(熊本県、鹿児島県及びその近隣においてこのたびの大雨により、水害、土砂崩れなどで被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます)
(画像:IMDbより引用)
久しぶりに映画を鑑賞。
先日Netflixでも観た「スパイゲーム」です。
CIA一筋30年のロバート・レッドフォード演じるミュラーは、ちょうど定年退職をするというその日に、元部下だったブラッド・ピット演じるトムが中国で拘束されたという情報が飛び込んできました。
24時間以内にスパイ容疑で処刑される運命にさらされるトム。
しかし中国との関係がこじれることを恐れるアメリカ合衆国は、CIAとは無関係というスタンスでトムを見殺しにする方針。
ベトナム戦争でスカウトして以来、手塩にかけて育てたトムをむざむざと見殺しにはできないミュラーが画策をします。
そんなスリル溢れるサスペンス映画です。
24時間の間に本来は味方同士であるはずのCIA関係者とミュラーとの間の駆け引きを楽しむ内容で、戦争映画ではありません。
以前はNetflixで公開されていましたが、公開期間が終わってしまったのか今は観ることができません。
BSプレミアムの午後1時から平日に映画が放映されていて、たまたま先日このスパイゲームがあったので録画して観ることができました。
その中のシーンの一部がちょっとひっかかったので、ディクテーションにチャレンジしてみました。
ロバート・レッドフォード演じるミュラーとその秘書であるグラディ女史との会話のシーンです。
CIAが中国に拘束されたトムに関する資料の提供をミュラーに求めます。(実質の命令です)
CIAがトムを見殺しにすることを察したミュラー(Miur)は、自分のオフィスに戻り、自分が持っていた資料の肝心なところを抜き取って、ゴミ袋にいれてグラディ女史に渡します。
長年ミュラーの秘書をしていたグラディ(Gradys)女史がその様子を見て話しかけます。
Gradys : Felling a little paranoid on our last day?
Muir : When did Noah build the ark Gradys? Before the rain. Before the rain.
グラディ女史:最後まで細心なんですね。
ミュラー:ノアがいつ方舟を造ったか知ってるかい?”雨が降る前”に造ったんだよ。
こういうやり取りです。
Netflixだったら英語字幕がでるのでわかるのですが、BSの録画では英語字幕がない。。。
なので耳をダンボにしてディクテーションしてみました。
IMDbにセリフが紹介されているのでそのページにアクセスして一応チェック。
とりあえず聞き取れていました(^^)
なお、
paranoid:(病的なほど)疑い深い
the ark:Noah's arkでノアの方舟なので、ここはその方舟を指している
です。
このミュラーのセリフが、最近自分の左右の銘となりつつある「備えあれば憂いなし」と重なるなぁ、と感じたんです。
雨が降ってから方舟造ったって遅いわけで、雨が”降る前に”造ることに意味があるんですよね。
ミュラーはトムの教師役でもありましたが、作戦を失敗させないための備えをしっかり整える仕事スタイルを持っているキャラであるように描かれています。
計画を立てる時は1つだけでなく、環境や状況の変化に対応したケーススタディーを事前にすることで、いざ期待あるいは想定と違う状況になっても追従できる力を持つことができます。
熟練のスペシャリストからよく聞くのは「自分ができることは、いざ依頼が来た時に対応できるよう、自分の技量を磨いてレベルを上げていくこと。」という内容。
これも同様の発想。
ノアの箱舟を使ってこういう表現ができるとは、一つ勉強になりました(^^)
それにしてもロバート・レッドフォードもブラッド・ピットもいい役者ですね(^^)
すっかりその役にハマっていました(^^)