(画像:Kindle表紙より引用)
コボちゃんを知らない人のほうが少ないくらい、新聞の4コマ漫画としてはとても有名ですよね。
今年1月、読売新聞に掲載13,750回を記録した超長寿漫画です。
先日録画してた「世界で一番受けたい授業」で、コボちゃんを書いている植田まさしさんが取材されていました。
起承転結がしっかりしていて論理性や読解力が身につくということで、小学校、中学校の国語の教材にもなったようです。
扱うテーマが現代社会とリンクしているのが特徴で、その時その時に話題になっているいわゆる「時事ネタ」がベースになっています。
それがちょっとクスっと笑えるというところがいいところで、その「クスっと笑わせるセンス」を40年ほば毎日描き続けてきたというところがすごいです。
時事ネタということもあり、毎日翌日に掲載するネタを書いていたんだそうです。
私なぞ少しでも楽したいと思ってブログを少し書き溜めたりしますが、それでも毎日継続はかなりしんどい。
今一応記録上は1780日くらい連日投稿となっていますが、植田まさしさんは一桁上の13,750回です。
今回の取材で知ったのは、「ぱっと浮かんで書き下ろす」わけではなく、「ネタに対して何か”笑える”要素をかけ合わせてオチをひねり出している」という努力です。
そのための”笑える”要素リストみたいなものがあり、「代用がきくか」とか「勘違い」とか40近くのリストの中から何か掛け合わせられないかなぁとひねっているんだとか。
コントでネタ担当の人がいつかテレビで「ほんと、絞り出すのしんどいっすよ」と言っていたのを聞いたことがあります。
確かに「面白いネタ」ってそんなに簡単にでてこないです。(^^;;
4コマ漫画のつもりで、なにか起承転結を考えてみたんですが、ほんと浮かんでこない(笑)
Kindleで1ヶ月分が100円くらいで購入できるので、お試しで買ってみました。
冒頭のイラストにあるように8月に掲載されたものです。
題材が、あせも、風鈴、プール、夏バテ、まつり、夏休み、オリンピック(2012年だったのでロンドンオリンピックの年でした)、日焼け、せみなどなど本当に時事ネタ、季節ネタでした。
40年もやっているとネタがかぶる恐れもあるそうで、そのためにネタごとに整理して管理しているんだとか。
大学でて就職もせず家でブラブラしていてその時に趣味で描いた4コマ漫画を、お母さんやお兄さんにほめてもらい、出版社にもっていったら採用になったというから、才能もあったんだろうと思います。
でもこれだけ継続をしている、継続する努力をしてきたからこそのコボちゃんの存在感なのかな、ということを番組を通して感じました。
継続でなんとかしようとしている私にとっては励みなる存在です(^^)