最近は筋肉ブームといってもいいくらい、筋肉を鍛えるというシーンをよく目にします。
NHKでも筋肉体操なんていう番組もやっていますしね。
ダイエットの延長のようですが、ライザップの「ビフォ&アフター」の強烈なコマーシャルが火付け役になっているでしょうか。
ボディービルのような筋肉ではなく、すっきりとして“きれいな”筋肉が好まれています。
私のSNSにも身体を鍛えています、という投稿がよく流れてきます。
そんな方たちが気にするのは、体脂肪率。
家で簡単に測定をするために体組成計を持っている人も少ないと思います。
私も持っていたのですが、2年ほど前にランニングシェアハウスに導入したのと同じモデルを購入しました。
タニタ Inner Scanner 50Vというモデルです。(現在は生産終了)
これは身体の各部位(左右の腕、左右の脚、体幹)それぞれの脂肪や筋肉量を測定し、ビギナーからアスリートまで体型をランク付けしてくれるのが特徴です。
まさにタニタがアスリートのために作ったような製品です。
体脂肪率の他に内臓脂肪レベルも測定してくれます。
内臓脂肪レベルはなかなか下がらないんですよね。
ところが最近、たまたまですがこのモデルの利用者評価の投稿を目にすることがありました。
その投稿者は評価が著しく低かったので何があったのだろう、と思って読んでみました。
すると、内臓脂肪は適切に測定されていない、というものだったのです。
どういうこと?
その投稿者は身体を鍛えてかなりマッチョな体型になった(投稿していた写真は確かにマッチョだった)にもかかわらず、測定した内臓脂肪レベルがさがらないらしい。
タニタでは内臓脂肪がCTスキャンで輪切りにして100平方センチメートルでレベル10としているそうです。
換算式は公開していないようで、ネットで探してもわからないのですが、レベル1に対して10平方センチメートル前後ではないかと想定します。
この投稿者、内臓脂肪レベルが9.5だったのですがCTスキャンで測定したら38平方センチメートル。
だいぶかけ離れているということ。
この投稿者49歳だそうですが、18歳と入力して測定すると内臓脂肪レベルは5.0になったそうです。
同じ身体なのに年齢設定を変えると値が変わる????
実際に測定しているのは身体に微妙な電流を流して得られる抵抗値なので、その抵抗値からの換算で表示しています。
その換算は各メーカーが独自に収集したデータを使って換算式を独自につくっているため、年齢によって換算式が異なる可能性があるのです。
投稿者の症状はそういった背景であることが想定されます。
投稿者は気づかずに脂肪を落とし続けてきたが、落とし過ぎになるところだった、と投稿しこのメーカー品を批判していました。
実際私も自分の測定器で25歳と53歳でやってみたら、あらほんと!値が6.5から10.5に変わった。
他に体重、体脂肪率、筋肉量、骨量、基礎代謝、体年齢、水分量を比較したところ、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝、体年齢の値が違っていました。
私はCTスキャンで昨年秋に測定したら60平方センチメートルくらいだったので、10.5という表示はちょっと高すぎの印象です。
先程の投稿の結果が図らずも立証されてしまいました。
先月友人から体組成計をプレゼントしてもらいました。
こちらはオムロンのHBF-701。タニタと二大勢力をはっています。
こちらでも同じことやってみました(^^)
内臓脂肪レベルはタニタほどではないですが、差はありました。
大きく異なったは体脂肪率。25%も違うんです・・・
基礎代謝も違う。。。
タニタとオムロンは換算式が異なるだろうということはこれである程度立証できたようですが、双方ともにデータベースからの換算なので年齢が異なると値が異なるんですね。
今回をきっかけに知ることができました。
という結果でした。
そしてなんとその後タニタが故障。
サポートセンターに電話したところ修理費用が14,000円に送るときの送料別。
購入価格が15,000円くらいだったのに、これは残念。
この修理費用設定は保証期間が過ぎたら使い捨てを促すもの。
それにしてもこの手の商品は簡単に故障するとは思えないのですが、2年とはちょっと早い気がします。
これからは友人からいただいたオムロンを使って測定していきます。
ただ脂肪量についてはあまりあてにならないことがわかったので参考程度にしておこうかと。