本日は弊社アルメータ株式会社の創立記念日です。
無事なんとか満5年を迎えることができました。
まだ生きながらえております(笑)
この1年の振り返りは、先日このブログで運営4周年を迎えたときにお話させていただきました。
いろいろありました(^^)
ここでは、“振り返り”ではなく“展望”について考えてみたいと思います。
営業しないスタイル
創業当初から自分で売り込んで、ということをしてきませんでした。
やってきたことと言えば、いつでも動けるよう準備をしてご縁がくるのを待つ、というスタンスです。
どうも私は、何かを取りに行こうとすると他のことが見えなくなって痛い思いをすることが少なくないような気がしています(^^)
居間運営しているシェアハウス3棟すべて、オーナー様からお声がけいただいた物件です。
契約解除となった2件もオーナーから提携先を通じていただいたお話です。
そして現在、相談役としてのお仕事、清掃お手伝いのお仕事も小規模ながら携わらせていただいていますが、これらも依頼主からご相談いただいたことがきっかけでした。
「私はこれができます!」
「私を使ったほうが得ですよ!」
こういうアピールが苦手です(笑)
そうアピールしているときにすでに、自分より優れた人たちを視界から排除しているように思えます。
自分より優れた人がいないから私がいいですよ、というアピールになるわけで、優れた人がいるのに「私が一番」と押し付けるのは、お客様にとっての背信行為ともいえます。
自分に収益、権益を引っ張ろうとすると、そういうことも平気になってしまう。
シェアハウスの運営という仕事では、「誰が一番」なんてきっと誰も言えないでしょう。
なぜなら、住む人によって求めるものも評価軸も異なるので。
仮にどこかの団体が指標を作って点数化したとしても、それは全然意味をもたないと思います。
「住む」ということは「個人」のことなので、住む環境を提供する側は1人1人の満足度を高めていくことが役割だというのが私の私見。
許容できるラインとできないラインは、気分や環境で変わっていくもの。
だから必然的に許容ラインはグレーゾーンになります。
できるだけ多くの人に満足してもらうようなサービス提供を心がけるのはもちろんですが、シェアハウスの場合は複数の利用者に受け入れられる必要があります。
そんなときに登場するのがグレーゾーン。
このグレーゾーンはそこにいる人達で作られるもの。
だから、こちらから押し付けるものではなく、必然的に生まれてくるゾーンを見つけて自分がマネージすることが肝の一つだと思っています。
人に合わせて対応するスタンスだったりするので、なかなか“売り込み”という行動に繋がりにくいんです(^^)
拡大を目指さないスタイル
これを言うと「個人商店か」とレッテル貼る人も少なくないでしょう。
私は一向に気にしません(笑)
ベンチャーなのか個人事業主なのかそんな定義はどうでもいいことなので。
満5年を迎えたとしても、この方針は創業以来まったく変わりません。
「拡大」は「結果」であって「目指すもの」ではないからです。
サービスの質の向上と提供に集中して、その結果大きくなっていた、それはそれで一つの姿かと思います。
でも「拡大するために」ということを考え始めると、収益性や効率性を求めるようになり、肝である「質」が担保できなくなってしまうという、本末転倒なことが起こってしまいます。
自分の生活を成り立たせるため、会社として挑戦するための資金をかせぐため、ある程度の規模はもちろん必要です。
だからお声がけいただいたときに、ご期待に応えられるよう普段から準備をしておくことが必要だと思っています。
日々のできごとにちゃんと向き合って対応しているか。
よりよいサービスについて日頃から考えているか。
生き方について書籍などを通じてインプットをしているか。
などなど。
「とっても地味だけれど大切」なところは、前日ランニングコーチから教わった体幹トレーニングに通じるものがあります。
しかも積み重ねがまた大切。
どうもそんなスタイルが私には合っているようです(^^)
6年目もよろしくお願いいたします。