48歳からの挑戦

47歳で脱サラ、48歳で起業したおじさんの奮闘ぶりをご紹介しています

"史上初"への挑戦

大リーグでは大谷翔平が、史上初の50ホームラン&50盗塁、いわゆる「50/50(フィフティ、フィフティ)」達成目前で盛り上がっています。

 

今年打者に専念した大谷翔平の”史上初”は記録づくめですね。

・43ホームラン&43盗塁:この時点で史上初。

・アジア人初のホームラン王獲得:2023年。

・大リーグの通算ホームラン数219本:アジア人最高記録

・2桁勝利&2桁ホームラン:日本では2014年に史上初、大リーグではベーブ・ルース以来104年ぶりに2022年に達成

・満票MVP2回:大リーグのMVPに満票で2回当選したのは初めて(2021年、2023年)。

 

他にもいろいろあるけれど語り尽くせない^^;;

 

 

 

いろいろな世界で”史上初”が生まれていると思いますが、今回はちょっとマイナーな”史上初”に着目。

 

それは、将棋の女流棋士

 

以前NHK杯の一回戦で、西山女流三冠が一流プロの1人である木村一基九段に勝ってしまったことをここでご紹介しました。

 

www.almater.jp

 

この時、「今回の勝利で一般公式戦(女流ではなく四段以上のプロ棋士相手の棋戦)で12勝7敗で勝率0.637となり、次の棋戦で勝利すると13勝7敗、勝率0.650で、なんとプロ編入試験受験資格を得ることになります。」と言いましたが、後日西山女流三冠はプロ棋士に勝利して、見事棋士編入試験を受験できることになりました!

 

将棋のプロ棋士の壁は一般的にもかなり高いことで知られています。

 

プロの登竜門である奨励会に入会し、三段まで昇格して三段リーグで半年戦いトップ2に入らないとプロになれません。

 

まず奨励会に入るにはプロ棋士に弟子入りして、プロ棋士からの推薦が必要で、その上で入会試験に合格する必要があります。

 

年齢によりますが5級クラスから、4級、3級、2級、1級、初段。二段、三段とあがっていかなくてはならないのですが、原則26歳までにプロになれないと強制的に退会させられてしまいます。

 

そして、これまで女性も何人か挑戦してきたのですが、1人も上がった人がいませんでした。

 

プロになるための道は、年齢をすぎても顕著な成績を上げた人にはチャンスを上げよう、と、ある条件を満たせば棋士編入試験を受けてプロになれるという制度が2014年に制度化されました。

 

プロ棋士の中で最もキャリアが短い5人が”試験対局”をして、3勝すれば合格です。

 

その条件を西山女流三冠が7月4日の第18回朝日杯一次予選に勝利し、見事にクリアしました。女流棋士2人目の快挙です。

 

初めてクリアした福間女流五冠は、棋士編入試験を受験しましたが、残念ながら3連敗で不合格となってしまいました。

 

福間女流五冠はこの敗戦の後「もう挑戦することはないと思う」という談話を残していることから、女流棋士として活動していく道を選んだ模様です。

 

今の女流棋士は福間女流五冠と西山女流三冠で女流タイトルを分け合って”2強”時代が数年続いています。

 

今のレベルだと挑戦できそうなのは、後は西山女流三冠クラスというのが正直な印象だっただけに、この挑戦権獲得は嬉しかったです(^^)

 

そして、その第1局が9月10日に行われました。

 

そして結果は・・・

 

見事に勝利!

www3.nhk.or.jp

 

棋譜をみましたが、中盤結構おされていたんですが、見事に逆転していました。

 

第2局は10月2日に決定されたとのこと。

 

 

 

”史上初”の女性棋士誕生なるか。。。

 

最近藤井七冠は相変わらずの強さ爆発で、ますます敵わなくなってきて、オシの羽生九段はここ2ヶ月くらい連敗で調子を落としており、どうも将棋熱がじゃっかん下がりつつあったのですが、西山女流三冠の編入試験はこの秋の楽しみの一つです。

 

ちなみに、9月15日放送のNHK杯は、なんと藤井七冠と西山女流三冠の対戦でした。

 

終盤直前までAIの評価値は五分五分で解説者もびっくりしていました(^^)

 

先日の夕食。ひさしぶりにがっつり健康食(^^)

 

丸干しいわしは頭からがっつり食べてしまいます。