Facebookを何気なくながめていたら、高校時代の同級生Aさんが、「高校時代の同期BさんがこんなYoutubeを公開している」として投稿していたのがこちら。
戦後、吉田茂率いる自民党と鳩山一郎率いる日本民主党が合流して自由民主党が誕生、今のいわゆる「自民党」(自由民主党を省略してこう呼ばれることが多いですね。ここでは以降理がない限り「自民党」と記載します)として長年政権を担ってきました。
その自民党の派閥の歴史を6分弱でまとめた動画です。
この動画をまとめた政治学者内山氏は私と同期らしいのだが、学生時代はほとんど面識がありませんでした^^;;
中学から300人、高校からさらに100人加わって1学年400人いるので、6年在籍していたとはいえ全員すべてと面識をもつのもなかなか至難。
内山氏はこちらにも記事が掲載されていて、その動画をつかって自民党の総裁選について解説をしていました。
同級生、頑張ってるなぁ。。。
私が記憶にあるのは、「三角大福中」の時代からで、首相は第65代首相田中角栄のときからです。
私のこれまでの派閥の中心の歴史の印象はこんな感じでした。
- 佐藤栄作からの流れを組む田中角栄率いる田中派
- 田中派から独立して経世会を立ち上げた竹下派
- 竹下派はその後小渕、橋本と続く
- 岸信介・福田赳夫の流れを組む森派が森喜朗が首相になってから勢力の中心になる
- 小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と次々と首相を送り込む
- 一時期民主党に政権を奪われるも、震災後に安倍晋三で復活
- そして現在も最大派閥
「三角大福中」は三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘という後に首相になる面々で、当時の印象は、田中が強く、福田がそれに続き、大平がその次、三木と中曽根は少数という感じでした。
現在この5派はどうなっているのか。
- 田中派は竹下派として現在第3派閥。
- 福田派は細田派として現在第1派閥。
- 大平派は麻生派、岸田派、谷垣Gに分裂。現在岸田派は第5派閥。
- 三木派は大平派から分裂した麻生派に吸収され現在第2派閥。
- 中曽根派はその後二階派と石原派に別れ、現在それぞれ第4派閥、第7派閥
- 現在第6派閥の石破派は「三角大福中」にはつながっていない。
となっていてその勢力図はだいぶ変わりました。
野党同士が手を結ぶ連立を模索していますが、自民党はこの派閥がいわゆる一つの党みたいなもので、自民党政権は派閥による連立政権みたい見方もできます。
それを何十年もやってきているから、連立というか他のグループとの手の結び方は、実経験が豊富なのかもしれません。
先日行われた総裁選は4人の候補者がでて公開討論会を開くなど、かなり話題となりました。
度重なる緊急事態宣言で我慢を強いられた国民から当時の菅首相がそっぽをむかれて、自民党の人気が落ちかけていたところに、この総裁選は劇場型ですっかり話題をさらってしまった感があります。
テレビを観ていた母が「菅さんは、上手に首相やめたね。」とぽろっと言って、「あ、たしかにそういう見方もあるな」なんて思いました。
今回の総裁選では派閥の動きが、従来ほど強くなかったような報道がされていたので、もしその通りなら、派閥としての機能もまた変わってくるかもしれません。
自民党の派閥といえば、私はこの漫画で自民党の歴史を垣間見ました。
原作の戸川猪佐武氏が死去してしまったため、中曽根康弘が首相になった第10巻で終わってしまったのが残念。
画は、ゴルゴ13でおなじみで先日亡くなったさいとうたかを氏なのでなかなか見応えあります。
フィクションではありますが、派閥の流れについては実際の変遷をみせてくれます。
日本は政治に関心をもたなくても平和に暮らせる、とても恵まれた国です。
健康なときに健康について気をつけないのと同じで、政治に関心がなくても生活ができるというのはほっといてもある程度政治が安定している、と見ることもできます。
内戦が続く国では政治どころか明日の生活も保証されていません。
タリバンが復権したアフガニスタンでは女性が社会活動をすること自体が難しくなっています。
こういった国々では、政治に関心を持たないと生活が危ぶまれるから関心を持たざるを得ないんですね。
私も正直関心低いし、むしろ政治の世界を毛嫌いする傾向です。
それでも歳をとってから少しずつ関心を持つようになってきた気がします。
Youtubeで麻生太郎元副総理がN高政治部という番組で講演と学生からの質問に答えています。
好き嫌い、是非はいろいろあっていいと思いますが、話の視点はふと気付かされることがあります(^^)
麻生さんはマスコミによって作られたイメージが先行していますが、直接話しを聴くと違う印象がありました。
私はもっと話を聞きたいと思いました(^^)
あ、先日ここでご紹介したChromeのSpeed Controllerで2倍にしても聴き取れます。
通常速度できくと麻生さんが学生に丁寧に伝えようとかなりゆっくり話をしていることがわかります。
なので倍速でも十分聴き取れるんですね(^^)
全てはわからなくても、マスコミのイメージで振り回されるのではなく、少なくとも直接本人の声を聴いて自分で感じて判断したいですね。
今月末選挙がありますね。
1つ1つは小さくても、自分の声を自分の判断で届けられるシステムを活用していきましょう。