48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

貧すれば鈍する

シェアハウスは同じ屋根の下で共有部にある設備や備品を共用して生活する空間です。

 

基本的には賃貸になるのですが、一般的なアパートやマンションの1室を借りる賃貸とは異なる点がいくつかあります。

 

その一つが「契約」です。

 

シェアハウスでは「定期建物賃貸借契約」という賃貸契約を締結することが多いです。

 

一般の賃貸契約と何が違うのか。

 

一般賃貸契約は、利用者が契約期限後も住みたいという意思表示をすれば契約が自動更新されるのですが、定期建物賃貸借契約にはその自動更新がありません。

 

契約期限が来た後も利用するためには「再契約」という手続きが必要です。

 

何が違うのか。

 

「再契約」になるということは、その時点で借主がこの後も利用することを、借主と貸主が合意する、というプロセスが必要となる、ということです。

 

平たく言えば、貸主にも継続の是非について判断する権利がある、ということです。

 

なぜこのような違う契約が存在するのか。

 

シェアハウスのコミュニティにそぐわず、他の利用者に悪影響を与える場合、管理運営側がハウスのコミュニティを守るための唯一のカードだからです。

 

個人の生活スタイルは千差万別で、それぞれが尊重されるべきもの。

 

だから生活スタイルを変えることを強要することは基本できません。

 

そのため、ハウス内では「他のハウスメイトへ配慮してくれることの協力をお願いする」ということになります。

 

この協力依頼内容が、ご本人の許容範囲であれば大きなストレスなく生活を継続することができますが、許容範囲を超える場合、本人にとっても周りにとってもストレスになります。

 

もちろん話し合いやシステムを追加するなど、いろいろ手を尽くすのですがそれでも居力依頼内容がご本人に合わない場合、「再契約をしない」という判断をすることがあります。

 

 

 

2015年に運営を始めて以来、昨年までその決断をして本人に通達したのはわずかに1人でした。

 

www.almater.jp

 

このときはその後本人とサシでじっくり話し合い、決断をかえて再契約をし本人もハウスにとても協力的になってくれて、いい関係を気づくことになりました。

 

ところが今年になってその判断をすでに2人に適用し、さらにもう1人適用せざるをえない状況となりました。

 

こちらが通達する前に本人が退去した例も1つあり、それも加えると4人。。。

 

 

 

なんとかハウスで受け入れられないか、ということを考え続け、本人を尊重し対応してきたつもりですが、自分の力およばず、です。

 

要因は人それぞれあるのですが、根っこにあるのは私の運営方針かもしれません。

 

私はハウスごとにコンセプトをおいて、そのコンセプトに共感できる人たちにご利用いただくよう運営してきました。

 

ところが昨年来のコロナ禍で入居率が下がり、肝心の問合せが来ない状況が続いたこともあり、一旦「コンセプトにこだわらない」という”妥協”をしました。

 

実はその”妥協”して受け入れた人たち、それがこの4人なんです。

 

 

 

この4人が悪い、という話ではありません。

 

ただ私が運営しているコミュニティーに合わないであろう人たちを受け入れてしまった私に責があります。

 

その結果前から利用してくれているハウスメイトたちに大なり小なり迷惑をかけてしまうことになりました。

 

 

 

貧すれば鈍する

 

変化に対応する柔軟性は必要ですが、ブラしてはいけない軸もあることをこの数ヶ月感じさせられました。

 

この状況は貸主にも正直にお伝えし、ご説明をしてご理解をいただくことができました。

 

とてもありがたいことです。

 

まだ現時点では終わってはいないのですが、自分自身の気持ちをしっかりさせるために時期的にはやや早い段階ですが投稿することにしました。

 

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先日とあるファミレスで出てきたランチに付いていたサラダ。

 

ん〜〜?を二度見をしてしまうくらい、ちょっと期待とは違った貧弱さ(^^)

 

お店としてはこれがスタイルなんだろうけど、ちょっとがっかりしてしまった残念なメニュー(^^)

 

私もこのようにがっかりさせないように気をはらないと・・・