48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

第6期決算

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毎年10月31日は弊社アルメータ株式会社の年度末の日です。

 

2019年10月31日を持って第6期が終了しました。

 

第1期は2014年7月28日から10月31日とわずか3ヶ月でしたので、実質5年と3ヶ月、なんとか会社としての形態を保ちつつ、第7期を迎えることができました。

 

ひとえに多くの方々に支えていただいた結果と心得、この場を持って御礼申し上げさせていただきます。

 

第6期を振返ります。

 

事業規模

シェアハウス運営事業

2018年10月をもって4棟目だった大山の物件の契約が切れ、3棟の運営に戻ったのですが、この体制は変わることなく、現状の3棟運営となっています。

 

  • MBAシェアハウス(学びと交流を軸):市ヶ谷
  • 日本語を学ぶ人を応援するシェアハウス:船堀
  • ランニングシェアハウス:業平

 

こんな体制です。

 

しかし、定員という観点では、船堀のシェアハウスのコンセプトが変更されたことで大きく変わりました。

 

それまで社会人による個室利用だったのですが、今度は学生も含めて2人または4人の相部屋利用となりました。

 

これにより定員は15名から一気に34名と2.3倍に膨れ上がり、運営のオペレーションは大きく影響をうけました。

 

それでも満室時の収益は1.3倍程度なので、苦労の割には収益があがっていません(^^)

 

 

 

全体でみると、MBAシェアハウスは定員10名、ランニングシェアハウスは12名だったので、前期では合計定員数は37名でしたが、今期は56名とほぼほぼ1.5倍です。

 

満室時の収益は1.08倍・・・

 

それでもポテンシャルが上がったことはよし、としましょう(^^)

 

新しい物件は、ご相談レベルはありましたが、具体的にはまだ話は進んでいません。

 

新規事業

清掃請負

後述しますが、業平の食事をお願いしていた主婦Tさんに船堀と市ヶ谷の清掃をお願いした流れで、知人宅の清掃を請け負うことになりました。

 

主婦Tさんは現在のお仕事を続けながらのため、清掃請負は回数的に限定されます。

 

したがって今後大きく展開ということは考えていません。

 

むしろ月に2回ほどの清掃を請け負うことで

  • 依頼者がとても助かる
  • 主婦Tさんがやりがいを感じる
  • 請け負う私が若干潤う

という「三方良し」が成立するのでやっている、というのが正直なところです。(^^)

 

とてもありがたい機会に恵まれました。

 

「三方良し」のバランスを最重視して今後も継続していきます。

 

コンサルタント

友人がシェアハウスの運営をするにあたってアドバイザーとしてお手伝いすることになりました。

 

基本はその友人が実オペレーションをしていくのですが、都度都度必要に応じていただいた相談にお答えしていくことをやっています。

 

今後運営が始まってから、どうかかわっていくかもう少し具体的になっていくと思います。

 

 

 

オペレーション

今期の変化

今期から大きく変わった点は以下の通りです。

 

  • 船堀と市ヶ谷の清掃を外注としたこと
  • 相談役Tくんとの相談役契約を終了したこと
  • 船堀の懇親会を毎月から3ヶ月に1度に変えたこと

 

船堀と市ヶ谷の清掃

主婦Tさんに船堀と市ヶ谷の清掃をお願いし、船堀は清掃レベルのアップを、市ヶ谷では私の業務時間を増やすことを狙いました。

 

これは自分の狙い通りの効果がみられ、よかったと思っています。

 

相談役

相談役Tくんとの相談役契約を6月で終了しました。

 

元々は私1人では考えが凝り固まってしまう恐れがあり、コンセプト作りなど幅広い考察をする際には、自分と異なる視点や考え方をもっているパートナーが必要でした。

 

Tくんには本当にいろいろなことを気づかせてくれて感謝しかありません(^^)

 

現状自分の業務プライオリティがコンセプト替えした船堀の立ち上げ含め、サステイン(現在稼働している物件)に集中するため、一旦解約としました。

 

Tくん自身もその後転職が決まり、今までのようなサポートも難しくなりそうだといっていたので、いいタイミングだったかもしれません。

 

船堀の懇親会

船堀の懇親会の頻度を毎月から3ヶ月に1回に替えました。

 

元々は住人同士の懇親が目的で始めたもの。以前は社会人の個室利用だったので普段ハウスでも会う機会が少ないだろうから、月に1回くらいは顔を合わせる場があってもいいかな、ということで毎月にしていました。

 

しかしコンセプトがかわり利用客層は、近くの日本語学校の学生が中心となりました。

 

彼らは普段から学校で顔を合わせているんですね。

 

だからそもそもの趣旨は今の利用者層には合わなくなった、というのが直接的理由です。

 

また毎回20人以上の料理を用意するのもかなりしんどく、主婦Tさんにお願いしているのですが私含め負担がちょっと大きいなぁ、と。

 

自分のこれまでのやり方だと「毎月開催」が当たり前になっていたのですが、自分の中の当たり前に自ら問いかける試みは私にとって意味のあることだと思います。

 

今後もこういった問いかけを続けていきたいと思っています。

 

自分の普段のオペレーション

振り返ってみるとたくさんの無駄があるなぁ、と反省多し、です。

 

経理処理については伝票管理を少し簡略化しましたが、それでも時間はいろいろととられます。

 

いろいろとスマホアプリなどがでていますが、自分のやりたい管理会計を設計するとなると、すでに枠組みが決まっているアプリはむしろ使いにくいんですよね。

 

私自身も管理する視点や基準はどんどん変わっていきます。

 

そんなときに柔軟な変更がきくのは、どうしてもExcelになってしまうんです。

 

MacとOffice系の相性がイマイチなのは未だにちょっと困っていますが(笑)

 

体制

社員としては未だに1人運営からは脱却できていませんが、業平、船堀のRA、主婦Tさん、ランニングシェアハウスのコーチといった仲間に支えられています。

 

課題としてはRA、特に船堀です。

 

業平では人数が少ないことや日本語圏であるので(外国籍の方はいらっしゃいますが、日本語でコミュニケーションができます)、ある程度RAにおまかせできています。

 

一方船堀は人数が多いこと、すべてドミトリータイプの部屋(相部屋)であること、日本語学校の学生が多いこと、外国籍の人が多いことなどから、業平のような任せ方はできません。

 

実態にあったRAの役割やそのマネージメントがまだ確立されていないことが私にとって大きな課題です。

 

日本での就労活動に制約があり、物価高の日本においてアルバイトは彼らにとって魅力的です。

 

彼らにとってもハッピーで、入居者にとってもハッピーで、そして私もハッピーでいられる「三方良し」の体制つくりが今期やりきれなかったことであり、かつ来期の大きな課題の一つです。

 

 

スタンス

私は事業については常に「三方良し」の関係でありたいと思っています。

 

シェアハウスであれば、オーナー、入居者、運営者(私)

 

清掃であれば、お客様、主婦Tさん、私

 

そして、押し付けるのではなく、お互いに必要と認め合うような関係でありたいと思っているので、営業をほとんどしません(^^)

 

大きな自信があればどんどん売り込むこともありかと思いますが、まだ自分に弱さがあります。

 

一方で変化し続けるこの世の中で、「絶対大丈夫!」ってとてもじゃないけど言えない(笑)

 

なので一生私は営業ができないかもしれません(^^)

 

 

 

事業への姿勢としては、ステークホルダー(関係者)を応援していきたいというスタンスは、起業以来変わらずこれています。

 

今携わらせていただいている仕事はみな、このラインにのっていると思っています。

 

 

来期に向けて

来期における大きな課題は

  • 船堀のオペレーションをよりよく
  • 収益源を増やしていくこと

 

です。

 

前者は日々課題をみつけてそれへの対処、を積み重ねていくことに加えて、抜本的な改善方法も並行して考察する必要を感じています。

 

収益源については、仕事を取りに行く、というよりは、いつきてもいいように準備を怠らない、ことが大切と思っています。

 

結局私を選んでくれるのはお客様であるわけで、選んでもらえるための準備を整えておくことが必要条件です。

 

新しいコンセプト作り、予算作りのテンプレート、相場観、こういった感覚を磨き続けることなのかな、と。

 

 

この振返りではPLの結果については一切ふれていません。

 

それはPLは終わってしまった単なる結果であって、大事なのはその前提となっている自分の活動にあるからです。

 

活動は振り返る意味はありますが、数値を直接振り返る必要はない、とさえ思っています。

 

だからかもしれませんが、毎年経営状況は楽ではないです(笑)

 

でもこのスタンスは継続して来期も望んでいこうと思います。