福井ぶらり旅の第2弾は、恐竜博物館。
昨年も訪問したのですが時間が足りず、しっかり見ることができませんでした。
今回はMさんの奥さんが前日に合流。その奥さんが恐竜大好き(^^)
私自身「今度来た時はもっと時間かけてじっくり見たい」と思っていたところだったので、「じゃあもう1度行こう」ということに。
今回はほぼ丸一日使えるので、オプションで「化石研究体験」も申し込みました。
当日の朝タクシーでホテルから福井駅へ移動。
荷物をロッカーに。駅近くにある観光案内所にロッカーがありますが、数が少なくてすぐに一杯になってしまい、なおかつ硬貨が必要です。
観光案内所を抜けてCURFに入って奥に行くとコインロッカーのスペースがあります。ここは数が多くてしかもSUICAが利用できるので、鍵をもたずにすみます。
8:05福井駅発のえちぜん鐵道勝山永平寺線に乗車。終点勝山に向かいます。
勝山駅からバスで博物館に向かいます。えちぜん鐵道で鉄道とバスをあわせたフリーきっぷ(バスは勝山ー博物館の往復のみ)が1,700円で販売されています。
鉄道は片道820円、バスは片道300円なので往復で2,240円ですからお得です(^^)
勝山駅で博物館直行のバスに乗ります。乗り換え時間はわずか4分なので、ほとんど待たずに乗れます。
一年ぶりに到着です!
展示物は見ごたえあって圧巻です。当日館内に入ってアプリをスマホにインストールして、各ブースの音声ガイドを聴くことができます。
なので、スマホに接続できるヘッドホンやイヤホンを一緒に持っていくと便利です。
音声ガイドのポイントは76箇所もあります。
朝食を食べていなかったので、早めに昼食。館内の3階にレストランがあります。ブッフェスタイルでチケットを購入し番号で呼ばれるスタイル。
最初に選んだのは、牛肉100%で100gのハンバーグを挟んだハンバーガー。ポテトがついていて、ドリンクをつけると1,700円。まあまあいい値段します^^;;
まずまず美味しかったのですが、量が少なくてお腹が満たされない(笑)ここ連日のどか食いで胃袋が拡がってしまったか(笑)
迷った挙げ句オムライスを追加(笑)オムライスの中に何かが隠れていて、化石発掘気分を味わえます(^^)
こちらはしっかり1人前の分量があり、結果的に食べすぎたことに(笑)はじめからこちらにすればよかった、と後悔するもすでに遅し・・・
12:50に化石研究体験が始まるので、3階のブースにちょっと早めに行ってチェックイン。
親子連れを中心に3人または4人x6組となるような組み合わせ。
というか、大人だけのグループは我々のみ(笑)
化石発掘体験は3部構成。第1部は、骨を組み合わせる体験。ここではティラノサウルスの頭骨を組み上げる体験をします。
制限時間内にパーツを枠にはめていくのですが、これが意外と難しい(^^)
なんとか時間内に組み立てられました(^^)
第2部は化石クリーニング体験。実際に石を削る体験をして、その後化石のレプリカが入ったサンプルを削ってその化石を掘り出します。
こんな感じ(^^)この前に石を削るのですが、結構硬いんですね。ドリルをずっと握っていると段々と握力が失われてくるんです^^;;
掘っている間はかなり集中するので、終わった後はなんかすっきりした気分です。
体験の第3弾は、CT解析。石にX線をあててその画像を取り込み、石の内部も3次元で見ることができます。
こんなふうに種類ごとに色分けもできます。どんな化石が含まれているかを資料を破壊することなく分析できる手法です。
ソフトがよくできていて、回転させたり拡大・縮小も操作がしやすいです。これも夢中になってみていたら、あっという間に時間がきてしまいました。
化石研究体験は全部で2時間ほどあるのですが、あっという間に終わってしまった感があります。
終わった後は館内見学を再開。
ルートの最後にティラノサウルスの大きな標本に出会えます。
恐竜は2億5,100万年に始まり、6,600万年前まで続く中生代に繁栄しました。
中生代は三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に分かれていて、特に白亜紀後半に多くの種類が登場したようです。
その6,600万年前に直径10kmくらいの大きな隕石が現在のメキシコのユカタン半島のあたりに落下し、それによる天候の変化で鳥類を除く恐竜が絶滅した、というのが現在の有力な仮説だそうです。
「鳥類を除く」と書きましたが、今我々が目にする鳥は、実は恐竜の生き残り(^^)
恐竜類から竜盤類と鳥盤類に分離し、その竜盤類が獣脚類と竜脚類に分離します。縦隔類はアロサウルスやティラノサウルスなどの肉食系が多く、竜脚類はブラキオサウルスなどの大型草食系が多いようです。
鳥類は、肉食系が多い獣脚類の一部が分離したものだそうです。
文字がない中、地層や化石から分析と想像を重ねることで当時の世界を表現しようという古生物学や地質学ってロマンを感じます(^^)
作業は地道なことが多いと思うのですが、段々とベールをめくっていく楽しさが、そんな苦労を苦労と感じさせないのかもしれません。
3時間以上かけて館内を閲覧してきましたが、それでも鑑賞レベルはまだまだ浅い。
ということで、
買っちゃいました(^^)全ての展示内容が掲載されているわけではないですが、一度に覚えられない系統図や名前などを何度も展示内容に沿って”復習”できるのが魅力。
また訪れたいです(^^)