48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

読書会〜「Life Shift〜100年時代の人生戦略」

今年最初の読書会の課題図書は

昨年11月邦訳が出版されてすでにベストセラーになっている

「Life Shift〜100年時代の人生戦略」

 

Work Shiftの著者リンダ・グラットンの著作。

たまたま昨年末にWork Shiftを遅まきながら読んだので

個人的にはシリーズとして読めた印象です。

 

医療技術の発達によりこれからは人生100年が当たり前になってくる中で

どうやって豊かな人生を送っていくのか

その考える視点を紹介してくれている本です。

 

すなわち定年退職する年齢である65歳前後で

残り十数年と思っていた余生が

35年前後もあると

収入面や普段の過ごし方は今までの考えでいいのか

という問題提起でもあります。

 

私が本著を読んで新たに得られた気づきをご紹介します。

1 人生ステージ

 これまでは「教育」「仕事」「引退」という3ステージに分解できる。

 これからは「仕事」の時間を増やす必要があり、

 この「仕事」の中に新たなステージが生まれる。

 (転職、独立など)

 

2 現在バイアス

 遠い先の話なら受け入れられるけど

 直近のことには自分の欲求にまけてしまうこと。

 とても耳が痛いです(笑)

 CO2削減には賛成だけどガソリン車に乗っている、みたいなことですね。

 

3 資産の形

 有形資産と無形資産に別れる個人の資産。

 そのうち無形資産は「生産性資産」「活力資産」「変身資産」にわけられる。

 とてもわかり易い定義で、自分の現状をすっきりと振り返られます。

 

4 レクレーション(娯楽)からリ・クリエーション(再創造)へ

 時間の過ごし方で、自分が心がけていた気持ちを文字化してくれました。

 

5 貯蓄は消費の先延ばし

 金融リテラシーがこれから大切になるということなんですが、

 今使わないことで将来の糧につなげる、という意識を改めて実感

 

本の趣旨は他にあるとは思いますが

自身がどう感じるかはひとそれぞれ(^^)

 

読書会では「これを20歳前後の人が読んだらどう感じるだろう」

という声がでました。

確かに40歳前後の我々からすると(私は抜けちゃいましたが・・・)

どう感じるかとても興味津々です。

 

最後に、これからの生き方という意味で

Work ShiftとLife Shiftはいずれも一度読んでおいたほうがいい本だと思いました。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

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