48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

映画鑑賞〜ONCEダブリンの街角で

今回観た映画はこちら「once ダブリンの街角で」です。

 

前回「はじまりのうた」をご紹介しましたが、思いの外反響があり「はじまりのうた」が大好きという人が結構いらっしゃってびっくりしました(^^)

 

www.almater.jp

 

今回の映画は前の投稿でも触れましたが、「はじまりのうた」の監督ジョン・カーニーの作品です。

 

「はじまりのうた」は2013年でしたが、本作品は2007年の製作で、舞台は題名にもあるようにアイルランドです。

 

時間にして1時間半弱という短いものですが、内容はとても素敵でした。

 

まず、映画の殆どが「歌」です。

 

そしてその歌詞がアイルランドフォークとでもいうのでしょうか、独特の哀愁感がありつつ、心にぐっと刺さる歌ばかりです。

 

主人は”男””女”なんですが、いずれも最初から最後までこの主人公2人の名前がでません(笑)

 

父親の仕事「掃除機の修理屋」を手伝いながらストリートシンガーとして活動している”男”。

 

その”男”の歌を偶然ストリートで聴いた”女”が、歌がいい、と話しかけてきます。

 

よくあるストーリーだと、この後2人は結ばれてハッピーエンド、なのですが、全く異なる結末を迎えるのもこの映画独特のキャラかもしれません。

 

 

 

この映画は歌を通じて視聴者の心に語りかける映画なんだな、と思いました。

 

実際に映画で主演した”男”と”女”の役者は、いずれもプロのシンガーソングライターで、日本では無名のためWikipediaでも英語版でないとそれぞれの情報を観ることができません。

 

前のブログでも触れましたが、この映画は異例の低予算で製作されたので、有名なアーティストはキャスティングできなかったんでしょうね。

 

ハリウッドスターなら1本の映画で出演料が数百万ドルするでしょうけど、この映画の予算はわずか16万ドルです。

 

 

 

ジョン・カーニーという監督、いやアーティストは、映画と手段で音楽を伝えようとしたのかもしれません。

 

映画のストーリーとしては、クライマックスがあるわけでもないですし、ありがちなハッピーエンドではないので、異質な感じがするかもしれません。

 

でも、映画で使われている歌が常に我々に語りかけており、結末もありがちではないのですが、ある意味ハッピーエンドと私は思えました。

 

 

 

 

この映画では、いろいろな場面で歌うシーンが観られます。

 

ストリート、自分の部屋、友人の家、スタジオ、バスの中・・・

 

バスの中でも唄っちゃんです(笑)

 

思うに今の日本では、自由に歌う環境が意外と少ないかもしれません。

 

とにかく「近所迷惑」という錦の御旗をかかげて、学校の子供の声さえもうるさいという大人がいる始末・・・

 

本当に過ごしにくい面があります。

 

なので、これだけ好きなところで好きなように歌えるっていいなぁって思っちゃいます。

 

この映画は2007年ですが、音楽的にはなんとなくですが、1980年代の日本の音楽に近いものがありそうな気がしました。

 

1980年代なら私も部屋でフォークギターかきならしていた時代です。

 

オーディオセットでスピーカーから大きな音を出して楽しんでいた時代です。

 

今は「隣の音がうるさい」とかいって、音に関しては制約ばかり増えました。

 

せちがないなぁ。。。とこの映画を観て感じます。

 

でもさすがに1980年代の日本でも、バスの中でいきなりフォークギター出して歌う人はいなかったかなぁ(笑)

 

 

 

 

追伸:この映画もサントラトラックがでているようです。