48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

融資どたばた

10期目に入った私の会社ですが、やっと万年赤字体質から脱却して黒字に転換しつつあります。いやはや^^;;

 

父のこともあって、いざという時に手元にある程度現金を確保しておきたい、と思っているのですが、私の資産はかなりを会社につぎ込んでいて簡単に回収ができない状態にあります。

 

財務的には、会社が私という個人から借金をしている、という状態で会社に現金がないと私に返済できません^^;;

 

やっと黒字化してきたので、会社に現金が残るようになり、そこから自分への返済を加速しています(笑)

 

とはいえ、完済までの道のりはまだまだ遠い。

 

では、行政で何か優遇がある借り入れ制度ってないかな、と調べてみたら、新宿区で中小企業向け制度融資があることを知りました。

 

私が運営している会社の本社は昨年から大田区から新宿区に移転していて、「区内に本拠をおいて運営が1年以上」という規定も満たしています。

 

外部からお金を借りる、ってやったことがなかったので、これも経験の一つ、と思って申込をしようと準備を始めました。

 

狙いは「小規模企業資金」で「運転・設備資金への充当目的」で上限750万円。

 

通常の金利が1.8%のところ、新宿区が1.2%負担してくれるので、こちらは0.6%ですみます。

 

例えば400万円借り入れて、6年間元利均等で返済すると

月々:56,575円

このうち利息は初月2,000円で以下毎月下がっていきます。

総利息支払額は73,395円で借入額の2%にも届きません。

 

そして信用保証料の半額を新宿区が補助してくれるという。

 

いや〜、これはいい制度だ(^^)

 

必要書類がいくつかあります。

・法人事業税の納税証明書:都税事務所で発行されるらしい。都税事務所にデビュー(^^)

・代表者の住民税の納税証明書:マイナンバーカードでコンビニでゲット!

・履歴事項全部証明書:法務局でゲット。これは慣れたもの(笑)

法人税確定申告書(別表すべて)と決算書のコピー:税理士から受け取った書類をせっせとコピー(^^)

・試算表のコピー:決算後6ヶ月過ぎている場合に必要らしい。今回該当なので、これまでの半年分を弥生会計に入力して印刷。

・制度融資紹介申込書

 

ということで、準備するのにもいろいろ手がかかりましたが、なんとか揃えて事務局のアポをとって、いざ事務所へ。

 

西新宿駅から歩いて5分。

 

新宿区文化観光産業部産業振興課のあるBIZ新宿(区立産業会館)へ。

 

そこで面談をするのですが、そこで認識できたのは、

・新宿区は審査をするのではなく、あくまでも金融機関へ紹介状を出すだけ

・実際に融資の可否を判断するのは金融機関

・この面談の目的は紹介状を作成するために必要な書類がそろっているかどうかを確認することと、金融機関へいくための準備ができているかを確認すること

 

私はてっきりここが審査かと思っていたので、勘違いしていたことにここで気づきました(^^)

 

面談で応対してくれた方は、おそらく区の職員ではなくご自身でも起業されていらっしゃる嘱託と思われるご年配の女性でした。

 

私自身がこういった手続きが初めてなので、手順や背景などを丁寧に説明してくれました。制度融資の立ち位置についても、この女性に教えていただきました^^;;

 

なので、ここに来る前に融資を期待する銀行の支店に挨拶に行く必要があるとアドバイスをもらいました。特に大手三行(青、緑、赤)はその手の手順にうるさい、とか。

 

私は大田区に法人口座を開設している大手銀行(緑色(笑))の支店にしたかったので、公開されているその支店の電話番号にかけると、自動音声によるナビゲーション。

 

でも法人の融資についてのナビゲートがなかったのでそのままオペレーターとつながり、事情説明。すると法人営業の窓口を案内され、そこへ電話。

 

ところが、その内容は法人営業ではないと言われ別の番号を案内される。

 

やむなく案内された番号へかけてみると、再び自動音声のナビゲーション(笑)

 

振り出しかい!とオペレーターにつなげてもらい、経緯を話しすると、「こちらで窓口を探して折返し連絡する」と。いい対応をしてもらって、機嫌がちょっと治る(笑)

 

一旦帰宅するため地下鉄に乗って移動している間にその折返し電話がかかってきた。

 

座っている席をたって人の少ないところに移動し電話をとる。

 

新しい電話番号を案内されたのですが、落ち着いてからにすることにして、ひとまず帰宅。

 

案内された電話番号にかけるとすぐにつながりました。どうも先程オペレーターに伝えた情報がすべて事前に伝わっていたようで、こちらの状況は把握済。

 

銀行からの融資という視点で話をきかせてもらいました。

 

結論からすると大手三行からは私の希望する条件で借りるのは無理そう。

 

ただその理由は私なりに納得がいったので、仕切り直しです。

 

債務超過の状況で、収益が上向きという見込みはあっても実績がないと弱いこと。

・借り入れの目的が直接事業にむかないと難しい(私の場合は未払金の精算が目的だから)

・運転資金は通常売上の2〜3ヶ月分を想定。(私の場合は約半年分くらいに相当)

 

なるほどね、貸す立場の人から直接話が聞けたのは私にとっては大きな一歩(^^)いまさらこんなこと、と言われるのは百も承知ですが、未経験だったからしかたないですよね(^^)

 

新宿区には申込の手続きを進める手間をかけさせたくなかったので電話で申請キャンセルの旨を連絡。提出した書類は戻してくれることになりました。

 

 

 

今期業績が回復した結果がでたところで、もう一度他の金融機関に相談してみようかな。今回の経験が何か活かされるかもしれないし。

 

来年年明けかな。。。