われる英語の変換だったのですが、それでも誤変換はいくつかあります。

 

ま、これでテキストになったPDFのファイルができあがりました(^^)

 

検索機能も使えるようになり便利。

 

今回36ページほどでしたがファイルサイズは13.6MBでOCRかける前とほとんど変わらず。。。

 

音源の取り込み

続いて音源の取り込み。

 

MacではDVD Playerを接続して音源のCDを挿入すると、ミュージックが立ち上がって自動的に取り込んでくれます。

 

Macの場合は自動取り込みだとaif(またはaiff)で変換されていることが多いので、教材化するときにはMP3への変換が必要になります。

 

その方法はこちらを参照ください。 

www.almater.jp

 

さて通常ならここで終わりなのですが、もうひと工夫。

 

「情報をみる」で、ミュージックに取り込んだ音源のプロパティをひらきます。

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「歌詞」というタブに移動します。

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ここで左下にある「カスタムの歌詞」をオンにします。

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OCRをかけた絵本のPDFから、文字部分をコピーしてここにペーストします。

 

ページごとにコピー&ペーストをしなければならないので、ちょっと手間はかかります。

 

またOCRは完璧ではないので、ところどころで変換ミスがあります。

 

ペーストしたときに”スペルミス”を表す赤い点線が下線に現れるので、そこを原文とあわせてチェックし必要に応じて修正をいれいます。

 

緑色の点線が下線にある場合は”文法ミス”をあらわすので、スペースをいれたり、分途中の改行を直したりすると改善されます。

 

するとこんな感じになります。

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ここで、OKをするとペーストした文章が記録されます。

 

Macの場合Itunes Matchに登録すると、icloudを経由してどの端末でも同じコンテンツを共有することができます。

 

Macで登録したこのZootopiaをiphoneで聴くことができるわけです。

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ここで音源のZootopiaをタップして、左下のアイコンをクリックすると、さきほど記録した絵本のテキストがでてきます。

 

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そう、すなわちミュージックに絵本のテキストを取り込むことができたんです。

 

これで出先でちょっと時間があるときや、カフェなのでディクテーションしたり、音読したり、テキスト確認しながらリスニングしたり、と絵本教材を使ったトレーニングができるんですね。

 

個人レッスンで使った教材をこのようにミュージックの「カスタム歌詞」機能を使ってテキストを音源と一緒にして持ち歩くようにしています。

 

聴き込んだ音源なら歩いているときにリスニングや音読のトレーニングになるし、ちょっと忘れたときなどに信号待ちでテキストを確認したりできるんですよね。

 

もちろんipadでもできます(^^)

 

 

 

Macユーザーの方々のご参考になれば。。。