48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

昔話法廷

いつも愛読しているdorifamuさんのブログで紹介されていた「昔話法廷」。

 

www.dorifamu.work

 

NHK for schoolとして昨年秋から10回に渡って放送されたものが、最近再放送されていたようです。

 

dorifamuさんのブログをみて内容に興味をもったので、NHKプラスで早速みてみました。

 

番組の紹介はdorifamuさんのブログがとてもわかり易いです(^^)

 

誰でも知っているような昔話を題材にしているのですが、その登場者の1人が取った行動が「罪」である、ということで裁判で争う、という企画です。

 

例えば「赤ずきんちゃん」では、最後に狼のお腹に石をたくさん詰めて死に至らしめた赤ずきんが「殺人犯」として被告となります。

 

なかなかユニークな設定ですよね。

 

ユニークな番組

ユニークという点では、このシリーズの大きな特徴は3つほどあります。

 

  • 番組の構成
  • 扱っているテーマ
  • キャスティング

 

番組の構成

裁判員裁判形式で、証人尋問、被告人質問、最終弁論という構成になっていて、検察側と弁護側がそれぞれの質問、主張を行い、判決前に裁判官は「これから裁判員と一緒に判決を話し合います」で終わります。

 

すなわち「あなたならどう判断しますか?」という投げかけで終わるんです。

 

そう、だから毎回話しは完結しません。

 

時間は15分と短いですが、すっきりさっぱりというエンターテイメントではないんです(^^)

 

 

扱っているテーマ

今我々が突きつけられている社会的問題がテーマとして取り上げられています。

 

「桃太郎」の回では、「差別」と「SNSによる誹謗中傷」という大きなテーマが盛り込まれています。

 

「さるかに合戦」では「命」について。

 

などなど。。

 

なぜ被告が罪を問われているのか、そしてその罪にどう向き合うのか、といったところに、現代の我々が直面する課題が見え隠れしているんです。

 

「正義」ってなあに?とかね(^^)

 

キャスティング

驚くのは出演者たち。

 

検察、弁護人、被告、原告、裁判員の1人(この裁判員の独白がナレーションの役割をしています)がどれも演技力高い俳優たちがキャスティングされています。

 

さきほどの「桃太郎」では検察が天海祐希、弁護人は佐藤浩市、原告側に仲里依紗

 

赤ずきんちゃん」では検察が吉田羊、弁護人が竹中直人

 

「さるかに合戦」では検察が小林聡美、弁護人に小澤征悦裁判員須賀健太

 

といった具合です。

 

 

 

終わりに

内容、セリフ、構成がかなり練り込まれている印象があります。

 

子供向けというより、我々大人が見て考えてもいいんじゃないか、とさえ感じます。

 

「昔話法廷」のホームページはこちら。

www.nhk.or.jp

 

嬉しいことに過去放送を観ることができます(^^)

 

差別、格差、正義、幸福、家族、社会、命、生きがい、環境、・・・

 

我々はいつも意識・無意識にこういったテーマと向き合い、時には悩み、時には苦しみ、時には守られ、日々生きているんですよね。

 

やはりNHK、いい番組作ってます。

 

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dorifamuさん、勝手にブログ引用しちゃってすみません(^^)