今日のニュースはどこのテレビ局もこれ一色でしょう(^^)
ゆうべは久しぶりに銭湯に行き身体をあたため、寝不足だったこともあり早めに就寝。
そのため朝は比較的早く起きれたので、どうなったかなあ、とテレビをつけたらちょうど16板ホールが終わるところ。
同組のライバルが痛恨のトリプルボギーをたたいて、松山選手にぐっと勝利の女神が歩み寄ったところでした。
日本のゴルフ界は長年世界の壁にはねかえされてきました。
国内では無敵だったジャンボ尾崎も海外にでるとまるで借りてきた猫のようにプレーがおとなしくなり、内弁慶と揶揄されていたのが懐かしい。
同世代の青木功が、奇跡のイーグルでハワイアンオープンを優勝し、1980年にジャック・ニクラウスと死闘を演じて全米オープン2位までせまったのが、最高成績。
日本のエースはその後も中嶋常幸、片山晋呉、谷口徹、伊澤利光、そして近年では久しぶりのスター石川遼が挑戦するも、その壁は厚かった。。。
海外挑戦して10年、ついに大器が結果を残した、という感じです。
年間で4つあるメジャー大会のなかでも、マスターズはなにか格別な位置にあるイメージがあります。
アメリカのジョージア州にあるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブが会場。
優勝者にはグリーンのジャケットを前年優勝者から与えられる栄誉があります。
多くのゴルフプレーヤーのあこがれでもあるこのグリーンジャケットをついに日本人選手が袖を通したのは、ゴルフ好きにはたまらない瞬間でした。
優勝が決まった後、中継アナウンサーも解説の中嶋常幸も泣いてましたね。
「ついに・・・」という感覚は、時として涙を誘うものです。
2年前には女子ゴルフで渋野日向子が全英で日本人女性として42年ぶりにメジャー制覇。
彼女の活躍の前には樋口久子、岡本綾子、宮里藍といった名選手が世界への扉をひらいてくれました。
プロ野球では野茂英雄が単身米国に渡ってノーヒットノーランや開幕投手など、エースとしての実績を残したことで、その後の野球選手の活躍のもとになりました。
サッカーでは奥寺康彦がヨーロッパリーグを開拓し、キングカズがぐっとこじあけたことで、サッカー選手の海外活躍の起点となりました。
バスケットボールでは八村塁がドラフトにかかりました。
これまで世界レベルに手が届かなかったところに、どんどん日本人選手が挑戦して活躍するようになってきました。
その中でも、この男子ゴルフは特に世界との差が大きかっただけに、ほんとすごいことをやってのけてくれました。
2年前の渋野日向子もそうでしたが、最後の最後まで実力を出し切れる強い精神力を今の選手はもっているんですね。
結果を考えると萎縮してプレーに影響がでかねないところ、自分のプレーに集中できるその集中力。
その裏には大変な努力と行動の積み重ねがあったことと察します。
到底自分にはできないことをやってのけてくれるスターの存在は、嬉しいものです。
松山選手、おめでとう!