このブログで何度かご紹介させていただいているコーヒー焙煎の香藏(かぐら)さん。
先日お邪魔したときに「これから導入しようか考えている豆があるんですよ」と2種類の豆をおすそ分けいただきました。
こんな豆です
グアテマラは中米でメキシコに国境を面している国でコーヒー豆の産地としても有名です。
このゴールデンバレンシアというのは、グアテマラ市から東へ30kmほどいったところにあるバレンシア地区のリオ・コロラド農園を中心に周辺の54農家の豆をブレンドして作られた種類のようです。
(引用:
グァテマラ ゴールデン パレンシア - コーヒー豆の通販なら自家焙煎珈琲工房まめぞう)
もう一つはこちら。
エスプレッソレディと呼ばれているようです。
調べてみるとブラジルコーヒーの一つでミナスジェライス州のノーヴァ・レゼンデという地域にあるプラナウト農園で栽培されているものをさすようです。
注1:ネットで調べるとノーヴァ・レゼンデは「ノバヘセンデ」と表記しているところが多いですがGoogle Mapだと「ノバヘセンデ」では表示されません(^^)。ノーヴァ・レゼンデまたはNova Resendeで検索できます
注2:プラナウト農園は現地の表記ではFazenda Planaltoです。Google Mapでこのスペルで入力すると検索ができます。サンパウロから350kmほど北へいったところです。
ここの農園の特徴は、「通常赤い実(コーヒーチェリー)を収穫するのですが、プラナウト農園ではグレープ色の身になるまで樹の上で甘味を保持したままの状態で樹上完熟させて、完熟実だけを特別に収穫している」ところにあるそうな。
(引用:
プラナウト農園(通称:エスプレッソレディー) | 8COFFEEROAST)
私はコーヒーの知識は皆無なので、知識を覚えるよりはまず飲む!(笑)
試飲タイム
ということで飲み比べてみることにしました。
この日は朝から涼しくてホットコーヒーが飲みたい気分だったのでよかった(^^)
この豆が膨らんでお湯をうけているところがなんともいえません(^^)
んで、じゃじゃ〜ん!!
このコーヒーを入れたところにハウスメイトのMさんが登場。
彼女もよく朝コーヒーをミルでひいて楽しむコーヒー大好き人間です。
折角の機会なのでぜひ試飲してもらって感想を聞こうと思ったら
「お〜、香りが違う!」だって(笑)
早い・・・
ということでさっそく飲んでいただきました。
コーヒーもお酒も嗜好品なので、人それぞれに好みがあり、美味しいかどうかはその人なりにあります。
なので、美味しいかどうか、ではなく、どんな印象かを聞いてみました。
ま、これも主観的ではあるのですが、美味しい・美味しくないという“評価”ではなく、“印象”であることが大事。
“印象”は人の妄想をくすぐるいい刺激にもなります。
印象
グアテマラゴールデンバレンシア
プロの評価では「柑橘系の香りと黒糖のような甘み、赤ワインを思わせるような風味」と言われているようです。
私個人の印象は、
- コーヒー好きには落ち着ける味わい
- まろやか
- 香りが上品
なんと掴みどころのない表現・・・
しかも全然プロの評価と被らない・・・
下手な食レポよりタチが悪い・・・
Mさんの印象が興味深い(^^)
- 香りがコーヒーっぽい
- あっさり
- 女のことに例えるなら「王道いってるかわいい子」
- 万人受けしそう
- 広く愛されるタイプ
面白い(^^)
こういう表現力、ほしい。。。
エスプレッソレディ
プロの評価は「ナッツ系の香りとキレのある酸味、後口に甘味が残る味わいをお楽しみください」だそうです。。。
まずは私の印象から。
- 甘い香りと味わい
- グアテマラに比べるとコクを感じる
あかん、恥ずかしい・・・
プロのいう「ナッツ系の香りとキレのある酸味」を一言「コク」で片付けている乱暴さ・・・修行が必要です・・・
一方Mさん。
- 香りが全然ちがう
- くせがある
- 女の子に例えるなら「自分を持っている子」
- 好き嫌いがはっきりしそう
- 特定のお客さん向け
「女の子に例えるなら」シリーズがちょっと私のプチマイブームになりつつあります。
とてもストレートな表現で、それでいて多くの言葉がでてきています。
それだけ感じることがあったわけで、こういったセンサーの感度がいいんだなぁ、と関心(^^)
ま、評論家ではないし嗜好品でもあるし、自分なりに楽しめればいいな、と最後は開き直りともとれる自己肯定でした(笑)
それでも香藏さんの豆は雑味がなくすっきりしているのは私でも感じられます(^^)
今日は美味しいコーヒーをたくさんいただきました。