先日もお伝えしたように、アメリカ合衆国のシカゴに出張するという、望外な機会をいただき、いよいよ出発間近となりました。
もう二度とないであろう海外出張の様子をこのブログでもご紹介していきたいと思います。
まず、そもそもなんでシカゴに行くんだ、というところから。
今回の出張目的は「学会に参加すること」です。
参加する学会は「RSNA」と呼ばれる学会。
Radiological Society of North America:北米放射線学会の略称です。
1915年に設立されたようで、毎年12月第1週くらいに展示会・講演会などを総括的に開催する大きなイベントをシカゴで開催しています。
放射線は、我々に馴染みが深いのが、X線とかCTスキャンなど、体の内部を投影する検査で使われている技術になります。
放射線にまつわる医療といっても、分野は多肢に渡ります。
・検査装置(放射線発生装置、受信装置、ベッドなど関連する装置など)
・分析装置(画像を分析するためのソフトウエアなど)
・検査技術
・分析技術
・検査にまつわる医療事務(カルテ、報告書などの作成)
・データ取り扱い技術(電子カルテなど)
・AI技術の取り込み
などなど。
今回の出張を進めてくれた上司の先生によると、放射線業界はいろいろと技術や思考が進んでいるそうで、世界の最先端の技術をみたり、直面している課題がどういうところにあるのか、などを学ぶにはいい機会とのことでした。
会場はMcCormick Placeというところで、シカゴ国際空港から地下鉄で乗り継いで1時間15分くらいのところにあります。
シカゴというとギャングのイメージが強いので、まず心配なのは安全面。何人もの友人に様子を教えてもらうべく、連絡をさせていただきました。
McCormick Placeのちょっと北側をシカゴ川が流れていて、その北側は比較的安全、南側は少々気をつけるといい、というのが一般的らしい。
我々が泊まるホテルや会場は川の南側ですが、たくさんホテルもあるし比較的安全な方らしいですね。
会場のMcCormick Placeより更に南下してチャイナタウンなどだと気をつける必要があるようです。
地下鉄は日中ならほぼ大丈夫とのこと。
ホテルの近くにCVSという全米2位の大手ドラッグストアが歩いて2〜3分のところにあるようなので、水や軽食などを調達することができるのはありがたい。
さて話は前後しましたが、10年以上ぶりの海外出張。ESTAも経験なかったくらいですから、初心者同様です。
一応海外出張が決まってからの手配の流れを簡単に。(社内手続きは省略します)
1 フライトとホテルの確保
何はともあれ現地に行って滞在する、という一番の基本をおさえるところから。
海外の場合は遅くなるほど値段が上がる傾向にあるので、できるだけ早く手配することがおすすめ。一般企業だと社内でチケット手配してもらえるところが多いと思いますが(私の前職もそう)、所属している国立病院では規定に基づいたフライトとホテルを一旦自分で立替える必要があるので、一時的に費用がかかります^^;;
2 RSNAの参加登録
往復の足と滞在先が決まれば、参加する学会に参加登録をします。
3 パスポートの確認
これやらかすことがあるので要注意。期限が切れている恐れが(笑)
4 事前準備
学会なのでどういう会場で、フロアごとにどんな展示があって、食事がどこでできるかなど、会場や展示会の中身の確認をします。
5 渡航登録
現在はESTAの登録がアメリカ合衆国だけですが、2025年1月からイギリスでもETA登録が義務化されます。
https://immigration-uk.jp/info/archives/616
6 持って行く物
国際線だと機内持込ができる・できない、預け入れ荷物でもっていける・いけない、があるので各航空会社の規定をよく確認しておく必要があります。
個人的に関心があった項目だけリストしておきます。
・リチウムイオン電池:「ワット時定格量」が携帯型電子機器は160Wh以下、予備電池は2個までで合計160Wh以下なら持込は大丈夫です。予備電池は預け入れはできません。電池容量にかかれている「◯V、▢mAh」という数字があったら、「◯ x ▢ ÷ 1,000」で計算できます。
・入浴剤:基本OK
・梅干し:液体扱いとされ50ml以上になるので基本持込は不可。乾燥した梅干しなら大丈夫
・使い捨てカイロ:OK。
・液体:50ml以下なら持込OK。
こちらはご参考まで
https://www.mlit.go.jp/common/001425421.pdf
私は個人的に
・マッサージ用ボールと足踏み
・お茶のティーパックとドリップコーヒー
・自分用のマグカップとコースター
・せんべいや乾き物のツマミ
・使い捨ての箸
・ホテルの部屋で使う携帯用スリッパ(機内用に使い捨てスリッパも持っていきます)
・寝間着(ホテルの部屋で使う部屋着も兼ねる)
・睡眠3点セット(ネックピロー、耳栓、アイマスク)+ノイズキャンセリング付きのヘッドホン:これらは寝るために少しでも快適にするためのグッズ。
・折り紙:ホテルでチップを置くときに一緒に折った折り紙をおいておこうかと
を余計なものとして持っていきます(^^)
キャリーケースは機内持ち込みができるサイズ。最初はビジネス用カバンで行こうかと思ったのですが、容量や移動時の負荷を考えていつものリュックで行くことにしました。
機内で使用するパソコン、睡眠3点セット、ヘッドホン、本などはこちらリュックに入れていきます。
今回は同僚も一緒なので、さみしい思いをしないで済みそうなのも心強い(^^)
いよいよです。