英語の個人レッスンの教材としてZootopiaの絵本を活用していることを以前ご紹介しました。
昨年の7月にBluRay&DVDセットを購入して以来、こちらもかなりの回数楽しんでいます。
そんなZootopiaのBluRayには、本編とは別におまけのコーナーも収録されていてこれもまたなかなか面白かったので、ちょっと番外編としてご紹介します。
できるだけ本編のネタバレにならないようにします(^^)
1 主人公はJudyではなかった!
Zootopiaの主人公はうさぎのJudyですが、当初はその相棒となるきつねのNickが主人公として企画されていたそうです。
その時は肉食動物には管理用首輪がはめられていて、肉食の気配が出てきたらライトの色が変わりあるレベルに達するとショックを与えるというものだったとか。
でもスタッフの間で、「これってZootopiaは強い管理化に置かれた警察国家とかわらないね」という話になり、「Zootopia はもっと夢のある街にしよう」という視点から再考察することになり、新しい脚本家が加わったことをきっかけに、今のストーリーになったのだそうです。
2 スタッフは動物の特徴にこだわっていた
監督などの主要メンバーは動物園だけでなく、実際にアフリカの国立公園で野生の動物達を視察してきたそうです。
そして動物たちを徹底的に観察し、調べ、それぞれの特徴が活かせるようなキャスティングを目指したといいます。
水牛は頭がよく、一度敵対するとずっと覚えているらしく、その性格から警察署長ボゴが生まれたんだとか。
そしてこれはグラフィックデザインの世界なのですが、こだわりの一つが「毛」。
それぞれの動物の毛を細かく丁寧に描写することにこだわり、それぞれの毛にも影がともなうくらい綿密に描いたんだそう。
これが動きや表情のリアル感をぐ〜っと上げているらしい。
グラフィックデザインでもかなり先端の技術らしいですね。
それから、動物の大きさはできるだけそのまま表現することにこだわったそうです。
たいてい動物が主人公となるアニメは、どれも同じくらいの大きさに調整されることが多いのですが、ネズミは小さく、象は大きく、と身体の大きさの違いをそのまま表現することで、多様性を表現したかったそうです。
3 隠れキャラがたくさんいる
ディズニー映画の特権かもしれませんが、ところどころでディズニーにまつわる隠れキャラがいました(笑)
などなど。
パロディーと言えば、途中でゴッドファーザーのパロディーだと思われるシーンもあります。
4 誰でも偏見を持っている
主人公のJudyは完璧な人(いやウサギ)ではないんです。
田舎に住んでいて都会のZootopiaに憧れ、正義感が強い子なのですが、きつねは怖い、あるいはずるがしこいという偏見は捨てきれていないというシーンやセリフがいくつかあります。
きつね撃退スプレーがそのいい例です。
Nickも小さい頃にそれが原因でいじめられています。
誰でも程度の大小はあれ、偏見はもっているもの、という事実から目を背けないでというメッセージがあるようです。
大事なのはどうつきあうか。
他にもたくさんのことが紹介されていますが、ネットでもZootopiaのトリビア的なことをまとめた記事がありました。
なお、さきほど紹介したBluRayに掲載されていた番外編を含むトリビアをまとめたページもありました。
監督によると600人が4年かけて作ったんだそうです。
それだけたくさんのスタッフがかかわっていながらこんな遊びの感覚をふんだんに盛り込んでいていたことから、このプロジェクトは素敵なチームだったんじゃないかなぁ、と想像。
なおかつ内容も出来も素敵な映画はそうそうお目にかかれない(^^)
好きな映画なので、何度でも繰り返し観たくなり、それがまた英語のヒアリングのトレーニングにもなります。
私の中ではこの「Zootopia」と
「シェフ〜三ツ星フードトラック始めました」
が何度も観たくなるお気に入りTop5に入ります(^^)
ちなみに今レッスンで使っているZootopiaの絵本ですが、簡単な単語が大いにも関わらず、骨のある表現がポツポツあって、なかなか手ごわいです(^^;;
英語圏の子どもたちはこれがわかるんだからすごいなぁ。。。