48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

FIRE

 

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FIREと聞くと何を想像するでしょうか。

 

火、解雇(You are firedって「クビだ!」ということですね)、某メーカーの缶コーヒー・・・

 

いろいろあると思いますが、ここのFIREはちょっと違います(^^)

 

Financial Independence, Retire Early、すなわち「経済的に独立して早期退職」するライフスタイルをいいます。

 

先日テレビの報道番組で紹介されていました。

 

 

 

20代、30代で早期退職を実現して悠々自適な生活を送るスタイルが注目されています。

 

働いている間に節約をしてお金をため、若いときに会社を辞めてためたお金を運用しながら生活していくスタイルです。

 

 

 

貯金の目安は年間支出の25倍。

 

1年間に200万円支出があるのなら、5,000万円です。

 

ネットの記事によると、あるアメリカ人の女性は、子供の頃からリタイアについての本を読み漁り、ハーバード大を学生ローンゼロで3年で卒業、その後金融機関に7年勤めて約2億5千万円ためて28歳でリタイアしたし、見事に“FIRED”したそうです。

 

 

 

1人暮らしの1年の支出って環境によって千差万別ですが、日本の場合住環境とお子さんを育てる費用がバカ高いので、なかなかかかりますよね(^^)

 

住環境で言えば、東京都23区内で1人暮らしで7〜8万円、家族だと15万円前後はかかると思われます。

 

お子さんの子育て費用は1人あたり3,000〜6,000万円くらい(私立にいく、いかないが大きい)かかります。(食費や生活費含む)

kodomo-ouen.com

 

22年間とすると平均して月11〜22万円です。

 

夫婦2人の生活費は環境によって左右されますが、都内で生活するとざっくり25万円くらいと見ることができます。

ricon-pro.com

 

するとお子さん2人で月額47〜69万円というところでしょうか。

 

乱暴に50万円としましょう。年間600万円ですね。

 

25年間だと1億5千万円。

 

この貯金を作るのは容易ではないですね(^^)

 

実際はお子さんの誕生から成長に至るまでのタイミングがあるので、こんな単純ではないと思いますが、お子さん含めた生活を意識すると少なくとも1億円は必要になるかもしれません(^^)

 

 

 

金額の多少もありますが、このスタイルのリスクの一つが、高齢になってからといういわゆる老後、と環境変化です。

 

働いていないので企業年金はないので日本の場合は国民年金に加入するか、確定拠出年金で資産増加を目論むということが必要です。

 

人生100年時代と言われていますので、80歳、90歳となったときに資金が残っているか、ですね。

 

もう一つは環境変化。直接的に言うと投資リスクです。

 

FIREは貯めたお金を使って運用し資産を増やしていくことが前提です。

 

日本は預金に因る収益が絶望的なので、元手を確保しながらの運用はかなり難しいです。

 

必然と株、為替、債権、先物などでの運用を選択せざるを得ず、そこは元本割れするリスクが伴います。

 

すなわちこのライフスタイルは将来に対してリスクもある、ということを認識する必要があります。

 

 

 

30年位前でしたら、就職すれば定年して年金もらって悠々自適、が一つの成功パターンだったわけで、”良い企業”に就職することが事実上の目標となっていました。

 

ところが“良い企業”と呼ばれてた会社が、倒産、業績不振するにつれこの神話は崩れ去り、就職して働くことも決して将来を保証されたものではないことを思い知らされます。

 

そういう観点では、FIREのスタイルとリスクを負っているという生き方は一緒かもしれませんね。

 

 

 

バブルの勢いで流れて生きてきた私には、こういった実態性のある人生設計を考えていなかったこともあり、稼いでは使うライフスタイルでなかなか貯金はできなかったです(^^)

 

“運用”なんて全然考えていなかったですからね(^^)

 

 

 

今世間的にみたら私はセミリタイヤみたいに見えるらしい(笑)

 

だからすでにこのFIREに入っているのかもしれませんが、前提となる蓄えがもうない(笑)

 

なので、今の事業を広い意味で“投資”活動と捉えて少しずつ蓄えをしていけるよう、頑張らねばとちょっと自省しています(^^)