読書というわけではないですが、母から「これ読んでおきなさい」と渡された本。
きっかけは父の状態。父は比較的若い年代(たしか40代)で痛風を発症し(主治医がいうように体質・遺伝の要素ありそう)、尿酸値を下げるための薬を長く服用していました。
その影響かどうか定かではないですが父の腎臓はだいぶ弱っていて、検査のための造影剤を注入できず検査が出来ない状態です。
父がガンを発症して以来、自分の痛風発症もあり、父の状態は将来の私の状態を暗示していると思うようになり、自分も腎臓には気をつけなきゃと思っていたところ、母も気になって図書館で借りてきたそうです。
目次が細かい字でびっしり書かれていてなかなか見にくいのですが^^;;中身は文字も大きく間隔もあり、カラフルで見やすいので、1時間もあれば読めてしまいます。
この本で語っているポイントは私の解釈では以下の通り。
・対応は早ければ早いほどいい
・一度腎臓が壊れると復帰はしない→だから腎臓病は早期発見が大切。
・G1〜6のステージがあり、クレアチニン、eGFRという指標で状態を確認できる。
・ステージが進むと、塩分、タンパク質、カリウム、リンなどの摂取制限が始まる。
・予防という観点では「塩分」と「無機リン」のとりすぎに注意。
・血糖値の急上昇が毛細血管を破壊し腎臓へ悪影響を与える。
・「血圧、血糖値を下げる」「内臓脂肪を下げる」「酸化、糖化を防ぐ」「ステージが進んだ後」「腎機能低下を抑える」それぞれの食事の仕方
・適度な運動
本書でいくつかチェックシートがあり、それに照らし合わせると、幸いにも大きな改善を必要とする食生活ではなさそう、ということが確認できましたが、個人的な気づきとしては、「無機リン」の過剰摂取が悪影響を与えるということ。
この「無機リン」は食品添加物で「リン酸塩」として表示されているもので、廊下加速物質として近年問題視されているそうです。
他にも「PH調整剤」「かんすい」「結着剤」にも「無機リン」が多く含まれている可能性が高いそうです。
清涼飲料水、菓子パン、調理パン、カップ麺、肉加工品(ハム、ソーセージなど)、魚介加工品(かまぼこなど)に含まれていることが多いです。
水分はお茶やコーヒーなどが多いので清涼飲料水はあまり飲まず、菓子パンは含まれている糖分と脂肪分が恐ろしいのでほとんど食べなくなり、運動誘発性小麦アレルギーになっていらい、調理パンも食べる機会がぐっと減り、カップ麺は昔から嫌いだったので、このあたりは摂取量は心配するレベルではなかったです。
ハム、ソーセージは以前ハウスメイトと「食べすぎるのはよくないらしい」という話をして以来普段は食べないようになりました。
でもかまぼこは魚のタンパク質がとれる、と思って好んで食べていたのでちょっと控えるようにしよう。
以前ここで「タンパク質を先に食べてからの炭水化物」という食べ方をご紹介しました。
血糖値の急激な上昇を防ぐ食べ方としてこの点も紹介されていました。
これは我が意を得たり、でした(^^)
若いときはどんな食事でも気にならなかったですが、さすがに50代ともなるとそうもいきません。
アレルギーを引き起こす食品以外は、基本「摂取しちゃいけない」というものはないのですが、”過剰”摂取がボディーブローのように身体に影響を与えてくるようになります。
神経質になりすぎると、かえってストレスを生んでそれが自分の身体を傷めるという本末転倒なことがおこるので、”ほどほど”の感覚で「ちょっと気をつけよう」くらいの気持ちで長く継続できるのが、結果的に一番効果がありそうな気がします。
無理なく生活習慣にとけこませていきたいものです。