このブログでよく登場してくる船堀のシェアハウス。
日本語を学ぶ人達を応援するシェアハウスとして、近くにある日本語学校と提携し学生を受け入れています。
高校を出たばかりの18歳から30代後半まで年齢、経歴は様々ですが、20代を中心に若い人たちが集まっています。
若い人はとてもエネルギッシュ(^^)
なのでなかなかやんちゃな面もあります(^^)
ルールを守らないとか、いう事訊いてくれないとか、器物破損とかなかなかやらかしてはくれますが、それでもそれぞれの個性がわかってくると、愛すべきキャラクターばかりであることに気付かされます。
そしてよく思うのは”リスペクト”。
何にリスペクトかって、「語学能力」です。
私はMBAアソシエイツの両講師のお手伝いで英語セミナーを開催していますが、私自身は原澤講師の特訓を毎週うけていて、全然発展途上(発展してるのか、というツッコミはおいといて・・・)。
シェアハウスに住んでいる学生は実は多国語を操るツワモノばかりなんです。
以下その人の国籍と、母国語以外に扱える言語とそのレベルをあげてみます。
- 中国:日本語(日常会話OK。テキストは漢字、ひらがな使いこなしている)
- ウクライナ:ロシア語(ネイティブ)、英語(ほぼネイティブ) 、日本語(簡単な日常会話OK)
- ロシア:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(簡単な日常会話OK、漢字のテキストOK)
- 韓国:日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)
- ロシア:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(簡単な日常会話OK)
- アルバニア:ロシア語(ネイティブ)、英語(ネイティブ並)、中国語(ヒアリングが少しOK)、日本語(簡単な会話理解できる)
- ロシア:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)
- モンゴル:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、ロシア語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)、韓国語(簡単な会話OK)
- モンゴル:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(日常会話OK)
- ロシア:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(簡単な日常会話OK)
- インドネシア:英語(ネイティブとの意思疎通OK)、日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)
- 韓国:日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)
- 韓国:日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)、英語(簡単な会話OK)
- アゼルバイジャン:ロシア語(ネイティブ)、英語(ネイティブ並)、日本語(日本人と同じようなコミュニケーションOK)
- ロシア:日本語(日常会話OK)
- モンゴル:英語(簡単な会話OK)、日本語(日常会話OK)
- モンゴル:英語(ほぼネイティブ)
そう母国語入れて2ヶ国語は当たり前で、3分の2が3ヶ国語以上を操れるんです。
アゼルバイジャンの人は、母国語の他にロシア語、英語がネイティブな上に、日本語もほぼ不自由なく会話することができるので、4カ国語をほぼ自在に操れるわけです。
以前私はロシア語やモンゴル語の簡単な挨拶言葉とかを教えてもらったことがありますが、全然覚えられない・・・
今英語でも四苦八苦しているのに、他の国の言葉なんてとてもとても・・・
だから私が到底できないことを彼ら、彼女らはどんどんできるようになっているんです。
この能力たるやすごいの一言。
彼らの特徴は、メディアを使って身につけていること。
日本語の学習には漫画やアニメが大活躍しているそうです。
英語の学習について訊いてみたら
- ドラマ、映画、アニメなどを観る
- ゲームで馴染む
- 英語圏の国に遊びにいって積極的に話しかける
といったことが役に立ったと言っていました。
確かにアメリカに赴任していたときは英語に対する反応はもう少し早かったような気がします。
Anyway、彼らの語学吸収能力の高さは、ただただリスペクト、です。
日本に来たときは日本語をほとんど理解できていなかった人も、今や簡単な会話ができるようになっています。
来日して数ヶ月は異国の地で学校の仲間と活動することを楽しんでいて、「日本語を勉強する気あるのかな」と心配しますが、1年立つと様子が変化して、勉強する時間がぐっと増えるようです。
私にも一生懸命日本語で話しかけようとしてきたり、勉強部屋にこもるようになったり。
何か変化が訪れるのでしょうか。
なので、来日して1年位してからめきめきと日本語が上達していくのがわかるんです。
これは見ていて楽しいですね(^^)
やんちゃな彼ら、彼女らですが、そんな姿をみていると先程のリスペクトの気持ちといっしょになって、なんか可愛く思えてくるんですよね(^^)
「応援する」という気持ちの面でもぐっと強くなっていく気がします。