英語センスでおなじみの原澤講師から教えてもらった英語センスを備忘録的に(^^)
ontoの使い方
Baby goats jumped onto their backs.
まずはこの例文から。
goat:羊。baby goatsで「赤ちゃん羊たち」です。
jump:これは日本語と同じ「ジャンプする」です。
onto:「〜の上に」後述します(^^)
back:「背中」です。
ここでの意味は「少なからずの赤ちゃん羊が背中の上にジャンプした」という意味になります。
私にとって今回学びがあったのは onto です。
onとtoがくっついたようなのですが、まさにその通りで、「〜の上の方へ」という意味を表します。
inとinto、onとontoって今ひとつ使い分けができていなかったのですが、原澤講師に教えていただき、感覚がつかめました。
onは「くっついている」状態を表す言葉。
toは「〜の方へ」と方向を表す言葉。
onto their backsというと、「背中(にくっつく、すなわち”の上”)に向かって」というイメージになるんですね。
これontoの代わりにonを使うとどうなるでしょう。
Baby goats jumped on their backs.
赤ちゃん羊は背中の上でジャンプした。
そう、背中「に向かって」ではなく背中「の上で」ジャンプする、と意味が変わっちゃうんですね。
inとintoも同様です。
inは「空間でいう”中”」という感覚に対し、intoは「外から中に向かって」という意味合いになります。
Kids jumped into the pond.
子どもたちは池に(向かって)飛び込んだ。
Kids jumped in the pond.
子どもたちは池の中で飛び跳ねた。
(こんなことはあまりありえないけど・・・(笑))
全然意味が違ってきますね(^^)
onto や into はなかなか普段つかいこなせていないですが、ちょっときっかけを掴めたような気がします(^^)
enough
次はこちらの例文です。
Baby goats are limber enough to easily jump that high.
limber:軽快な
赤ちゃんヤギは簡単にそれくらいの高さに飛び上がれるくらい軽快です、という意味です。
ここで学んだのは enough の使い方。
limber(軽快な)という言葉を修飾するための言葉として使われています。
これ、「十分に軽快」ということで、"enough limber"となりそうなんですが、そうはならないんですね。
このenough、
〜 enough to ・・・という形で「・・・するに十分な〜」という意味になります。
区切りとしては"〜 enough" "to ・・・"となります。
"〜 enough"で「十分な〜」としてまとまっており、「・・・に値する」という具体的な部分が"to ・・・"で表現されているからだそうです。
そしてこのlimberという言葉は、「すごく軽快」みたいなことを表現するのに very limberといった表現はしないそうです。
「何に対して」という比較対象が表現されないと意味をなさなくなるため、単純に「とても」という意味を成すveryという言葉をつければいい、というものではないらしい。
「・・・するくらい」「軽快」と具体的なレベルで表現するため、このようにenough to ・・・という言葉を使うんだそうです。
一般には「主観的な様子」を表す言葉は同様らしいのですが、言葉によって扱いが異なるので、その言葉ごとに使い方を覚えていく必要がありそうです。
これらは日本語から理解しようとすると理解するのが難しいですね。
英語だからの表現方法や使い方がある、ある意味当たり前だけどなかなか感覚として簡単にはつかめないところでもあります。
私の課題は「日本語からの脱却」(^^)
英語とイメージが直接結び付けられるよう、パズルのピースをたくさん仕入れるのがトレーニングの一つです。