48歳からの挑戦

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読後感想〜「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」

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有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

 

ここ数年こそ本を読むようになりましたが、子供の頃から親からは「本をもっと読まないと」とよくたしなめられるくらい本を読まない人でした。

 

その中でもよく読んでいたのは、「学研まんがひみつシリーズ」。

 

昆虫のひみつ、恐竜のひみつ、宇宙のひみつ、などなど・・・

 

私の幼少の頃に培った雑学はこの学研まんがによるところが大きい(^^)

 

そう、マンガ形式なら読めたんですね。

 

今から思えば当時から本を読むことに親しんでいれば、教養も深まっていただろうし、本読む速度はもっと早かっただろうなぁ、なんて思いますが後の祭り(笑)

 

そんな”教養不足”(笑)の方々におすすめできそうな本です。

 

なんせタイトル通り、「だいたい10ページくらいの漫画」である程度のあらすじが把握できるからです。

 

 

これだけ収録されています。

 

学生のころに読んだ記憶があるのは、「舞姫」「羅生門」ぐらいか・・・(笑)

 

学校の授業で取り上げられない限り本を一切読まなかったので「人間失格」も「三四郎」も読んでいなかったんですね。

 

しかもその「舞姫」「羅生門」はいずれも、当時の私には難解で読んでもよくわからなかったんです。

 

舞姫」はこの本を読むとストーリー自体はなんら難しいことはないのですが、森鴎外の書体というか文体がとにかく読みにくかった(^^)

 

石炭をば早はや積み果てつ。中等室の卓つくゑのほとりはいと静にて、熾熱燈しねつとうの光の晴れがましきも徒いたづらなり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌カルタ仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人ひとりのみなれば。

 

森鴎外舞姫」より引用:青空文庫から)

 

これが書き出しです。

 

当時古文も苦手だった私は、この文語調が苦手・・・(今でも(^^))

 

なのでストーリーどころではなかったんです。

 

一方「羅生門」。

 

この漫画版読んでもよくわからない(笑)

 

「人の心はこんなにあさましいものだ」 ということを伝えたいのだろうか。

 

それにしても、この羅生門の設定がぶっ飛びすぎて・・・

 

自分の想像力の低さにただただ嘆くばかりなり(笑)

 

  

ともかくも、「こんな話だったか」くらいのイメージを残すにはとても助かる本です。

 

 

舞姫」も「羅生門」も「まんがで読破」シリーズにラインアップされています。

舞姫舞姫 ─まんがで読破─

 

羅生門羅生門 ─まんがで読破─

 

 

 

 

それから「〜すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」は3冊のシリーズになっています。

定番すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)

 

必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 (トーチコミックス)

 

有名すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 (torch comics)