(画像:Netflix「Irishman」より引用)
やっと観ることができました、Netflixオリジナル作品「Irishman」。
ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシという大物役者にスコセッシ監督という数々の賞をとってきたスタッフが揃ったマフィア系の映画です。
(画像:Netflix「Irishman」より引用)
こちらジョー・ペシ。
デニーロもアルもジョーも歳を取りましたね(^^)
この映画3時間半にも渡る大作です。
ロバート・デ・ニーロ演じるフランクという元マフィアの回想録という設定なので、マフィアの仲間に加わるところから、様々なドラマが展開され死を待つばかりの老人になるまでの、ほぼ半生を描いているので、なかなか長い(^^)
そして登場人物がたくさんでてきます。
誰と誰がつながって、とか整理するのがちょっと大変(^^)
ストーリーの中身についてはネタバレになるのでここでは差し控えます。
この3人が揃ったというのはなかなかですね。
ロバート・デ・ニーロは言わずとしれたカメレオン役者で、その役に合わせて体型や髪型をコントロールしてどっぷりその役に染まる役者さんです。
ゴッドファーザーIIでドン・コルレオーネの若き頃を演じた時やタクシードライバーではすらっとしたイタリア系のイケメン男性でした。
アンタッチャブルでアルカポネを演じたときは、デブになって髪の毛も抜いてハゲオヤジになりきっていました。
ケープフィアーでは狂気の殺人者ということで、ボディービルダー並に身体を鍛えていました。
迫力を感じます。
アル・パチーノはゴッドファーザーでコルレオーネファミリーの跡継ぎとなるマイケル・コルレオーネの役のイメージが強いですね。
でもオーシャンズ13ではカジノ王として見事な敵役を演じていました。
ゴッドファーザー、オーシャンズ13、そして今回のIrishmanといずれもちょっと気が短い頑固者という役になっているのは偶然かなぁ(笑)
同時代で小柄な役者といえばダスティン・ホフマン。
彼もクレイマー・クレイマー、大統領の陰謀、シェフなどいずれも短気な男でした。
この時代のアメリカ映画の小柄な男性はみんなShort temper?(^^)
そしてジョー・ペシ。
他の2人に比べると主役を張ることが少ないので知名度は低いかもしれませんが、初めて観たのはJFKという映画でした。
ケビン・コスナー主演で、ケネディ暗殺実行犯に関係がありそうなちょいワルの役でしたが、これがまたものすごい存在力を発揮していたんです。
今回のIrishmanでもケネディ暗殺に関係するシーンがありました。。。
妙な因縁があるのかなぁ。
その次に観たのがジョー・ペシがアカデミー助演男優賞を受賞した「グッドフェローズ」という映画。
ロバート・デ・ニーロも出演しているこの映画、やはりギャングの映画なのですが、なかなかの存在感です。
その狂気じみた役にぐ〜っと引き込まれてしまうんですね。
奇しくも3人を観た映画はほとんどがマフィア、ギャング映画(^^)
オーシャンズ13はコメディー映画ですが、アル・パチーノ演じるカジノ王はマフィアみたいなもんですからね(^^)
このIrishmanでは、殺しのシーンはあるのですが、この3人については渋い演技が見どころかと思います。
頑固一徹で頑固者のユニオン委員長ジミー・ホッファ役のアル・パチーノ
達観してアメリカマフィアを牛耳っているイタリア系マフィアボス、ラッセル役のジョー・ペシ
そしてその2人と強い絆でつながっているがゆえに苦悩の晩年を送るフランク役のロバート・デ・ニーロ
それぞれの役の人間性がじわーと伝わってきます。
なお、英語の学習も兼ねておりましたが、マフィア系映画にありがちなFワードが炸裂していて、なかなか難しい(笑)
久しぶりにゆっくり映画を楽しめました(^^)
世の中はクリスマス。
いろいろな過ごし方があるかと思いますが、1人静かに過ごす方はスパクリングワインとちょっとした食事を並べて映画三昧、も悪くない(^^)