成人の日、頼んでいた着物が届かず一生に一度のイベントが台無しになった「はれのひ」事件。
成人式当日まったく連絡がつかなかった社長が後日会見を行い、「経営が悪化していて、いろいろ対応していたから成人式当日は対応ができなかった」と釈明。
この成人式の事件は報道で大きく取り上げられたこともあり、くだんの社長は世間から非難を集中的に浴びることになりました。
悪化した経営を立て直すべく必死に行動していたと弁明していた社長、ついに詐欺容疑で逮捕されるに至りました。
「詐欺容疑」は立派な刑事事件です。
会社の経営状況をいつわって銀行に説明し融資をうけようとした、というのが容疑の内容だそうです。
この報道がでて驚いたのは、詐欺で逮捕されたことでなく、「債務超過中に年間4,500万円を報酬を受けていた」という記事。
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会社の実情は他人にはわからないことがたくさんあり、その事情の真意について外野がとやかくいえない部分があると思っています。
だから本人が「東奔西走していた」という会見について、頭から否定する姿勢は控えていました。
しかし・・・
2017年末には経営が厳しくなっていたことが判明し、成人式用の手配をかけているというのに、自分は報酬をうけていたという報道をうけて、控える姿勢は一気に失せました。
人を踏み台にして平気な人だったんですね。
人に迷惑をかけて困らせることより、自分の欲求を満たすことを優先した、ということです。
毎年4,500万円の報酬をもらっていたとしたらそれなりに貯蓄はあってもおかしくないでしょう。
それなら1〜2年無収入でも生きていくことは可能と思えます。
しかし、社長はできなかった、あるいはやらなかった。
こういう経営者は彼だけでないでしょう。世の中にはたくさんいるんでしょうね、残念ながら。
こういう人を見分けるのはなかなか簡単ではないですね(^^)
消費者である我々がいろいろと経験して目利き力をあげていければいいのですが。
今回の事件ではこの社長のような経営者がいるという残念な事実はありましたが、赤字覚悟のボランティアでギリギリまで対応しようとしていた関係者の方々、成人式で着物を着れなかった人たちに「もう一度成人式を」を立ち上がってボランティア活動をされた方々がいらっしゃったことは、とても救われた気持ちです。
自分はそういった活動に参加できず、なんとなく情けない気持ちになりましたが、「いつかは自分も」と思うようにしています。
自分が頑張ることは将来なにか役に立てることにつながります。
今日は猛暑日でしたね。
暑さに負けずがんばりましょう(^^)