48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

英語センス take/bring

毎回ではないのですが、”時々”ご紹介させていただく、英語耳をひらこうオンラインセミナーのコンテンツシリーズ(^^)

 

今回ご紹介するのは takeとbring。

 

takeという動詞は、have、make、getなどと並んで「幅広く使われる」動詞の代表格。

 

それを1時間半のオンラインセミナーで説明するとなると、かなり上級者向けとおもわれるぐらい、濃密すぎる内容になりそうなので、今回はbringと比較することで、その一部をとりあげたものです。

 

takeとbringはどう違う?

 

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こちらの場面。

 

左側は、お母さんが「傘を忘れずに(持っていって)ね」と見送っているところ。

 

右側は、学校の先生が「傘を忘れずに(持ってきて)ね」と連絡をしているところ。

 

どちらかがtakeでどちらかがbringです。

 

さあ、どっちでしょう?(^^)

 

正解は・・・

 

左側はtake

 

右側はbring

 

です。

 

どう違うかというと、

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このように、

 

take:どこにいくか関係なく”離れている”イメージ

bring:行く先が”自分または話題のところ”のイメージ

 

を持っています。

 

先程の左側は、

今話題の場所が「家」でそこから「傘をどこかへもっていく」状況

なのでtakeを使っています。

 

一方右側は、

今話題の場所が「学校」でそこへ「傘をもってくる」状況

なのでbringと使っています。

 

これは以前にご紹介した”go”と"come”のイメージそのものなんですね。

 

Bring

bringの例文をいくつかご紹介します。

 

これからパーティーが始まるようです。そのことについて2人が電話で話している場面を想像してみてください(^^)

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例文1 パーティーに持ってくる

A: I wonder what I should bring (to your party). 
B: Bring some food, if you can. 

A:「何を持って行けばいいかな?」
B:「できれば、食料を少し持ってきて

 

「Bさんのパーティー」と行き先が「自分または話題のところ」に料理(some food)を”持っていく”あるいは”持ってくる”なのでbringを使っています。

 

例文2 友達をつれてくる

A: Should I come by myself? 
B: Make sure to bring your friends (to my party). 

A:「一人で行った方がいいですか?」
B:「必ず友達を連れてきて

 

同じように「Bさんのパーティー」と行き先が「自分または話題のところ」に”友達(your friends)”を”連れて行く”あるいは”連れてくる”なのでbringを使っています。

 

例文3 (てぶらで)来てください

A: What do I need to bring to the party. 
B: You don’t have to bring anything.  Just bring yourself. 

A:「パーティに何か持って行く必要があります?」
B:「何も持ってこなくてかまいません。手ぶらでおいでください

 

「Bさんのパーティー」と行き先が「自分または話題のところ」に”あなた自身(yourself)”を”連れてくる”なのでbringを使っています。

 

「ただあなた自身をつれてきてください」がすなわち「てぶらで来てください」という意味になるんですね、面白いですね(^^)

 

パーティーとは別ですがこんなbringの使い方もあります。

A: What brings you here? 
B: I came to visit my friend. 

A:「ここへは、どんな御用で?」
B:「友人を訪問するために来ました」

 

AさんとBさんが今いる地点という「話題のところ」に「何が(what)あなたをここに連れてきたのですか」というのが直接的な訳ですが、すなわち「どんな用があってここに来たのですか」という意味になります。

 

原澤講師、岸講師によるとこの表現はよく使える便利な表現らしいです(^^)

 

take

takeについても例文をご紹介しましょう。

 

例文1 連れて行く

A: How do I get to the station? 
B: Let me take you there. 

A:「駅へはどのように行けばいいですか?」
B:「そこまでお連れしましょう

 

Aさん、Bさんがいる場所から「どこかへ離れる」のでtakeが使われています。

 

例文2 車に乗せてでかける

A: How do you like my new car? 
B: Cool. Take me for a ride. 

A:「僕の新車、どお?」
B:「カッコい〜。乗せて

 

これもAさん、Bさんがいる場所から「どこかへ離れる」のですが、for a rideが後ろについて「車に乗せて」という意味が付け加えられています。

 

例文3 (ある場所へ)連れて行く

A: I want to see a baseball game. 
B: OK. I’ll take you to the ball park. 

A:「野球の試合見たいな」
B:「よし。球場に連れて行ってあげる

 

これは、「野球場」と”話題のところ”なのでbringじゃないの?と思っちゃいますよね(^^)

 

でもここではAさんいるところからも、Bさんがいるところからも”離れて”いくのでtakeを使うんです。

 

「え?”野球場”という”話題のところ”に行くのになぜbringじゃないの?」と思った人、いるかもしれませんね(^^)

 

確かに”話題のところ”ではあるのですが、Bさんが野球場に住んでいるわけでもなく、Aさんの視点に立つと、今話しをしているところから「離れる」行動にでるわけです。

 

”話題のところ”は、会話をしている2人あるいは会話に加わっている仲間内の誰かがいる場所、という意味合いを持っていて、そこに近づくという感覚があります。

 

ここでは野球場がAさんにとってもBさんにとっても「自分のいる場所(あるいは場)ではない」というところがポイントですね。

 

例文3 心奪われる

A: Are you in love with her? 
B: Yes. She took my heart away. 

A:「彼女に惚れちゃったの?」
B:「ああ、心を奪われた(メロメロだ)」

tookはtakeの過去形です。「私の心(my heart)をどこかへ持っていく」すなわち「心を奪う」という意味になるんですね。

 

面白い表現ですね。

 

例文4 息を飲む

A: She is the most beautiful lady I’ve ever met. 
B: You can say that again.
  She takes my breath away. 

A:「彼女は、これまで会った中で一番美しい女性だ」
B:「そのとおり。息をのむ美しさだ

例文3に近い使い方で、my heartの代わりにmy breath すなわち「私の息」が使われていて、「私の息(my breath)をどこかへ持っていく」なので「息を飲む」という意味合いになります。

 

 

 

 

いかがでしたか。

 

MBAアソシエイツと共催している英語耳セミナーでこのような英語センスをご紹介しております。

 

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