48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

プロバイダ責任制限法

NHKのニュースを観ていて初めて知りました。

 

この「プロバイダ責任制限法」が閣議決定されたとのこと。

 

元プロレスラー木村花さんが、SNSでの誹謗中傷をうけて自ら命をたったことをきっかけに法整備が進められたそうです。

 

具体的にどう変わるかと言うと

 

現在、被害者が投稿者の情報を得るには、会員制交流サイト(SNS)の運営会社と通信事業者に対して2度の裁判手続きが必要らしいです。

 

改正案では手続きが一度で済み、迅速な被害者救済につながるというものです。

 

 

 

 

SNSでの投稿は匿名性があるため、特定されないことをいいことに、好き勝手に人を傷つける投稿が後を立ちません。

 

「気にしなければいいじゃない」

 

というのはあまりにも無神経。

 

人それぞれ感じるところはたくさんあって、気になってしまったらそれはそれで自分が傷ついてしまうことはいくらでもあります。

 

自分が誰かばれないから、といって好き勝手なことを相手にぶつけるのは、私の感覚では卑怯と感じます。

 

好き嫌いや意見の相違はあって当たり前。

 

それを表明すること自体は個人の自由だと思います。

 

でも、批判をするなら自分が誰であるかを表明することがフェアだというのが私の感覚。

 

バレなきゃいいじゃん、は受け入れられません。

 

 

 

いろいろと技術が進み、多様性が拡がってきている現代。

 

社会との関わり方はより複雑になるし、自分たちにとって心地良い環境をみつけることも難しくなってきています。

 

そのためのキーワードの一つは「フェア」ではないか、と。

 

人間は社会があって生き延びられる生物。

 

まったく社会がないところでは、衣類ももてないし、食料もつくれない、住む家さえもつくれない、そんなよわっちい存在で、あっという間にクマ、ライオンなどの肉食動物の餌食になるでしょう。

 

あまりにも当たり前になっている「社会」というものを無視している人が残念ながら存在はしています。

 

自由と尊厳は必要ですが、社会を構成する上で、人の欲望を抑制する仕組みはある程度必要なのではないか、そう考えさせられた案件です。

 

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