(画像:NHK「FRONTIERS」のホームページより引用)
日をおかずに、またテレビ番組ですみません^^;;
「天才脳」ときいて、自分には無縁と思ってしまうのは決して私だけではあるまい(笑)
番組の冒頭ではいろいろな天才が紹介されます。
円周率を22000桁暗証した世界記録保持者、一度見た光景を記憶して詳細に絵として描いてしまう子供。
決して努力だけでは到底追いつけない才能を発揮する人を「天才」と呼びますが、まさにこのような人たちも天才の1人。
「天才」というと誰を思い出すでしょう。
モーツァルト、ピカソ、ガウディのような芸術家や、アインシュタイン、ホーキングといった学者、最近では大谷翔平のような圧倒的なパフォーマンスを出すスポーツ選手、藤井聡太のような小学生時代からプロ棋士を圧倒していた棋士なども、相当するかもしれません。
この番組では、その「天才」は「なぜ天才なのか」という問いかけをしています。
これまでの研究で、「天才」と呼ばれる才能を発揮する人たちの多くに「自閉症」の症状が確認されることがわかっています。
自閉症の原因はまだ解明されていませんが、脳内のドーパミンD2/3受容体の減少がみられることがわかっており、脳の状態が関連している可能性が高そうです。
そして、「天才」と言われている人たちの脳内を見てみると、左側の脳より右側の脳の方が大きい傾向があることが紹介されていました。
さらに、「天才」は「先天的」とは限らないという事例も。
交通事故など、突然脳に衝撃を受けた人が回復したあとに、「世界がフラクタルに見える」とデザイナーになったり、「曲が浮かんでくるようになった」と作曲家になったという人たちが紹介されていました。
彼らも何がなんだかわからない、と。
ということは、天才は「生まれつき」だけではない?
番組では最近の研究についてこんな紹介がありました。
私たちの脳には人類進化の過程で備わった「天才的な能力を敢えて抑え込む仕組み」が存在する、という。
しかもそれは「言語能力」と密接に関係があるそうです。
人は「言語」能力を身につけることで高次元の社会を身に着けましたが、その言語能力が天才的な能力を抑え込んでしまっている、という構図。
突出した人を作らないことで、社会性を保つためだろうか。
社会を優先するように脳が変化していった、と想像できます。
まだまだ研究が続いている領域なので、これからいろいろなことが解明されていくでしょう(^^)
自分はそれほどの言語能力があるとはとても思えないけど、天才的な能力は感じないなぁ(笑)
それでも、もしかしたら天才的な能力がもしかしたら眠っているのか、と思うと、宝くじ感覚でなんか楽しい気分になります(能天気だな・・・)。
不思議と他の人よりできるような気がする、という行動や感覚があれば、もしかしたらそれがヒントになるかもしれませんね。