48歳からの挑戦

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シェアハウスのメリット〜共益費編

先日あるプランニングをしていて、シェアハウスの共益費の仕組みってどれくらいメリットがあるのか調べてみたら、結構お得なんだな、という実感がもてたので備忘録も兼ねてまとめてみました。

 

 

 

シェアハウスの共益費とは

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厳密な定義は運営物件ごとに異なりますが、一般的には水道光熱費、インターネット接続費、共有の消耗品の費用に充当する資金のことを指します。

 

これは部屋の家賃とは別に設定しているところが多いですね。

 

弊社の運営物件でも

  • 電気代
  • ガス代
  • 水道代
  • インターネット接続費
  • トイレットペーパーや洗剤などの消耗品

 

に共益費を充当しています。

 

金額は物件によってまちまちですが、1万円〜1万5千円の間が多いようです。

 

毎月一定の額を支払っているので、実際の1人暮らしに対してお得なのかどうか、簡単にはイメージしにくいかもしれません。

 

使用量は季節ごとに異なってきます。

 

例えば夏は冷房による電気代、シャワー、洗濯が増えることによる水道代、ガス乾燥機の使用が増えることによるガス代とそれぞれアップする要素があります。

 

冬も暖房による電気代、湯船に浸かることが増えることによる水道代などやはりアップする要素があります。

 

一方、春と秋は下がる傾向です。

 

今回は1年を平均化して比較してみたいと思います。

 

水道光熱費

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今回用いた統計データは総務省が毎年まとめている「家計調査 家計収支編 単身世帯」を引用しています。

 

www.e-stat.go.jp

 

1人でアパートやマンションに暮らした場合の水道光熱費を抽出してみると、2019年の平均値は月額で

 

  • 電気代:5,700円
  • ガス代:3,012円
  • 他の光熱:821円
  • 上下水道:2,120円
  • 合計:11,652円

 

でした。

 

私が1人暮らしをしていたときは、もう少し安かったかな。

 

消耗品

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さきほどの総務省データのデータベースで「家事用雑貨」「家事用消耗品」という項目があり、

  • 家事用雑貨:1,070円
  • 家事用消耗品:1,227円

これらの合計が2,297円でした。

 

実は他にも家事用耐久財という項目があり、それが1,001円かかっていました。スプーンや箸といった小物類と想定されます。

 

インターネット接続費用

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光ケーブルで1Gbpsのスピードを求めるとなると、光回線を敷設し、プロバイダ契約をするといった手続きと費用がかかります。

 

光回線敷設費用はキャンペーンで実質無料というところが多いので、これを無視してもプロバイダとの契約で月額4,730円くらいはかかります。(Nuroの場合)

 

ポータブルWi-Fiなら月額3,000円前後に収まりますが、スピードと安定性という点では光ケーブルには及びません。

 

またスマホのデータ無制限通信契約も、テザリング含め代替となりえますが、本来の光ケーブルとではパフォーマンスが異なりますし、そのための契約料は2,000円前後割高になるはずです。

 

シェアハウスにおいても、パフォーマンスレベルはばらばらであることが想定されます。

 

弊社運営物件のように業務用を導入しているところもあれば、市販のワイファイルーターで対応しているところもあります。

 

今やスマホタブレット、パソコン、ゲーム機、テレビ、HDDレコーダー、スマートスピーカーなど1人で3台〜4台の機器を使うことは珍しくありません。

 

市販のWi-Fiルーターだと回線容量の上限が気になってきます。

 

また先日もこのブログで紹介しましたが、プロバイダによってもパフォーマンスに差がでてきます。

 

これらを考えるのも面倒になっちゃいますね(^^;;

 

なので、快適な通信環境を求めたい場合は、運営者にどれくらいインターネット環境について気を使っているかを見学の際にちゃんと訊いておくことをおすすめします。

 

全体でいくらくらい?

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ということで、総務省のデータと既存プロバイダーの情報を組み合わせると、1人ぐらしの場合に共益費相当にかけている費用は以下のようになります。

 

  • 水道光熱費:11,652円
  • 消耗品:2,297円
  • インターネット:4,730円
  • 合計:18,679円

 

これが10,000円〜15,000円くらいで済ませられるとすると、シェアハウスの共益費はお得なシステムと言えます。

 

一番大きいのはインターネット接続でしょう。

 

Nuroであれば、数人で利用しても全然OKですから、1人で契約するより人数分でシェアできるので、大きな節約になります。

 

なおMBAシェアハウスではWOWOWが視聴でき、NHK受信料も支払っているのでこれらのサービスもみんなでシェアできています(^^)

 

高い入居率を維持できれば1人あたりの負担額がぐっと下がります。

 

水道光熱の場合、基本料金をシェアできることと、エアコンや共有部の利用についても実質シェアできているので、1人よりは割安になりそうです。

 

MBAシェアハウスでは1人あたり80%前後くらいで収まっています。

 

消耗品の場合、「家事用消耗品」は人数比で増減しますが、家事雑貨はシェアできる分割安になりそうですね。

 

MBAシェアハウスでは1人あたり12,000円の共益費(2020年7月現在)なので、先程のデータからすると毎月6,700円くらい節約出来ていることになります。

 

毎月6,700円→年間8万円余ですから、5年住んだら40万円くらいの節約になります(^^)

 

 

 

シェアハウスライフは当然メリット・デメリットがあり、それは個人個人でメリットにもデメリットにもなりえます。

 

今回のお話は「生活費」という観点からのお話でした(^^)