Facebookがこの2月で15周年を迎えたそうです。
世界中の20億人が利用しているといわれているFacebook。
ベンチャーの憧れの的であり、我々の生活やビジネスにはなくてはならない存在になってきました。
ところでなんで15周年ということを知ったのか、ですが、たまたま見ていたCNN10で特集を組んでいたのです。
普段は世界のニュースを10分の中でいくつかきれいな映像とともに放映していますが、この特集はCNNの記者がザッカーバーグや関係者にインタビューし、4回にわかってFacebookの栄光と闇に焦点をあてて放映しています。
もともとはザッカーバーグが在学していたハーバード大学でハッキングした女子学生の身分証明写真をインターネット上で公開し、ミスコンみたいに投票するゲーム「フェイスマッシュ」がスタートなのは有名な話です(^^)
個人情報漏洩という今どきなら充分重大犯罪になりうることをやっていたわけで(笑)
なんともいたずら心がビッグビジネスの種になるとは、なんとも皮肉な話です。
ザッカーバーグ氏の成功物語については映画「ソーシャル・ネットワーク」でも紹介されていますね。
さきほども申しましたが今回のCNN10では、そういった成功物語というよりは、Facebookがぶちあたった難題、そして今も抱えている課題にフォーカスしている興味深い編集となっています。
第1回では、Facebookの黎明期を紹介してくれています。
ここでザッカーバーグ氏のmissionがでてくるのですが、このmissionこそが大きな課題となってくるのです。
第2回ではFacebookの成長を支えた大きなポイントと、後に大きな問題となるプライバシー問題を引き起こすきっかけがここにでてきます。
Facebookは成長とともに、うちに孕んだ課題も大きくなっていくのです。
第3回ではロシアがアメリカ大統領選挙に関与しているのではという疑惑にFacebookが利用されていることで大きく信用を失墜してしまう事件が紹介されています。
世界中をつなげることで新たな陰謀を生むことになってしまったのです。
そして第4回では、大きな問いかけがあります。
「ビジネスとしては良いとされることが社会にとって良いことなのか」
これはかなり深い問いかけだと思います。
「良い」ということが絶対的ではないことをまず認識した上で、新たな価値の軸を形成する必要があるかもしれないのです。
Facebookはまさに今その課題にぶちあたっているようです。
事業をするということは哲学的な思考、美意識、愛情といった事業に直接かかわらない心の部分との対峙が不可欠なのかもしれませんね。
最初は自分本位でいいでしょう。
でもどこかで社会という世界を意識しなければならなくなるところがあり、そこに至ることでやっと第一ステージから第二ステージにあがるようなイメージを持ちます。
CNN10の放送は以下のURLでご覧いただけます。
第1回
英語)CNN 10 - February 20, 2019 - CNN
日本語)CNNスチューデントニュース |NHK BS1 ワールドウオッチング
第2回
英語)CNN 10 - February 21, 2019 - CNN
日本語) CNNスチューデントニュース |NHK BS1 ワールドウオッチング
第3回
英語)CNN 10 - February 22, 2019 - CNN
日本語) CNNスチューデントニュース |NHK BS1 ワールドウオッチング
第4回
英語)CNN 10 - February 25, 2019 - CNN
日本語) CNNスチューデントニュース |NHK BS1 ワールドウオッチング
(第4回の英語はなぜCaptionが出てこない・・・)
まったく余談ですがこのFacebook特集を取材しまとめているLAURIE SEGALLさん、いつもインタビューするときに足を組んでさながらモデルさんのようです(^^)
アメリカでは会議中でも足を組んでいる人は少なくなく、見慣れるといつもの光景、なんて感じなんですが、今回のこの特集でSEGALLさんがインタビューした相手はみんな足組んでいなんです(笑)
なので、インタビュアーがリラックスして若干威圧的で、インタビュイーすなわちインタビューされる人が緊張しているように見えるんですね。
美人さんでスタイルもいいと思うので、画的にインタビュイーよりも目立っちゃってる(笑)
高いプライド感と攻撃性を感じて(あくまでも画面を通じて受けた私個人の印象です)、こんなインタビュー、絶対受けたくないとおもっちゃいました(笑)