(画像:Amazon Prime Videoより引用)
ダメダメ男ヒュー・グラントの作品が続いてよかったので、勢いでこちらの映画を観てみました。
2001年に公開された映画で、舞台はイギリスですが、制作はイギリス・アメリカ・フランスの制作らしいです。
車が右ハンドルなのを見て「え?」と思ったんですが、そっか英国か(^^)ということで納得。
公開当時から日本でもヒットし話題となった本作。
ラブコメディはあまり興味がなかったので公開当時は全く関心を持ちませんでした。
(余談ですが私が家出をしてひとり暮らしを始めたのもの2001年。ラブコメディどこじゃなかった(^^))
ブリジット・ジョーンズを演じたレネィ・セルウィガーはアメリカ人の女優ですが、舞台となるイギリスのアクセントを身につけ、13kgも体重を増やして望んだそうです。
結構体当たり的なシーンが多く、日本の芸人森三中ばりのずっこけぶりを披露しています。
日本のドラマでも、方言を勉強して演じる機会がありますが、そんな感じなのかな。
さてさて映画ですが、ストーリーや展開は楽しめました。
ヒュー・グラント演じるダニエルはきっと女ったらしのダメダメ男なんだろうなぁという期待は見事に叶いました(笑)
ブリジットのドジぶりとコリン・ファース演じるマークの不器用さが、ストーリーをいい意味でかき回してくれています。
そしてブリジッドの仲間3人もいいのですが、ブリジットの母親がまたハチャメチャでちょっとしたスパイスになっています。
ブリジットとダニエル、マークの関係が川の本流というなら、ブリジットの両親の問題は支流といった感じで、この存在があるのでストーリーに幅が生まれているような印象を持ちました。
私個人としては、やはりラブコメディーよりはファンタジーコメディーの方が好きかな。
最近観た「About a boy」「天使のくれた時間」「Re:Life」は恋人同士の愛というよりは、家族愛について描かれていて、そちらのほうが好みのようです。
やっぱりメグ・ライアンの作品はきっと見ないんだろうなぁ(笑)
作品も楽しめましたが、役者の演技、特にレネィ・セルウィガーの演技は圧巻でした。
コメディアンではないかと思わせる道化ぶりから、恋する女性の切ない表情、30代独身に対する周囲の冷たい視線を交わしながらの作り笑顔など。
彼女はこの作品で初めてアカデミー賞にノミネートされます。
翌2002年には「シカゴ」で2度めのゴールデングローブ賞を受賞、そしてさらに翌2003年には「コールドマウンテン」でアカデミー助演女優賞を受賞します。
この3年間は彼女にとっても一番油の乗った時期だったのかもしれません。
2010年の出演を最後に一旦ハリウッドから離れますが、2016年ブリジット・ジョーンズシリーズの3作目で復活。
その次の作品2019年「虹の彼方に」でアカデミー主演女優賞を受賞。
演技力という点ではまだまだ衰えを見せていない。
最近では顔がかなり変わってしまったということが話題になっていたようです(^^;;
ネットで調べるとたくさん画像が見れますが、個人的にはこのブリジット・ジョーンズを演じていたときのちょっとぽっちゃりした感じがいいですね。
いつものレネィ・セルウィガーはかなり痩せています。
ヒュー・グラントは日本で言えば火野正平みたいな存在だろうか(笑)
若いときはこれくらいダメ男を貫き通してよかった。
だからこそ、その後の作品で味を感じるんですよね〜。
マーク演じるコリン・ファースは2010年に「英国王のスピーチ」でアカデミー主演男優賞を受賞していますね。
時間が1時間半と視聴するにはちょうどいい時間。
そして2001年の作品の割にはテンポもいい気がするので、あっという間に観てしまったという感じかも。
遅まきながらやっと話題作を観ることができました(^^)