48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

登山トレーニング

7月にランニングシェアハウスの企画で北アルプス槍ヶ岳に登山することを予定しています。

 

1人登山の達人がいるのですが、ハウスメイトや元ハウスメイトの中には登山経験がない人もいることから、達人Tさんの発案で、トレーニングが企画されました。

 

わざとリュックにおもりをしょって負荷をかけて山を登る、というもの。

 

登山ではある程度の荷物を持っていく必要がありますから、荷物をしょって山を登る体験は大切。しかもかなり重い重量を経験しておくと、実際はもっと軽い装備になる本番では楽に感じられるのではないか、という狙いです。

 

槍ヶ岳上高地からアクセスするのですが、最初はほぼ平坦の道から入り、段々と傾斜が強くなっていく行程で、それにやや近いということで神奈川県の大山でトレーニングすることにしました。

 

大山への通常のハイキングコースは、小田急伊勢原駅からバスにのってケーブルカー駅までいき、そこから登っていくコース。

 

レーニングでは、伊勢原駅から小田原よりの隣の駅鶴巻温泉駅から徒歩で山頂へ向かいます。

 

朝7時半に鶴巻温泉駅に集合し、駅前広場の水呑み場にて水くみ。

ペットボトルや水袋などにめいめい水をいれてリュックの重量を増します。

 

男性の目標は20キログラム。これが重い・・・^^;;

 

ランニングシェアハウスRAのKさんはランナーなので、なんとタウンリュックで登場。背中に16キロしょって両手に2リットル(2キログラム)ずつもって合計20キログラム(笑)

 

登山用リュックは重量を腰でささえるためにウエストベルトがついているのですが、タウンリュックはそれがなく、Kさんはかなり苦労したようです^^;;

 

行程はこんな感じです。

 

大山は標高1,252メートル、鶴巻温泉駅は標高20メートルなので、ほぼ1,200メートルを登り切ることになります。距離は11キロメートルちょっと。

 

通常はこの赤いルートの右側にある611号線がきれるところまでバスで行くんですね。

 

大山ケーブル駅は標高400メートルくらいなので、800メートルを登る感じです。距離は3キロメートルちょっと。

 

なので通常の大山登山よりもかなり長い距離であること、最初はゆるやかでだんだんと斜度があがっていくのがわかるかと思います。

 

なかなかの山道です^^;;

 

あるいて4キロメートルくらいのところで念仏山の山頂へ。標高357メートル。距離は1/3ほどきていますが、高度はまだまだ。2時間20分ほどかかりました。

 

最初はリュックの重みが肩にきていたので、肩に痛みを感じるようになったのですが、達人Tさんのアドバイスで、ウエストベルトをぐっと絞ってリュックを腰骨にのせるようにしてからかなり楽になり、肩の痛みもなくなりました。

 

東名高速道路の手前くらいで高取山に到着。標高は556メートルです。

 

この写真の奥にみえるのがゴールの大山頂上。ひえ〜、まだあんなにあるのか、となかなかのインパクトでした^^;;

 

途中で休み休みいったのですが、それでも20キログラムを背負って山を登るって、こんなにきついのか、と思いました。

 

そしてその重さがボディーブローのようにだんだんと効いてきて、足にかなり負担がくることを体感します。

 

途中で足をふみはずしてくじいたのですが、痛みはなかったのでそのまま続行。

 

ペースをみてみると1キロメートルで標高100メートルあがるペースだった前半は1キロメートルあたり20分〜30分(休憩はさんでいる)くらいでしたが、最後の登頂では1kmあたり200前後と斜度が倍になっていて、40分近くもかかりました。

 

途中よっぽどしょってる水を捨てて楽になろうと思いましたが、せっかくトレーニングできているのだから時間はかかっても最後までやり遂げよう、と。

 

そしてあるき続けること5時間でやっと山頂に到着!

いや〜、よく登りきったなぁ。。。

 

みんながしょっていた水がでてくる、出てくる(笑)

 

私も2リットル4本で8キログラムを背負ってました。

 

山頂でこのおもしだった水を山に返します(^^)これをやりたくて頑張ったんだよなぁ。。。

 

山頂は大勢の人たちで賑わっていました。近くにいたひとに撮影をお願いして記念写真。

 

楽しみのランチタイム(^^)冷凍のからあげと野菜、炊いてから冷凍していたご飯をそれぞれ解凍して積んできました。うまかったぁ〜〜。

 

ちなみKさんはトレランしたい、ということでお昼も食べずにこのまま走って下山にむかいました。相変わらず走るなぁ(笑)

 

お昼食べながら達人Tさんに来月の槍ヶ岳での食事についていろいろとおしえていただきました。

 

お腹もみたされ、休憩もできたのでいよいよ下山。

 

ふっとしょったリュックの軽いこと!(笑)

 

帰りは最短で戻るため通常の登山道を降りていきます。

 

これがまた結構たいへんで、通常の登山道でも岩がごつごつしているのでなかなか勢いがつかないんですよね。

 

下りは太ももの筋肉をかなり使うのですが、このときにかなり足にきていることがわかったので、ペースを落として怪我しないように慎重に下山。

 

それでもたくさんの人を抜いていったのでペース自体はそんなに遅くはなかったとは思います。

 

ケーブルカーの駅に到着して2人は走って下山ですが、私はケーブルカーで降りることにしました。

もう通路もいっぱいになって大混雑^^;;

 

6分で下の駅までいくので早いですね。

 

下のバス停でどれくらい待つのかなぁと思ったらなんとあの2人が山道からでてきたではないか!

 

ということで私が全く待つことなく、しかもバスがきていたのでそのまま乗車。

 

このバスも満員・・・

 

伊勢原駅まで30分ちょっとなのですが、だんだんとそれまでなんともなかった右足のひねったところが痛くなりだしてきた・・・

 

そして駅に着く直前で気分が悪くなり座り込んでしまう始末。。。

 

いや〜、やばかった。終点で下車してしばらく降車場で座り込んで休憩。

 

私は帰宅するため、2人にはKさんがすでに向かった鶴巻温泉にいってもらいしばしそこで座り込んでいたのですが、両足の内転筋がツッたり、右足首の痛みが強くなったりしてなかなか立ち上がれず^^;;

 

そして登山用パンツとシューズでしっかりカードしていたのに、右足ふくらはぎに数匹のヒルがすいついていたらしく、パンツの裏側が血だらけ。。。

 

汗びっしょりで冷えてきたので駅のトイレで着替えて電車に乗って帰宅。

 

帰宅(この日は実家へ)してさっそく湿布してサポーターでガードしました。

 

 

 

 

20キログラムをしょって山を登ることで足腰の鍛錬になることや、今の自分では20キログラムはほぼ限界レベルだったことを知りました。

 

この歳でも新たな発見です。

 

まずは捻挫治さないと。。。当日はタクシー使ったり、翌日実家から荷物を運び出す予定だったのですがこの足では無理なのでレンタカー借りたり、と追加出費がありましたが、いい体験ができました。

 

これまでの登山で一番きつかった^^;;