今回観た映画はこちら「エルフ〜サンタの国からやってきた」です。
2003年にアメリカで制作されたファンタジー・コメディです。
北極に住むサンタやエルフたちに偶然人間の赤ちゃんが紛れてしまいます。
エルフに育てられますが、小人のエルフに対して人間は大きすぎる(^^)
この赤ちゃん、バディと名付けられて30年たちましたが、段々とエルフの世界に馴染めなくなってきます。
そこでエルフの育ての父親は、人間の生みの親がNYにいることを伝えると、バディはどうしても会いたいと単身ニューヨークに向かいます。
そこで実の親と対面するのですが、そこからいろいろなことが起こるというストーリーです。
ストーリー自体はコメディ仕立てで、暴力的なシーンや性的描写もなく子供と一緒に観れる内容です。
そしてハッピーエンドで終わりますので、終わった後は気分良くエンディングロールを観ることができるでしょう。
雰囲気としてはジム・キャリーの映画に近いかも。
そして後半のクライマックスでは、クリスマスの歌を出演者が歌うのですが、エミリア・クラーク主演の「ラスト・クリスマス」になんか近い雰囲気を感じます。
この映画で個人的に興味深いのはキャスティング、です。
主人公バディはウィル・フェレル。残念ながら私はこの役者さんはまだ知りませんでした。コメディー役者で、ジム・キャリーとちょっと雰囲気似ています(^^)
バディの恋人ジョヴィーにズーイー・デシャネル。この人どこかで観たな、と思ったらジム・キャリー主演「イエスマン」でジム・キャリー演じるカールにジョギングを教えるインストラクター、アリソン役で出ていました。
エミリア・クラークも歌は上手でしたが、ズーイー・デシャネルも上手ですね。Wikipedia観たら「女優・歌手」とあったので歌も歌っていたんですね。
ニューヨークに住むバディの実の父親ウォルターは、ジェームズ・カーン。映画「ゴッドファーザー」で短気な長男ソニーを演じていたあの役者です。
実はジェームズ・カーンが先日7月6日に82歳で亡くなった、という報道をみて、カーンの作品を観てみたくてこの映画を選びました。
カーンはゴッドファーザーのソニーのキャラクターのイメージが強かったせいか、あまり他の作品に恵まれなかったようで、代表作としてミザリーをあげる投稿をいくつかみかけたのですが、ホラー系だったので観る気がもてず、探してみたらこの映画を見つけたという次第(^^)
この作品でも怒るシーンが何度もあり、ちょっとソニーを彷彿させる気がしましたが(^^)晩年は性格俳優として活躍していた、とWikipediaに記載されていました(^^)
ウォルターの妻エミリーはメアリー・スティーンバージェン。この人も観たことあったなぁ、と調べてみたら、あのバック・トゥ・ザ・フューチャーIIIでドグの恋人になるクララ役で出演していました。
それからバディの育ての親パパエルフを演じたのがボブ・ニューハート。私の好きなドラマ「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」のシーズン6から、主人公の1人シェルドンが子供の頃に憧れていた「プロトン教授」役で出演していました。あのとぼけた感じがこの映画でもいい味を出しています。
そして驚いたのが監督、ジョン・ファブローです!アイアンマン、シェフ三ツ星フードトラック始めましたの監督で有名です。実はジョン・ファブローはこの「エルフ」の成功をきっかけに腕が認められてアイアンマンの監督の話がきたようです。本作品でも医師役で出演しています。
私にとってはなかなか豪華なキャスティングの映画でした。