48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

初富士山挑戦〜(2)

22時に就寝して睡眠はあまり深くなかったこともあり、夜中に雨が降っている音は聞こえていました。

 

朝起床予定時間の3時半になっても雨脚は弱まらなかったので、出発予定時刻を1時間ほど延期しました。

 

1時間経っても雨はやまなかったのですが、9時位には雨がやみそうだ、という予報に期待して出発することに。

 

いつもは朝食は食べないのですが、この日は山に登るので持ってきた非常食を食す!

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災害発生時の非常食として常備しているアルファ米

 

水だと60分、お湯なら15分で食べられます。

 

初めて食べましたが、非常食としては悪くない(^^)

 

お湯代300円払って食べたのですが、このときに麦茶でなく水を持ってくればよかったと反省^^;;

 

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さてレインコートに身を包んでいざ出発です。

 

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スタートとなる吉田口五合目は標高2,235メートル。

 

山頂(剣ヶ峰)は3,776メートルになり、約1,500メートルほど登る計算で、距離にすると6km(6,000メートル)という表示。

 

計算上はざっくり15度の傾斜なので、結構な角度ですね。

 

頂上に行くほど急になっていくので、最初は緩やかでも途中かなりきつくなることが予想されます。

 

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富士山の登山ルートは主に

 

  • 吉田ルート
  • 須走ルート
  • 御殿場ルート
  • 富士宮ルート

 

と4つあります。

 

吉田ルートは、富士山の登山ルートの中で一番整備されているコースだそうです。

 

なのでこのように人工的に整備されている登山道が6合目くらいまで続きます。

 

6合目はいつの間にかすぎていて記録写真を取りそこねました(^^)

 

6合目をすぎると、数千年前の噴火で吹き出したであろうマグマの塊がごつごつとして行く手を阻みます。

 

このあたりになってくると、やまない雨がなかなかきつく感じるようになってきます。

 

途中メンバーの1人が体調を崩したため下山。

 

昨日すでに登頂しているハウスメイトが一緒に下山して後からおっかけてくることに。

 

もう1人のハウスメイトと上を目指します。

 

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7合目到着!

 

なお、吉田口ルートは初心者向けということもあり、山小屋もたくさんあります。

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(図:公益社団法人やまなし観光推進機構のホームページより引用)

 

五合目にある「佐藤小屋」は今回宿泊した場所。

 

七合目の記念写真は「日の出館」の前。

 

雨はやむどころか下から吹き付けてくる始末・・・

 

そしてなんとか八合目に到着。

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文字がキレてしまっていますが、太子館という山小屋の前です。

 

標高3,100メートルまできました。

 

もうメガネが雨とくもりで全然見えない(笑)

 

はめてたグローブもびしょびしょで手がかじかんでしまい、写真とるのがやっと(^^)

 

これらの山小屋はすべて「宿泊者専用」のため、休憩で利用することができないんですね。

 

なので、休憩時も雨ざらし

 

なんと過酷な環境・・・

 

そしてさらに上にあがって蓬莱館という山小屋まできたのですが、ここで寒気を感じてきたので体温低下の恐れがあると思い、私は下山することにしました。

 

もうひとりのハウスメイトはまだ体力があるということで、上を目指したそうですが、もう一つ上の白雲荘という山小屋まで行って下山したそうです。

 

蓬莱館の標高は3,150メートル。

 

昔登った奥穂高は3,190メートルなのでちょっと足りませんでした(^^)

 

体調不良のハウスメイトを五合目まで送り届けたハウスメイトは、なんと私が下山している途中で太子館で休憩している間にすれ違ったようで、白雲荘で上を目指したハウスメイトと合流し、そこから下山道で下山。

 

下山道は砂利道で登山道のような岩などがなく、かなり早く降りることができます。

 

下山道に入れなかった私は登山道を降りていったためものすごく時間がかかり、なんと五合目では先を越されていました(笑)

 

下山している途中でもってきたユニクロのダウンを中に着込んだのですが、それでも手足がびしょびしょでじわじわと身体が冷えてきますね。

 

下山道への分岐を見つける余裕がなかった・・・

 

 

 

ということで、早いとこ身体を温めようということで、バスに乗って富士急ハイランド近くのふじやま温泉へ。

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富士急ハイランドの中にあるのですが、なかなか駅やバス停からのアクセスが楽でない(^^)

 

入湯料は1,800円でバスタオル、タオル付きです。

 

男性用浴室は露天風呂に温泉がありました。

 

ゆっくり入って生き返ったところで、ちょっと遅い昼食。

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この後、おつまみセットを頼むこと3つ(笑)

 

すっかり生き返りました。

 

ここはテーブルでもちゃんとアクリルで1人ずつ仕切られており、乾杯するときもアクリル板越しでエア乾杯。

 

それと万が一のために、ということで代表者の連絡先を提出することを求められました。

 

もちろん喜んで協力しました。

 

富士急ハイランド駅から新宿へ直通している特急で帰宅。

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電車でも飲む(^^)

 

しんどかった分ビールが進みました。

 

この後JRに入ったらJRの規定でシートは向かい合わせができない、ということでシートの向きを変えることになりました。

 

やむを得ない措置だと思います。

 

 

 

さて、今回いろいろと反省。

  • 持っていく水分は麦茶だけでなくただの水もあったほうがいい。
  • その際ペットボトルは飲み終わった後かんたんに潰れる軽いタイプのほうがいい(現地には基本ゴミ箱はないので使い終わったら持って帰る必要があります)。
  • 3本は多すぎた
  • お湯はお金がかかるしお湯をいれる水筒も重いのでバーナーの方がいい。山頂でコーヒーはもう少し慣れてからか。
  • グローブは防水がいい(防水のグローブを持っていたのですがびっしょびしょになってしまいました。メーカーのページをみると「シームテープ加工が施されていないため、完全防水ではありません。」とな。。。)
  • 百均のジップ付き収納ケースは防水としては期待できないのでジップロックのように食品用のものか登山用のものを使う方がいい(百均の収納ケースにいれていたお金やカードなどがびしょびしょになっていた)
  • 富士山でも登山用靴を別にもっていったほうがいい(帰りぐしょぐしょの靴で帰ることになったので)。
  • 100円玉はたくさん必要(山のトイレは維持費を確保するためほぼすべて有料で200円前後かかります)。
  • リュックのレインカバーは隙間もあるしカバーしていないところから水が入ってくるので中は濡れるものと思ったほうがいい。

 

今回よかったこと。

  • お弁当をもっていったこと(食事代の節約になってビール代が出た(笑))
  • 年のためにダウンをもっていったこと(寒くなったときによかった)
  • 麦茶をもっていったこと(水分補給代を節約できたし、ハウスメイトにあげることもできた)
  • ナッツとSoyjoy。小腹が減った時、移動時のつまみと兼用できた。
  • ゲーターは砂利道で靴に砂利が入るのを防ぐのにいい。
  • バス移動。(交通費の節約)
  • 百均の保冷バッグ(冷凍した麦茶が1日たってもまだ氷があったくらい保冷がきいいていた)。ただ保冷バッグが結露して濡れるのでその対応は必要。
  • 荷物を預かってくれるところがあったこと(着替えなどをおいておくことができると荷物がだいぶ軽くなります)。

 

 

今回は登頂断念しましたが、近くリベンジを目論見中。。。