「女流六冠」とはなんぞや、という声が聞こえてきそうですが、将棋の話です。
中学生でプロとなった藤井七段の活躍、平成の王者羽生永世七冠、群雄割拠時代から一歩抜け出しつつある渡辺三冠、豊島二冠、そして二十代のタイトルホルダーと、話題が豊富になってきた将棋界。
そこへまたまたすごいニュースが。
将棋はまだまだ男性と女性との実力差が大きく、女性だけの棋戦が組まれています。
その女流将棋で7つのタイトルのうち6つを独占するという快挙です。
乃木坂46の元メンバー伊藤かりんさん、SKE48鎌田菜月など女性アイドルでも将棋を楽しむ人達が登場し、将棋愛好の裾野が拡がってきているようです。
里見香奈さんは、16歳8ヶ月でタイトルを獲得したり、男性棋士に公式戦で勝利する最年少記録を出したり、かなり早くから活躍していました。
途中体調を崩してしばらく一線を離れましたが復活した後は大活躍。
将棋の世界は、奨励会という棋士育成システムがあり、三段までの棋士が在籍していて、ここで規定の成績をあげると四段となり晴れて「プロ棋士」となれます。
相撲で言えば、奨励会までが幕下で、四段になると十両に昇進です。
ただ奨励会の規定があって21歳までに初段、26歳までに四段になれないと退会させられ、プロへの道が絶たれます。
里見香奈さんはこの奨励会に入って一般棋士のプロを目指しましたが、奨励会三段で断念。。。
今奨励会では女流タイトルの残る一冠を保持している西山朋佳奨励会三段が頑張っています。
彼女も強い。
奨励会があるため女流タイトル戦は一部しか出場していませんが、タイトルをもっているか挑戦者になるか、というくらい抜きん出ています。
女性初の奨励会から昇段を目指してほしいです(^^)
このように女流将棋では里見さんと西山さんがトップ2を形成している印象です。
将棋界は目立って強い人がでてくると、その人を倒そうと周りが強くなっていくような気がします。
強い人同士の将棋は見ていて面白い(^^)
コンピューターが強くなってきたことで、コンピューターを使った研究が進んできて、従来の定石がくつがえされ、新しい戦術や思考が生み出されてきています。
そんな大きなうねりが出てきた将棋界でトップに君臨することのタフさはいかばかりか。。。
負けちゃ〜いられん、なんてことまで言いませんが、このような活躍ぶりは励みになります(^^)