先日このブログで、「イギリスがコロナに対する規制を緩和する」政策を打ち出したので注目したい、と投稿しました。
それから1ヶ月近くたったのでどんな状況か確認してみました。
こちらの記事を参考にしています。
ポイントは死者数。
日本でも、これまで数人レベルだったのが20人に、と増加が確認されています。
(データ:ロイターのトラッカーより引用)
イギリスは5月、6月は1日あたり20人未満だったのですが、7月19日に制限解除を発表、8月に入ってから増加に転じて、8月10日は146人。
(データ:ロイターのトラッカーより引用)
ピークに比べればかなり少ないですが、増加に転じているところは気になります。
ワクチン接種が進んでいるイスラエルでは6月に一旦マスク義務を解除したのですが、感染者が今は1日6,000人に達し再び制限をかけていますが、こちらも死者数の増加が観られます。
(データ:ロイターのトラッカーより引用)
ただ増加に転じているのは7月後半からで、世界全体の傾向でもあります。
(データ:ロイターのトラッカーより引用)
データ自体はインドネシアが300人弱だったところ、2,000人前後まで一気に増加した影響が最も大きいです。
インドネシアの数値を除くと実は世界レベルでの変動はそれほど大きくない。
ということは、イギリスやイスラエル、そして日本のように7月後半から増加しているのはそれぞれの国の傾向に見えます。
アメリカやロシア、ブラジルなどは微増もしくは減少傾向です。
7月後半からとなるとオリンピックによる人流増加の影響があるのだろうか。。。
1ヶ月前に投稿したように、感染者数に対する死者数の割合は、今までよりはかなり下がっているため、従来株(武漢から広まったもの)、アルファ株(旧称イギリス型)、ベータ株(旧称南アフリカ型)、ガンマ型(旧称ブラジル型)に対し、デルタ型(旧称インド型)は致死率が下がっているように見えますが、後遺症の報告などもあり、それでも安心できる材料はまだない、というのが現時点での印象です。
イギリスの規制緩和政策は、人々をさらにリスクに晒す危険性がある可能性は現時点ではまだ否定できず、「イギリスの挑戦」についてはまだ評価できないですね。
我々にできることは
- 人混みをさける
- 手洗いをこまめにする
- マスクを着用する
- 近距離でのおしゃべりを避ける
といったことくらいですが、たとえ人流があったとしてもこれらを我々が頑張ることで感染リスクを下げることは可能だと認識しています。
自分でできることを愚直に続けていきましょう。