夜ハウスメイトから電話。
何やら建物の一部が壊れている、とのこと。
どうも状況からすると人間、それもハウスメイトの誰かが損傷させた可能性が高そう。
シェアハウスできっとあるあるかもしれませんが、器物破損。
他のシェアハウスではどう対応しているんだろう。
最近ではセキュリティーカメラを設置していて、記録された動画をチェックして加害者を特定するのかもしれません。
うちはセキュリティーカメラを設置していないんです。
オープン当初にそこまで考えていなかったということもありますが、自分の住まいなのにセキュリティーカメラって、と自分が抵抗感を感じていたことや、ハウスメイトの中にも抵抗感を感じる人もいて、費用も新たにかかることから設置にはまだ至っていません。
うむ、現場にいないのでまずは状況確認を進めるべく、ハウスメイト全員へ連絡。
「心当たりがある人、情報を持っている人がいたら知らせて欲しい」というスタンスです。
本人からはもちろん連絡はなし。
こういうときはだいたいお蔵入りになるケースが多い。
危機管理体制として弊社の課題かもしれません(^^;;
さあどうしたものか、と思っていたところへあるハウスメイトから「話がしたい」と連絡がきました。
「自分は現場を見ていないので確証はないんだが、その前後の状況を見ているのである仮説をもっている」ということ。
さっそく電話で話を聴いてみました。
そのハウスメイトにとっては”友人”であり、なおかつ確証がないので「名前は言えない」という条件ではあったが、話を聞いているうちに、だいたいの目星がつきました。
それは、その器物破損を引き起こした可能性が高い「背景」のことを、私自身が知っていたからです。
証拠は全くありません。
でも話の流れ、私の認識、状況から鑑みると私の想定はおそらくあたっていて、私に連絡をくれたハウスメイトも「”おそらく”正しいかもしれない」という表現をしていました。
もちろん、お互いに名前を出すことは控えています。
器物破損はうるさく言えば契約事項に抵触する話で、それに悪意が認められた場合は退去勧告の可能性もでてきます。
しかしそれは全て状況がわかって本当に悪質であることが明らかになった時の話。
本来は何かトラブルがあるときは必ず「理由」「背景」があるもの。
起きた現象ではなく、現象を引き起こした背景が目を向けるべきところです。
その「背景」を探していました。
What did make him or her do?
何がそうさせたんだ。。。
もし私と連絡をくれたハウスメイトの仮説が同じで、しかもあたっていたならば、私が目を向けるのは加害者のケア。
不器用だけど心優しい面を持っている愛すべきハウスメイトです。
本人は意図してたわけでなく、思いがけず器物破損になってしまったと思われます。
それでも本人から謝罪があるべき、と思う人も多いでしょう。
でもこれが難しい。
それはあくまでもこちらの価値観、期待であって、その人からしたら「べき」ではない受け止め方をしているかもしれないし、そこをちゃんと理解するところが一歩だと思うからです。
私がケアをすることがその人にとっていい方向かどうかもわからない。
ここはじっと我慢。
余計なお世話かもしれないしね(^^;;
向こうから求めてきたらいつでも対応できるよう、WindowはOpenにしています。
見守ることしかできないこともあるね。。。
答えを急がない。
そう思うことができるようになって、待つこともできるようになってきた気がします。
年の功か(笑)
夏野菜を軸に、パスタといただいたモッツアレラチーズ。
ちょいとスパイシーなエキストラヴァージンオリーブオイルたっぷりかけて、ゆっくり夕食。